Rengoku eroica - Part 1
吉田喜重監督
「煉獄エロイカ」パート1↥
人は、自分では理解できないものに出会うと恐怖を感じる。
人間でもそうだし、
それがただの映画であっても自分の想像の
はるか上を行っているものを観ると
「怖い」もしくは「つまんない」
となって拒否をする。
そういう映画を吉田喜重さんは作っていた。
最近はほとんど映画の製作の話しを聞かない。
最も最近のでは「鏡の女たち」という映画
原爆の被害者の話しを、また難解に作っておられました。
御無事でしょうか。
ちなみに奥様は、吉田喜重監督作品でしょっちゅう主演をやっていた
岡田茉莉子さんです。
*「戒厳令」だけは違う女優さんでした。
↑二二六事件の首謀者とされた北一輝の映画を
また、前衛的に作っている。
「告白的女優論」でも、お綺麗でした。
岡田茉莉子さんもご無事でしょうか。
↑思想家として処刑された者の話し
しかしかなり前衛的。
※岡田茉莉子がやった役は伊藤野枝という日本の婦人解放運動家である。
平塚らいてうに憧れ「青鞜」で勤める。辻潤という思想家と結婚したが
大杉栄と出会い、夫を捨て大杉と暮らす。大杉も本妻がいながら次々と女と
付き合う。大杉は、それだけ魅力があったのだろう。
野枝と大杉が泊まっていた日陰茶屋という
旅館で事件が起こる。もうひとりの恋人が大杉を刺したのだ。
映画のその部分を、その女(当時新聞記者、訴えた時は議員)が観て
納得がいかずに
「上映するな」
という差し止めがあった。
そしてこの映画は、バージョン違いの物が作られた。
伊藤野枝は女性で思想家ゆえに大杉と共に処刑された人物なので
(その家の少年もまきぞえで一緒に惨殺される)のちに
ドラマ、舞台演劇のモデルにもなり、書籍でも遺された。
※ドラマは2022年に吉高由里子主演で放送されるのですね。
「風よあらしよ」というドラマ、大杉役は永山瑛太、辻潤は稲垣吾郎さん
今秋9月4日BSでやるそうです。
偶然今知ったのですが…びっくりしました。
そういえば、あまりにもインパクトのあるこの映画の題名
「エロス+虐殺」
に感化されて、私の私小説の題名に…
↡
「失わされた時を求めて 記憶+感覚」
「失わされた時を求めて 霧を払って見える事象+排反事象」
+をつけた事をお許しください。
人は自分が解らないものにすぐ恐怖を持つし、
少しでも難解で自分では解らないと、
「つまらない」と言うのですよね、、
しかし、NJUさんが吉田喜重監督が好きだとは、、
実は私も好きでDVDを持って居ますよ・・・。
しかも「エロス+虐殺」
に感化されて、私小説の題名に…
↡
「失わされた時を求めて 記憶+感覚」
「失わされた時を求めて 事象+排反事象」
と名付けたと。その私小説、読んで見たいです、、
処で、岡田茉莉子さんですが、、今から30年程前に
新宿西口の地下のタクシー乗り場に居たら、
泊まったタクシーから、彼女の友達と降りて来て、
吃驚しました。。。何せ映画の侭でしたから・・・。
それと、226事件の首謀者「北一輝」の実家が、
私の実家の近所にあって、子供の時から「あそこの
家が「北一輝」の実家だと聞かされて居ました.....。
何か、「告白的女優論」もCS放送で放映した
ものを、確か、DVDに焼いて持って居たはずだけ
ども、DVDラックのどこに入って居るのだろうか、
今度探して久々観て見たくなりました、、
それでは、また来ますね、、、、♪( ´▽`)
えぇ~岡田茉莉子さんを目撃なされたのですか…
大女優の気品があったでしょう…
しかも、北一輝の実家が近かったって、凄いですね。
kiyasumeさんが子供の頃は
確か、北一輝首謀者説のままだったのですよね?
今は冤罪だったという証明がされております。
吉田喜重監督が「戒厳令」を撮った時も多分
首謀者説の時だったのに映画では、はっきりとは描かれていませんでしたよね…
強烈な映画だったのですが…
ところで今調べたら、今年9月4日からBSで野枝の自伝ドラマが始まるそうです。
吉高さんが野枝役です。
私、「エロス+虐殺」で辻潤さんが何故か心に残り、何年か経って辻潤さんの本を藤沢等辺りの老舗古本屋で見つけ立ち読みしたんですよ。
高いので買わなかったけど。
そして辻潤さんの文をいくつか読んで、彼の生き方が一番良いと私は思いました。
今回のドラマ「風よあらしよ」辻潤役、稲垣吾郎さんですよ。
「ばるぼら」に次いで良い役です🤗
私の私小説?Noteにマガジンであるんですけど…
刺激的なので…無理に読まなくても良いですよ💦
それでは、コメントありがとうございます
♪(´▽`)
調べて居たら・・・・。
音楽が、あの梶浦由紀なんですよね、、
彼女の作る曲は凄く好きなんですよ。
「花守の丘」
https://www.youtube.com/watch?v=5Hb4kHVpsP8
それも、楽しみに成りました。
辻潤は、ダダイスムに傾倒して、、
しかし最後は野垂れ死だったんですよね。
アパートで餓死したそうですね・・・・。
ドラマで、そこまで描くかな・・・・・・。
それでは、また、、、、( ◠‿◠ )
今日私は「エロス+虐殺」ロングバージョンを観ていました。そして、あれっと思いました。
野枝はずっと辻潤を愛していたのかなと。
野枝を最初に理解したのは辻潤で、正式な夫は辻潤です。
一方大杉栄は、革命とフリーラブの人間なので
大杉に対する野枝の気持ちは、同志なんだろうなと。
そして市子は、最も大杉を愛していたので
愛のために何でもしてしまう。
恋愛至上主義の女。
市子のモデルの人は、そういう映画での自分に
納得がいかずに、吉田喜重監督を訴えたのかなぁと
思いました。
しかし恋愛におぼれているんだとしても、そんなに
酷くは描かれてはいずにむしろ愛に忠実。
しかし大杉は
「昨日野枝を抱いたよ」
とかいちいち市子に報告したり
「市子と付き合っている。しかし今は
会っているお前が好きだ」
と本妻に言う大杉のやり方が、何で?みたいな
女にとってキツイよ😅
と思ってしまいました。
あくまでも吉田喜重監督解釈の大杉なのですが。
辻潤は…まぁ漂流のはてに死ぬんだろうなと思っていたので…そうでしょうね。
思想家は理想が高いのでだいたいは非業の死です。
ドラマ、楽しみですよね…
それでは、コメントありがとうございました
♪(´▽`)