2011年 3月11日
子供からお年寄りまで
あっという間に波に持っていかれた。
真面目に暮らしていた者
労働していた者
寝ていた者
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その日、私はいつものように仕事をしていました。
大きな揺れが続いたものの
私の周りで建物の崩壊は無かったので
その自然の破壊力を、ラジオやテレビで知って凍りついた。
その地方に知り合いが一人いた。
阪神・淡路大震災(死者・行方不明者6437人)が起こった時に
私はある絵を描く団体に入会したのだ。
その団体の代表者は漫画家さんで、
阪神・淡路大震災の被災者に寄付をするためと
自分の絵で人々の心をなごませることが出来たら
という理由で絵の会を始めた人です。
展示会と集まりに私も何度か行きました。
そこで日本のあらゆる所から集まった、絵の好きな優しい人々と会いました。
その中で、私と友達になってくれた一人が宮城の人だったのです。
その後も何年も交流がありました。
私の作った個人誌を毎月買ってくれていた一人です。
今の私の絵柄とは全く違う漫画を描いていたのですが
----ま、その話しはこの辺にして。
テレビのニュースは、最もひどい所を何度も映すのですよね……
宮城が全て地獄のようになってしまったかと思い、
慌てて彼女に連絡をとったら、無事でした。
怪我も無く 住んでいるマンションも、少々欠けた位です。
との事でした。
けれど、私の知らない人々が大変な災害にあってしまった。
自然は時として恐ろしく、人間はいつ死ぬか分からない。
明日が当然あり、次の日もその次の日も変わらなくあるなんて
保障は無いんだ
と、強く心に刻んだ10年前でした。
*東日本大震災の死傷者約2万2000人だそうです。
昨日私も同時刻に黙祷致しました……。