双極性障害と診断され、精神薬を飲んで12年。断薬をして二ヶ月ちょっと。
先日弱音を吐かせていただきました。
あまりにも体が辛くて、心が折れそうになりました。
「薬を飲み続けても地獄。薬を止めても地獄。」
まさに、そんな心境でした。
ようするに、長年薬を飲んでいた人が、その一切の薬を止めると言う行為は、
相当な覚悟が必要だと言う事です。
よほどの理由と覚悟がなければ、
「やっぱり少しくらいは薬を飲んで生活しよう。」
に、収まってしまうのです。
だって、薬を完全に飲まなくした時の辛さより、薬を少し飲んでいた方が、遥かに「楽」だからです。
でも、それでもなお、頑張って断薬にこだわるかと言うと。
「薬を飲み続けたら一生地獄。薬を止めたらいつかは天国。」
そう、信じているからです。
わたしは、今まで薬に頼って依存してきた、意思の弱い人間だって、思ってたけど。
わたし結構意思が強いじゃん!って、今は思ってます。
そして、日々、精神状態がふらふらして不安定なわたしが、悩みながらも頑張ってこれるのは、
まわりにわたしの事を支えてくれる人たちがいるから。
それは、もともと側にいる人もいれば、
この断薬をきっかけに出会った人たちの支えもある。
「人間って、もともと強い人なんかいない」
って、わたし思ってます。
だから、今、弱くても良いんです。
強そうに見える人の事、羨ましいって思うけど、
そんな人たちだって、いろんな辛い経験したり、いろんな事に悩み、考えて生きてきたと思う。
そうやって、自分で悩み考えて来た人だけが、強くなれるんだと。
わたしは、そう思います。
「自分は弱い」んじゃなくて、薬を飲んで「何も考えられない自分」になってしまったから、
考えるのが辛いんです。
薬を止めたら、本当にいろんな事に悩み苦しみます。
でも、人って、それが当たり前なんです。
元気な人もそうやって生きているんです。
わたしもまだまだ不十分過ぎるけど、負けないで、頑張り抜きます。