福岡県にある「大刀洗平和記念館」にいってきました。
以前は旧駅舎を利用した個人が展示をされていた記念館でしたが、2009年に場所も移動して筑前町立大刀洗平和記念館に変わっていました。
以前の記念館は一度行ったことがあったのですが、新しくなってからは初めて。
展示物も旧記念館のときは97式戦闘機の実物が展示をされていましたが、今回は、「零戦32型」「震電」が加わって3機に増えていました。
「震電」は、機体の高さがあって、搭乗するときは大変だと感じました。
「零戦32型」は零戦のなかでも異端児のような存在で、両翼の先端が短くなって機体のシルエットが他の零戦と全くちがいます。
97式戦闘機も旧記念館の時から変わりなくいい状態を保っていました。この機体の車輪は、松本零士さんが寄贈されて装着されているそうです。
大刀洗は陸軍の飛行学校、飛行場があった場所なのになぜ2機の海軍機が?と思われる方もいると思います。
「震電」は映画「ゴジラ-1.0」で使用したレプリカの機体ですが、「震電」は九州飛行機で開発された飛行機ですし、「零戦32型」は「福岡航空宇宙協会」が所有していた機体で開館にあたって寄贈されたと書いてありました。それぞれ、九州繋がりで、この地に羽根を休める理由があったのですね。
展示物の中には、出撃前に家族にあてた手紙の展示もあり、知覧の祈念館の時と同様に涙を流し、あらためて今の平和と先人の方々に感謝するとともに、「これからもしっかりと生きていこう」と心に誓った次第です。
館内は、機体の撮影だけOKです。しかし動画はNGですので注意してください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます