ユニオンの募集が始まりましたので、例によって血統の字面だけざっと見ていきます。今年は募集馬が多くて、毎年のことですが一口馬主ブームの勢いを感じます。
0. シュガーハートの22
配合C・ポテンシャルC
レイデオロ×サクラバクシンオー×ジャッジアンジェルーチ。キタサンブラックの下。サンデーが1本も入らないパターンですが、母父サクラバクシンオーでスピード入れてて悪くはなさそう。母がちょっと高齢ですね。
1. アスカビレンの22
配合C・ポテンシャルC
ロードカナロア×ブラックタイド×スウェプトオーヴァーボード×ナシュワン。母がHighclere4×5持ち。カナロアにサンデーと欧州血統も入れててバランスは悪くないけど、母父や母母父がカナロアと相性良いイメージはないです。
2. パープルの22
配合D・ポテンシャルC
エピファネイア×ガリレオ×ダルシャーン。サドラーズウェルズ4×3×5。ガチガチの欧州血統にエピファネイア。エピファネイアにはもっとマイラーっぽい血がほしいです。祖母はG1馬でポテンシャルはありそう。
3. カーフムーンベイの22
配合B・ポテンシャルD
オルフェーヴル×エンパイアメーカー系Bodemeister×デヴィルズバッグ×ミスプロ。活躍馬を出している牝系ではないので母のポテンシャルがイマイチですが、配合は良いと思います。母父ボーディマイスターはマイナー種牡馬ですが、エンパイアメーカー×ストームキャット×エーピーインディでいかにもオルフェに合いそう。
4. フローラルパークの22
配合D・ポテンシャルD
モズアスコット×ヘニーヒューズ×アグネスタキオン×バブルウイングス。フランケル産駒、期待のモズアスコットの初年度産駒。本馬はヘネシー3×3、ミスワキ5×4×5、サドラー4×5と、モズアスコットの血の多くをクロスしています。個人的にはヘネシーもサドラーもクロスはしなくていいと思いますし、ちょっと違う血を入れたいところです。牝系に魅力はあるのですが、ちょっと活躍馬が出ていたのが遠いですね。
5. ミスホロスコープの22
配合C・ポテンシャルD
アメリカンファラオ×エーピーインディ系×イルーシヴクオリティ。配合は悪くないと思いますが、ちょっとポテンシャル不足ですかね。
6. スターリーウインドの22
配合C・ポテンシャルC
サートゥルナーリア×ゼンノロブロイ×Woodman×ウインドインハーヘア。いつどこで活躍馬が出てもおかしくないウインドインハーヘア系。母はミスプロ4×3、バックパサー5×4で米血色が強いです。母がノーザンダンサー薄めなのは良いですが、ロードカナロアはミスプロと相性良くないこともあり、配合的には普通かなと。
7. ベルフロレゾンの22
配合B・ポテンシャルD
ゴールドドリーム×クロフネ×フジキセキ。母は元シルク馬。フレンチデピュティ3×3が強烈ですが、ゴールドアリュールの配合の肝のNureyev 4×6があったり、個人的には結構好きな配合。ゴールドアリュール黄金配合×フジキセキ黄金配合のような配合です。
8. ジョリーアップの22
配合B・ポテンシャルC
ロジャーバローズ×バトルプラン×アフリート。祖母はコートアウトの半妹。母にはディープと相性が良い血が多く、かつバリバリの北米ダート血統なので、ちょっと緩い印象のある父を締めるかたちでうまく働けば面白いのではないでしょうか。
9. テンシンランマンの22
配合D・ポテンシャルD
シニスターミニスター×ハーツクライ×サクラユタカオー×ミルジョージ。母は元キャロット馬。ハーツクライはシアトルスルー系と相性良いのでその意味では悪くないですが、シニスターミニスターの母父としてはダート色が弱くてやや中途半端かなという印象は受けます。
10. キョウワセロトーレの22
配合B・ポテンシャルC
オルフェ×キンカメ×キングヘイロー×アサカフジ。父と母父の組み合わせは相性が良いとされていて、ウシュバテソーロ、ショウリュウイクゾ、タガノディアマンテなどが出ています。オルフェにはミスプロ系のスピード入れた方がいいので、母系も合ってると思います。