18/8/14 引退
「調整は順調で追い切りの動きもピリッとした反応ができるようになっていましたから、あとは1200mへの対応がどうかというところでした。1800mでも終いが甘くなっているこれまでのレース内容からすると1200mの方がいいのではないかと考えたのですが、終いはよく伸びてくれたものの追走に手間取っていましたね…。この馬なりに馬体もパンとしてきて徐々に成長を感じる状態にはなってきていたのですが、結果として良さを引き出してあげることができないままここまで来てしまいました。もっとやれることがあったのではないかと思うと残念ですし、申し訳ない気持ちで一杯です」(野中師)ダートで案外な結果となり、改めて芝で巻き返したいところでしたが、直線はよく伸びたものの前を捉えるには至りませんでした。厩舎サイドには、初戦の内容から距離を延ばしたり、ジリジリした脚になることを考慮してダートを試してもらったりと条件面の工夫も含め、この馬の良さを引き出すために手を尽くしていただきましたが、今回優先出走権を確保できず、すでに6戦を消化している本馬には限定未勝利戦への出走資格がありません。残された小倉開催の期間を考えると出走は厳しく、短期間で万全の状態に持って行けるかということも考慮し、野中賢二調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
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(公式情報はキャロットクラブ様より転載の許可を頂いております)
未勝利引退の季節がやってきました。新馬戦3着でこれはやれるかもと思ったのですが、なかなかひとつ勝つのが難しいですねえ。出遅れ癖がありましたが良い脚を持っていて、いかにもルーラーシップな牝馬でした。