with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第22話《F1コース散策していたらウロウロし過ぎちゃて!》

2023年02月07日 | 2009年バルセロナ・バレンシア

 

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そろそろ引き返して、

「さあF1のコースへ行ってみよう

あの港が見えてる方に海岸沿いを歩けばいいはずだよね。

「広くて広くて遠いなあ・・・」

あまりの景色の美しさに時の経つのも忘れて歩いちゃったんだもの。

来た時と同じ距離を戻るしかないよね


遠くに見えている港。歩いても歩いても中々辿りつけません。

途中、観光客相手らしいレストランもあるよ。

「お腹が空いたなあ

でも、最近は観光客相手のお店だと冷凍のパエリアも多いらしい。

「冷凍なんてダメです」食事は諦めて港を目指します。


「お~っ

テレビでも見覚えのあるF1のコース



またまた夢中でパチリパチリ 写真に夢中

サッカーだけじゃなくてモータースポーツも大好きな私です。

「感激

特にMoto GPはとても好き。

モータースポーツ好きなスペイン人です。

バルセロナのナチャとはサッカー以外にMoto GPのお話でも会話が弾みました。

1シーズンにスペイン国内だけで3ヶ所もレースが開催されるんですよ

日本はF1もMoto GPも1ヶ所だけですよね。


気がつくと

「お腹が空いたよ~

「そういえばまだ本場バレンシアのパエリアを食べてないで~す。」

シティセンターへ戻らなくちゃ

地図を確認すると港の近くに地下鉄の駅があるよ。

ここから地下鉄でシティセンターに戻ればいいよね。

地下鉄ならもう経験済み。

「な~んだ、簡単


「地下鉄の駅ってこの辺りなんだけどなあ・・・」

通りでお仕事してる男性がいます。「尋ねてみよう

いつもの様に地図を指して「ポルファボール」

これでOKだったはずなのに・・・何だかダメらしい・・・

だって首を横に振ってるもの


地図でシティセンターを指してみました。

そうしたら私が歩いて来たバス停のある方を指してるよ。

「まさか 『あそこに戻れ』じゃないよね」

目の前には別のバス亭があるよ。「ここのことかも」

私も指して「オートバス」って確認。

彼はこんどは頷いてる。

「グラシアス!」って道路を渡ってバス亭の方へ・・・


「ええっ

前から来た別の男性が怒鳴るような声でさっきの男性にまくし立ててる~

「何なの~」

2人は私を真ん中にしたまま、話し合いを続けてる。

「何なのよ~


暫くするとやっと結論が出たみたい。

さっきの男性がもう一度遠く私が歩いてきた方を指して何か言ってる。

数字みだいだけど「分らない~

そんな私の表情を察して携帯電話を取り出したよ

そして彼が携帯電話のディスプレイを利用して見せてくれたのは「32」

「32

海岸に来る時に乗ったバスの番号です。ってことは・・・

「戻るしかない トホホ」

「グラシアス

ちょっとがっかり。だけど、優しい2人の男性に心から感謝です。

後でなっちゃんに話したところ、港からの地下鉄は地図では簡単そうだけれど、

地上に出て、別の車両に乗り換える必要があるので難しいらしいです。

思い通りにいかないことも旅の思い出ですよね

32番を伝えるためにあんなに苦労してくれた2人にもう一度「グラシアス

 

 

 

 

続く

 



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