with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第25話《さあ、バレンシアCFの練習場へ》

2023年02月09日 | 2009年バルセロナ・バレンシア

 

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予定通り夕方からは練習場へ向かいます。いよいよもう一つの楽しみだよ

ちょっと市街からは離れた山の方らしいね。

そんな時、スペインではタクシーが便利 タクシー代はリーズナブルだし

サイトで紹介されてた地図や住所も印刷してきてますよ

あとはドライバーに見せて「ポルファボール」


車はどんどんどんどん山の方へ。高速らしい道をもうかなり走ってるよ。

何だかすご~く田舎の方へ来ちゃった~

なっちゃんが仕事が終わったら合流してくれるらしいから安心だけど・・・

言葉の分らない私がこんな山の奥みたいな場所に一人で訪ねるなんて

なっちゃんがいなかったらちょっぴり不安だよね。


そして、やっと到着

と言っても何も見えない駐車場・・・

「どこにあるの」「駐車場の奥の方に見えてるのがそうなの

不安そうな私にドライバーさんがクラブハウスの見える奥の方まで連れて行ってくれました。

何も言葉が通じてないんですよ

と言うか、何も話せません 私の雰囲気だけで理解してくれたんです


「運転手さん、グラシアス

タクシーを降りてクラブハウスの前を通り過ぎて、先に見えてるグランドへ・・・

「自由だ・・・」「ノーチェック」

「入っちゃっていいの

チェックもなしに誰でも入れるんです。

メルウッドは壁に覆われてて、穴から中を覗いたりするしかなかったけれど、スペインでは本当にオープンなんだ~

「ネットで調べた通りだね


サッカー用グランドがたくさんあるよ みんな練習してるよ

見学用の椅子だっても用意されてる~

「ビジャはどこ ホアキンはどこ

「あっ あの走ってる選手かなあ

「お~ あのドリブルしてる選手って


「分らないよ~ 暗くて見えないよ~

それに見学者の方も殆どいない・・・

確かメスタージャを訪ねた時にもファンらしい人がいなかったし・・・

オフィシャルショップも閑散としてたし・・・


数少ない見学してる人達って、選手と知り合いみたい。

選手と話したりしてる・・・

それに今は12月 流石のバレンシアも夜は寒い

探しても探してもビジャやホアキン、マタやバネガの姿は見つからないし、

身体も冷えてきて辛くなってきた


やっと20時頃、なっちゃんもお仕事が終わって合流

「ビジャもホアキンもいないよ~

なっちゃんがクラブハウスの受付で尋ねてくれました。

「頼りになる~ なっちゃん


「えっ ファーストチームの練習は朝だった

試合後、通常は夕方の練習だけど、

今回はいつも通り朝のトレーニングだったらしい。

「私が見てたのはユースの選手達

すると受付のおばさまが親切に明日の朝のトレーニング時間を教えてくれました。

「明日はまた朝のトレーニング


「ビジャやシルバ、ホアキンに会いたくて日本から来たのよ」ってなっちゃんは相変わらず頼もしい。

「練習開始の15分前に駐車場にいたら、ビジャやホアキンが来るよ

「何て親切なの」「『あのビジャ』に会いたいって言ってるんだよ

このフレンドリーな対応には驚き バレンシアCF、ステキなクラブですね


「明日の朝、一人で来たらビジャに会える・・・ホアキンに会える・・・」

でも、明日は帰国する日

なっちゃんはもちろんお仕事だから往復共一人だし、

こんなに市街から遠くて、辺りに何もなくて、帰りのタクシーも拾えないところに一人

そして空港へ行かなければならない日・・・

その行動はあまりにも不安です~

ショック

 

 

 

 

続く

 



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