メイちゃん、それは生殺しだと思うのよ?
(その3)は、剣人の留学にメイちゃん怒るの回(笑)で剣人寄りのお話です。
メイちゃんが理人様の入院に着いていた間に留学への準備や送別会の準備は着々進み、もう明日留学するという日に剣人の留学を知ってしまったメイちゃん、大激怒。
剣人に喧嘩を売るも「何でお前に言わなきゃいけないんだよ」と言われて言い返せず逆切れ。
これは不二子ちゃんの言う通り「複雑な女心って奴」なんだとは思いますが。
やっぱ、剣人にとっては生殺し状態なんじゃないかと思うんですよ。
拡大じゃなかったので時間が足りなくて描写されなかったんだと思うんですけど、メイちゃんが理人様の入院にずっと付き添ってた間、剣人はずっと辛い思いをしてたと思うんですよね。
ちょっと前に戻りますが、理人様がデュエロに勝って「メイ様との約束、果たしました」と言い、メイちゃんが理人様に抱きついたシーン。
後ろに見切れがちに映っている剣人の顔がこの世が終わりそうなくらい絶望的な強ばった表情なんです。
理人様側に立つとものすごくいいシーンですが、剣人側に立つと大ショックシーン。
ルチア様に襲われそうになったメイちゃんを剣人も救おうと走ったけれど間に合わず、剣人様が自分の命を賭けてメイちゃんを助け、そして、デュエロに勝ち、二人は抱擁。
それまでは、口では諦めないと言いつつ、でも、それは半分くらい「幼なじみの剣人が傷つくことを恐れるメイちゃんをいたわる」言葉で、半分は諦めてましたよね。でも、やっぱりすぐには全部は諦められないじゃないですか。
メイちゃんに嫌われたりしてる訳じゃなくて、自分の前でちゃんと笑顔でいてくれたので。
それが、あの決闘で理人様のメイちゃんへの思い、メイちゃんの理人様への思いが成就するのを目の当たりに見たんです。
本当にどうしようもないくらい絶望の淵に落とされたんじゃないでしょうか?
これは諦めるしかないんだと思い切ったと思うんです。
メイちゃんが理人様につきっきりの間に自分の心にずっとメイを忘れようって言い聞かせて新しいSランク執事になるという道を選んでそちらに向かおうとしてました。
そこへですよ。
あのメイちゃんの「自分から離れるな」と言わんばかりの態度。
メイちゃんが怒って立ち去った後の剣人の表情の複雑になっちゃうのは当然です。
剣人風に言うと「俺にどうしろって言うんだよ!」って感じですよね。
理人様は怒るメイちゃんに対しても複雑な思いにかられる剣人に対しても心を痛めてましたね。
「剣人は考えた上で答えを出したんだと思います」とフォローを忘れないのはさすが、お兄ちゃんですよね。
せっかくみんなが剣人を楽しませようとしている送別会なのに、人の目から離れると浮かない顔の剣人。
そこにもお兄ちゃん登場。お兄ちゃんらしく外に連れ出して剣人とさしで会話。
そんな理人様に
「あんたら見てたら執事も悪くねぇなとおもっちまったんだよ」
と言います。
これまた複雑な言葉ですね。
それは理人様とメイちゃんの仲を認める言葉ですもんね。
その剣人の辛さを理人様はわかっているから、更に熱く激励します。
「お前の方が才能がある。メイ様のことも、俺のこともお前が救ってくれたんだ」
そう言われてそんなに嬉しそうじゃない剣人の表情に理人様に「自分より才能がある」って言われても複雑ですよね。
理人様より才能があったとしても、もうどうしても勝ちとれないモノがあるから。
それが剣人の言葉に表れてました。
「兄貴って不器用だよな。そのくせ美味しいところは持って行くしよ」
ほんとだよね、剣人。
ムカツクって言っていいよ。初期の頃よく言ってたよね。ムカツクって。
そのたびに頷いてました。
けれども、理人様は理人様でそんな剣人に嫉妬。
「メイ様はお前にしか見せない顔を持ってる。
遠慮無く自分をさらけだせる。
お前は特別な存在なんだろうな」
そんな嫉妬をする理人様がかわいい……。
理人様の気持ちを感じ取った剣人はしっかり言い返します。
「幼なじみだからだろ。
そんなところまで兄貴に負けてたまっかよ。
俺、諦めてねーかんな」
理人にーちゃんに宣戦布告です。
メイちゃんの態度も後押ししたと思います。
「今は負けてっかもしんないけど、男としても執事としても兄貴を超えて、あいつのことを絶対振り向かせる気でいるからな。
だから、それまで、あいつを泣かしたら承知しねーぞ」
そんな風にまっすぐな剣人がかわいくて大好きです!!
剣人の恋心を思いやるにーちゃんは剣人の思いにしっかりと答えます。
「お前に言われなくてもそのつもりだ。
それにお前に負ける気もない」
メイちゃんを泣かさないときっぱり言うことが剣人を送る何よりの餞の言葉、負ける気はないって言うのは嫉妬ですよね? 理人様。
「目ぇ覚まさせんじゃなかった」と憎まれ口を聞く剣人を見つめる理人様の笑顔は明るい太陽の光に照らされて美しかったです。
いい兄弟関係ですね。
そして、メイちゃんの本郷家当主披露会当日。
緊張するメイちゃんに「心残りがあれば、特に」と水を向けます。
「私はメイ様の執事です。メイ様が望むことならば、どんなことでも叶えて差し上げます」
メイちゃんの叶えたいこととは。
続きはまた明日です。
明日でレビューはいい加減終わりにはなると思うんですが。
丸一日ありますし。
もうしばらくおつきあいくださいませ。
お披露目用の正装の理人様もかっこよかったですよね。
それで優しくいたわるように微笑まれる理人さは神々しいほどに美しかったです!!
(その3)は、剣人の留学にメイちゃん怒るの回(笑)で剣人寄りのお話です。
メイちゃんが理人様の入院に着いていた間に留学への準備や送別会の準備は着々進み、もう明日留学するという日に剣人の留学を知ってしまったメイちゃん、大激怒。
剣人に喧嘩を売るも「何でお前に言わなきゃいけないんだよ」と言われて言い返せず逆切れ。
これは不二子ちゃんの言う通り「複雑な女心って奴」なんだとは思いますが。
やっぱ、剣人にとっては生殺し状態なんじゃないかと思うんですよ。
拡大じゃなかったので時間が足りなくて描写されなかったんだと思うんですけど、メイちゃんが理人様の入院にずっと付き添ってた間、剣人はずっと辛い思いをしてたと思うんですよね。
ちょっと前に戻りますが、理人様がデュエロに勝って「メイ様との約束、果たしました」と言い、メイちゃんが理人様に抱きついたシーン。
後ろに見切れがちに映っている剣人の顔がこの世が終わりそうなくらい絶望的な強ばった表情なんです。
理人様側に立つとものすごくいいシーンですが、剣人側に立つと大ショックシーン。
ルチア様に襲われそうになったメイちゃんを剣人も救おうと走ったけれど間に合わず、剣人様が自分の命を賭けてメイちゃんを助け、そして、デュエロに勝ち、二人は抱擁。
それまでは、口では諦めないと言いつつ、でも、それは半分くらい「幼なじみの剣人が傷つくことを恐れるメイちゃんをいたわる」言葉で、半分は諦めてましたよね。でも、やっぱりすぐには全部は諦められないじゃないですか。
メイちゃんに嫌われたりしてる訳じゃなくて、自分の前でちゃんと笑顔でいてくれたので。
それが、あの決闘で理人様のメイちゃんへの思い、メイちゃんの理人様への思いが成就するのを目の当たりに見たんです。
本当にどうしようもないくらい絶望の淵に落とされたんじゃないでしょうか?
これは諦めるしかないんだと思い切ったと思うんです。
メイちゃんが理人様につきっきりの間に自分の心にずっとメイを忘れようって言い聞かせて新しいSランク執事になるという道を選んでそちらに向かおうとしてました。
そこへですよ。
あのメイちゃんの「自分から離れるな」と言わんばかりの態度。
メイちゃんが怒って立ち去った後の剣人の表情の複雑になっちゃうのは当然です。
剣人風に言うと「俺にどうしろって言うんだよ!」って感じですよね。
理人様は怒るメイちゃんに対しても複雑な思いにかられる剣人に対しても心を痛めてましたね。
「剣人は考えた上で答えを出したんだと思います」とフォローを忘れないのはさすが、お兄ちゃんですよね。
せっかくみんなが剣人を楽しませようとしている送別会なのに、人の目から離れると浮かない顔の剣人。
そこにもお兄ちゃん登場。お兄ちゃんらしく外に連れ出して剣人とさしで会話。
そんな理人様に
「あんたら見てたら執事も悪くねぇなとおもっちまったんだよ」
と言います。
これまた複雑な言葉ですね。
それは理人様とメイちゃんの仲を認める言葉ですもんね。
その剣人の辛さを理人様はわかっているから、更に熱く激励します。
「お前の方が才能がある。メイ様のことも、俺のこともお前が救ってくれたんだ」
そう言われてそんなに嬉しそうじゃない剣人の表情に理人様に「自分より才能がある」って言われても複雑ですよね。
理人様より才能があったとしても、もうどうしても勝ちとれないモノがあるから。
それが剣人の言葉に表れてました。
「兄貴って不器用だよな。そのくせ美味しいところは持って行くしよ」
ほんとだよね、剣人。
ムカツクって言っていいよ。初期の頃よく言ってたよね。ムカツクって。
そのたびに頷いてました。
けれども、理人様は理人様でそんな剣人に嫉妬。
「メイ様はお前にしか見せない顔を持ってる。
遠慮無く自分をさらけだせる。
お前は特別な存在なんだろうな」
そんな嫉妬をする理人様がかわいい……。
理人様の気持ちを感じ取った剣人はしっかり言い返します。
「幼なじみだからだろ。
そんなところまで兄貴に負けてたまっかよ。
俺、諦めてねーかんな」
理人にーちゃんに宣戦布告です。
メイちゃんの態度も後押ししたと思います。
「今は負けてっかもしんないけど、男としても執事としても兄貴を超えて、あいつのことを絶対振り向かせる気でいるからな。
だから、それまで、あいつを泣かしたら承知しねーぞ」
そんな風にまっすぐな剣人がかわいくて大好きです!!
剣人の恋心を思いやるにーちゃんは剣人の思いにしっかりと答えます。
「お前に言われなくてもそのつもりだ。
それにお前に負ける気もない」
メイちゃんを泣かさないときっぱり言うことが剣人を送る何よりの餞の言葉、負ける気はないって言うのは嫉妬ですよね? 理人様。
「目ぇ覚まさせんじゃなかった」と憎まれ口を聞く剣人を見つめる理人様の笑顔は明るい太陽の光に照らされて美しかったです。
いい兄弟関係ですね。
そして、メイちゃんの本郷家当主披露会当日。
緊張するメイちゃんに「心残りがあれば、特に」と水を向けます。
「私はメイ様の執事です。メイ様が望むことならば、どんなことでも叶えて差し上げます」
メイちゃんの叶えたいこととは。
続きはまた明日です。
明日でレビューはいい加減終わりにはなると思うんですが。
丸一日ありますし。
もうしばらくおつきあいくださいませ。
お披露目用の正装の理人様もかっこよかったですよね。
それで優しくいたわるように微笑まれる理人さは神々しいほどに美しかったです!!
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