隣家で元気に泣く 赤ちゃん の声が聞こえる。過疎の町に久しぶりの赤ちゃんの誕生だ。実は、遠くへお嫁に行った隣家の娘さんが出産のために、実家に帰って来ているのである。・・・1980年中頃からあまり泣かなくて、親の手をわずらわせない、一見、親にとって都合のよい子 サイレントベイビー が増えているという。赤ちゃんは泣くことによって、親と子の絆を育んでいるが、濡れても不快感を感じない良質の 紙おむつ の普及と歩調を合わせるように、泣かない子供が増えているという。 …知人に、とても変わった女性がいる。たとえ何が起ころうと、子供は夜8時にはお風呂に入り、9時には寝かしつけなければならない。子供のおむつ替えは1日4回…①朝起きた時②お昼③夕方④睡眠前 と決まっている。この子はかなり大きくなるまでおむつが取れなかった。小学校は 台北 の 日本人学校 に通っていたが、周囲に溶け込めず、6年生の時、母親は台湾人の夫を残したまま、 東京 の実家へ子供を連れ帰ってしまった。数年後、母親ともうまくいかなくなったこの子（Ｔ君）は、 上海 に進出していた父親のところに行った。上海で父は愛人と同居していた。傷ついた彼は父の兄姉たちのいる 台湾 に向かった。中国語のしゃべれないＴ君はここでも周囲に溶け込めず、仕方なく母のもとに帰った。しばらくたった去年の夏、彼は一人ぽっちでビルの4階から飛び降りた。親にあまり構ってもらえず、人間関係の築き方も知らず、たった1７年の短い命を自ら閉じてしまった。透き通るように色白で、モデルのように可愛かったＴ君はどんな気持で逝ってしまったのだろう？ 彼のことを思うと、今も胸が痛む。
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先日来、体の不調を訴える義父を連れて病院に行った。 ３か月前より急激に 貧血 が進行している。 かかりつけの医者に 精密検査 の必要があると言われただけで、がんの 宣告 を受けたような深刻な気持ちになってしまった義父は、 自暴自棄 に陥り、なんでも腹いっぱい食べて死んでやるというような発言を繰り返していた。
普段、 大言壮語 を繰り返す義父は何と気の小さいことかと思う。 血液検査、大小便の検査、腹部エコーをした。 今朝はいよいよ 内視鏡検査 だ。 義父は昨夜来よく眠れなかったようだ。 予約制だからゆっくり行けばよいのに、朝５時半から支度して待っている。 そんなに早く行っても病院は開いてないのに…。 病院についても落ち着かない。 頻繁にお手洗いに行こうとする。 待合室 にいると、検査中の患者のせき込む声やうめき声がもれ聞こえる。 身を固くして待っていた義父は、時間になると意を決して 検査室 へ入って行った。 ２０分ほどして出てきた義父は、以外と元気だった。 案外、楽に胃カメラを飲み込めたらしい。 担当医の説明では、胃と十二指腸に 潰瘍 があるが、良性のもので、心配はない、 薬の服用 で治るとのことだった。
重大な病気ではなくほっとした義父だったが、毎日の 晩酌 を控えるように言われたことは相当ショックだったようだ。
向日葵 （ひまわり）の語源は日廻り、つまり日を追って回る花という意味。向日葵はキク科の一年草。夏の季語。 花言葉は あなただけを見つめている・ あなたは素晴らしい など。 原産地 は北アメリカ。高さ2mくらいまで生長し、夏にかなり大きな黄色の花を咲かせる。大きな一つの花のように見えるが 頭状花序 と呼ばれ、多数の花が集まって一つの花の形を作っている。これは、キク科の植物に見られる特徴である。外輪に黄色い花びらをつけた花を 舌状花 、内側の花びらがない花を 筒状花 と区別して呼ぶ場合がある。原産地の北アメリカ大陸西部では、紀元前から インディアン の 食用作物 として重要な位置を占めていた。1510年、 スペイン人 がヒマワリの種を持ち帰り、 マドリード植物園 で栽培を開始した。17世紀に フランス 次に ロシア に伝わった。向日葵はロシアに到達してはじめて、その種子に大きな価値が認められた。 ロシア正教会 は四旬節の40日間及び復活節の間は非常に厳格な 断食 と食物品目の制限による斎（ものいみ）を実行していた（現在でもロシア正教会の多くの信徒が同様に斎を行う）。19世紀の初期にはほとんど全ての油脂食品が禁止食料のリストに記載があった。しかしヒマワリは教会の法学者に知られてなかったのか、そのリストにはなかったので、ロシア人たちは法と矛盾なく食用可能なヒマワリの種子を常食とした。19世紀半ばには民衆に普及し、ロシアが食用ヒマワリ生産の世界の先進国となった。日本には17世紀に伝来した。
桁違いの物価高・単位はミリオン（百万）
