心の栄養
欲しい衣類があっても、予算の関係からセールになるのを待つ。けれど、自分が欲しい物がいつまでも売れ残ってて、セール価格になっても売れなくて、投げ売り状態になってるのを見ると、誰もほしくないのか、それを身に着けているとどう思われちゃうんだろう、やだあれ買った人いるんだと思われるのかなと不安になる。それでも底値だと思った時にやっぱり欲しくて買ってしまう。
欲しかったものが手に入ってうれしい反面、大変に複雑な気分だ。
タンスの肥やしと言う言い方があるが、持っているだけでうれしいってこともある。買ってすぐに着て鏡を見て、
タンスの肥やしと言う言い方があるが、持っているだけでうれしいってこともある。買ってすぐに着て鏡を見て、
「うん、いいじゃない」
と自分で自分に酔う。
好きなものに囲まれているとほっとする。
だから、身につけないから無駄とは言い切れない。
買った時、自分の物になった時、見ているだけでうれしい。身に着けるチャンスがあまりないと思えたり、似合わないかもと思えたりしても、いつか着られるかもとか、いつか似合うようになるかも、やせて入るようになるかも、などとワクワクしただけで十分役割は果たしている。
カラッポのクローゼットは悲しい。
だから、収集癖はないけどフィギュアや骨董を集める人の気持ちはわかる。限度はあるけど。
いつか捨てるとわかってても、ストラップや置物など、かわいいものを買っちゃう、見ているだけで楽しい。
カラッポのクローゼットは悲しい。
だから、収集癖はないけどフィギュアや骨董を集める人の気持ちはわかる。限度はあるけど。
いつか捨てるとわかってても、ストラップや置物など、かわいいものを買っちゃう、見ているだけで楽しい。
それがささやかな贅沢で心の栄養でもある。
6月30日の産経新聞 朝晴れエッセーに掲載されました。
拝見していますが、「視点」がすごい。
と言うか、ユニークで。
楽しみにしています。
使わないから買わない。
それじゃあつまらない。
まあ、そんなに高額なものはかいませんけどね。
家内の買い物につき、長年の疑問が解けました。
女性の気持ちは、こういうものでしたか・・無頓着な私を、少しばかり反省いたしました。
自分以外の人の買い物ってたいていそうですよ。
なんでそれ買うの?ってことよくあります。