前のブログにも書きましたがこの時期に外岩で登る事は非常に大変です
県外の涼しい岩場ならともかく関東近辺の岩場はヌメりで登り辛い上に湿気と蒸し暑さで不快です
酷い時は二手ぐらいで汗で両手のチョークが飛んで何も無くなります。
こんな時には焦りとイラつきで、集中力が大きく乱れてしまいます。
何も考えないようにして集中力が最大になった時に自分は良く登れます
きっと潜在能力が発揮されやすくなるのでしょう
人間は意識的に使える能力はさほど無いようですので、この潜在的な力を
上手く発揮出来るようになったなら
幾つになっても向上して行く事が可能になるはずです
現に30代の頃よりも今の40代に成ってからの方が強くなってます
それはヨガを取り入れた事も大きな要因でもあります。
しかしこの何も考えない状態を作り自分をコントロールする事は凄く難しい事で
特に心を乱す原因が多いと集中する事は困難に成ってきます
マイナス面ばかり考えていたら駄目だし逆に自分に驕りがあっても駄目ですね。
この時期に外で登る事はフィジカルと言うか、メンタル的な集中力のトレーニングには良いと思ってやってます
何の道具も使わずに自分の体だけで登るいたってシンプルなこのスポーツは
シンプルゆえに奥が深く精神面が大きく肉体に作用しますね。
あの100Mを潜るフリーダイバーのジャックマイヨールでさえ
普段のトレーニングでは50メーターの潜水でも苦しそうに上がって来てしまう事があったそうです
やはり普段は普通の人間なんですね
ではなぜ倍の100Mの記録をなしえたかと考えると
彼曰く「私は瞑想によって自分がイルカに成ったと確信した時に潜り始める」と言ってます
それはイルカのように無邪気で余計な事を考えずに海と一体に成っている時なのでしょう
それによって彼の超人的な能力が引き出せるような気がします。
後はヨガ的に言うならば「自然の力を呼吸によって体内に吸収する事」なのかな
太陽の陽が無ければ植物が育たないし酸素も出来ない
呼吸をする事は太陽のエネルギーを体内に取り入れている事と一緒
人が呼吸するのは当たり前の事だけど、それを意識する事で自然の力が体内に吸収される気がします
「ゆっくりと深く」
ヨガのポーズは中々深まらないのですが、ヨガの呼吸の意味は少しずつ分かって来たつもりです。
40代これからも進化し続けて行きたい
今日はちょっと哲学的になってしまった・・(笑