回転寿司の日記

日常の身辺雑記を紹介

「韓日政経分離明確にして…民間会合増やし信頼から回復しなければ」

2019-04-10 15:22:56 | 朝鮮半島

 韓国、中央日報の記事に「韓日政経分離明確にして…民間会合増やし信頼から回復しなければ」とあるのを見つけた。

https://japanese.joins.com/article/102/252102.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|main|top_news

何か進展あるかと、記事を読んでみた。

現状認識として、

現在の韓日関係について、「国交樹立以降で最悪のようだ」

韓日関係は北朝鮮の核問題など北東アジア安定や2国間経済協力などさまざまな分野で協力を必要とする場合が多いが状況は正反対に進んでいる

相変わらず、ではその原因は何か?関係修復には何が必要か?そういった項目には記事には一切具体策が書かれていない。

この記事だけでなく、最近の韓国の新聞に日韓関係を憂慮する記事が掲載される頻度がもの凄く高くなってきた。ただ、いずれもでは韓国がどうしたらいいのかという解決策は皆無に等しい。ただ、○○であるべきだ!という論調ばかり。

そもそも、日韓関係の悪化は

①婦合意破棄、②徴用工訴訟、③レーダー照射問題、いずれも韓国から仕掛けてきた事案ばかりで、それが日韓関係を最悪の状態にしているのは誰の目にも明らかなわけですよね?この昨年から立て続けに出た3点の問題に関し、韓国はどうするのか?

曖昧だけど、この記事には以下のような関係修復の提言が書かれている。
関係改善のためには、外交界では政府間交流を1.0トラック、民間交流を2.0トラックとし、官民がともに参加するものを1.5トラックと呼ぶ。政界から始まった対立がこれ以上悪化しないよう企業、学界、元官僚らがともに乗り出すべきだ・・・というのは、どうもよく分からない。

韓国政府が前面に出る頻度が低くても、民間企業同士や学会交流が活発になれば、自然と日韓関係が良好になるということ

でも、徴用工の韓国内の裁判で日本企業に損害賠償(慰謝料?)を求める判決が出たわけで、日本の民間企業が不当に韓国から財産没収するぞと脅かされているのに、民間企業同士は日韓ともに仲良くしましょうという提案に日本は乗ってくるわけが無いと思うけど。

 

結局は、第3国が日韓関係の悪化を、調停斡旋してくれること、韓国にとってこの場合は米国が一番の期待の星なんだろうけど、まず無理でしょう。


韓国外交官は米国を教化しようとし、日本は自分たちにできることはないかと聞く

2019-03-27 22:22:54 | 朝鮮半島

ブログのタイトルは、先日の韓国「中央日報」の記事からそのまま借用。

その前に、韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長の日本に関する発言が再び物議を呼んでいる。

以下記事は2019年3月27日付朝日新聞より

天皇巡る発言、韓国議長が釈明 「真意伝わっていない」

https://www.asahi.com/articles/ASM3W3GB4M3WUHBI00S.html

韓国のハンギョレ新聞は27日、慰安婦問題に絡んで天皇陛下に謝罪を求めた文喜相(ムンヒサン)国会議長とのインタビューを掲載した。文氏は、天皇陛下が元慰安婦に直接謝罪すれば慰安婦問題は解決できるとした発言に日本側が反発していることについて「真意が伝わっていない」と釈明した。

 文氏は「発言の趣旨は『戦争犯罪や人倫に関する罪は時効がない。ドイツが敗戦国でも欧州の長なのは、全ての問題に謝罪し、現在も続けているからだ。心のこもった謝罪が最も重要だ。

まあ、この議長の発言の真意は「謝ってよ!でも絶対許さないからね」なんじゃないですかね?

どうもこの議長については、米国議会でも「困った人」という認識が広まっているようだ。

それが、タイトルの以下、中央日報の記事「韓国外交官は米国を教化しようとし、日本は自分たちにできることはないかと聞く」に載っている。

https://japanese.joins.com/article/617/251617.html

冒頭、記事では以下の記載がある。

先月、韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長と与野党代表がナンシー・ペロシ下院議長と会談した後、ワシントン外交界では微妙な波紋を呼んだ。

  北朝鮮の非核化意志に対する論争が起こったこの日の会談に対し、文議長と与党主要人物は「ペロシ議長は『(北朝鮮の非核化意志が確実だという)皆さんの希望通りになったらとても良いだろう』という言葉を使った。ペロシ議長が(韓国側の説得で)十分理解したと解釈できる」と話したためだ。

  米議会関係者は「その話を聞いた瞬間、われわれは皆、『oh my God(まさか)!』を叫んだ。『皆さんの希望通りになったらとても良いだろう』という言い回しは、まったく話が通じないときに話を打ち切る表現だということを知らないのだろうか。どうしたら確認もせずに、そのような天地ほどの違いの曲解をなんとも思わずにするのか」と問い返した。この関係者は「ペロシ議長も相当な不快感をあらわにして、『今後、韓国要人との面談の時に参考にせよ』という指示を与えた」とも伝えた。当時のハプニングは、韓米両国だけでなく第三国の外交官の間でもしばらく話題になった。


どうも、会談内容を米国側の発言を180度違う解釈で発言し、誤ったメッセージをマスコミ等に与えかねないと、米国側が不快感を表したみたいですね。

この中央日報の記事のメインの内容は、韓国と日本では米国に対する外交のアプローチが全く反対であると述べています。

韓国は「韓国の外交官は会うとすぐにわれわれを教化しようとする。それから何々してほしいとお願いする」

日本は「日本の外交官は会うと先に『私はあなたのために何ができるか』と聞く。助けようとしてくれる。だからこちらも『われわれのほうでは何を助られるだろうか』ということになる」

と、 米国務省のある関係者は、ワシントン内の韓日外交の違いを上記のように説明するとあります。


国と国との関係も、個人の人間関係と同じで、常に自分の要求のみを相手に訴えてはダメ、相手のことを思いやる。助けてもらったら、その恩を返すうことが国同士の付き合いでも非常に重要なんじゃないですかね?

どうも、最近の韓国、もしかしたら世界に全く友達いないんじゃないですかね?


直江津の平和記念公園に行ってきた

2018-11-14 23:29:01 | 朝鮮半島

休日に、直江津にある平和記念公園に行ってきました。太平洋戦争中、この場所には捕虜収容所がありました。
1942年(昭和17年)の12月10日、太平洋戦争中捕虜になったオーストラリア兵300名が収容されました。奥に見える白い建物は展示館です。


掲示板には。戦争の悲劇を再び繰り返さないように・・と書かれていますが、具体的には、戦後すでに73年も経っており、今ではここで何があったのか?何のことか分からない人も多いでしょうね。

直江津捕虜収容所、正式名称は東京捕虜収容所第4分所と石碑には書かれていますね。上記のとおり昭和17年12月よりここで、オーストラリア兵300名が捕虜生活を送った。

上坂冬子著「貝になった男 直江津捕虜収容所事件」には、オーストラリア公式戦史、および在郷軍人会誌に発表された記録を総合すると捕虜生活は、以下のような、あらましになると書かれています。

「ローバートソン中佐を捕虜隊長とする約300人のオーストラリア兵が直江津に着いたのは1942年(昭和17年)12月10日であった。シンガポールを11月29日に出発して長崎に12月8日に上陸し、長崎から汽車に52時間ゆられて直江津にたどり着いたのである。常夏の地から極寒の地に送り込まれた兵たちの苦しみは並大抵ではなかった。人工3万人余の直江津町(昭和29年より直江津市)には、主な企業として日本ステンレス(今の住友軽金属)、信越化学、日本曹達(ソーダ)の3つのほか、鉄道と港湾荷役の会社があり、捕虜は
これらの各所に別れて働くことになった。

2代目の所長は収容所に寝泊まりせず自宅から通っていたので夜間の管理が行き届かず、以後、捕虜は絶え間ない残虐を受けたのである。
打つ、蹴る、殴るは泰緬(タイメン)鉄道の例に匹敵し、食事は餓死すれすれの量で、赤十字の救援物資は盗まれたり、支給されなかったりの連続であった。1日12時間から18時間も働かされ、110日もの長い間、休日を与えられなかった者もある。

虐待と栄養失調と極寒という悪条件が重なって1年後には300人の仲間のうち、50人余り(終戦まで最終的には60人)が死亡した。隊長のローバートソン中佐が髄膜炎で死亡したのは、直江津に到着した翌年の3月である。収容所は木造2階建のバラックで、蚤と虱(しらみ)と南京虫の巣であった。

ステンレスの工場などは収容所から1マイル(約1.6キロ)離れていたが、通勤にはかけあしを命ぜられ、疲れて速度をゆるめると棒でめった打ちされた。極寒のころも衣料は充分に与えられず、食事は、量もさることながら蛋白質が皆無に等しかった。また、赤十字の救援物資の中に靴があったはずなのに、捕虜の中には裸足のものも少なくなかったのである。工場には通訳もおらず、命令が理解できずにいると殴られた。体の弱っている者には、軽作業につかせるため目印として赤札が支給されたが、赤札を付けているにもかかわらず溶鉱炉のそばで働かされて失神した者もいる。捕虜の仲間が助けなければ、彼は火の中に倒れたであろう。

種々の悪条件が重なって抵抗力のなくなった捕虜たちは風邪をひき易くなっていたが、38度の熱があっても休息は容易に許可されなかった。収容所内は、真冬には零下20度にもなったが火の気はなく、起き上がれない病人のために、ほんのわずかな暖房があるのみだった。仲間の1人が小さなミスをおかした時には、連帯責任と称して夜中まで食事抜きでグラウンドに立たされた。

ロバートソン中佐の死因は、弱った体で毎朝4マイルのマラソンを強制されたためだと思う。捕虜の中に弁護士がいて、日本側の待遇は国際違反だと指摘したところ、手ひどく殴られたあげく、自分が悪うございましたと始末書をとられた。何れにせよ、300人のオーストラリア軍捕虜のうち、60人もが直江津捕虜収容所で死亡した。理由は、申すまでもなく飢えと寒さと虐待にほかならない。

1988年(昭和63年)5月、死亡したオーストラリアの捕虜60人の合同慰霊祭が、日豪両国の有志により収容所跡地で営まれた。かつてここで捕虜生活を送った人も参列。全員が冥福を祈った後、平和と両国友好のシンボルとしてユーカリ3本が植えられた。・・上坂冬子著「貝になった男 直江津捕虜収容所事件」文庫本、あとがき、石川チエコ氏(元新潟日報学芸部長)の文章より

写真の橋は、捕虜収容所の近くにかかる古城橋。この捕虜収容所は、写真の保倉川と隣接する関川の合流地点で、日本海に注ぐ河口近くとなります。捕虜たちは、毎日この橋を渡り近くの日本ステンレスや信越化学に労働に出かけました。労働条件は、夏は午前7時から夕方5時まで。冬は午前7時半から午後4時半まで。いずれも2時間の休憩を含んでいる。

 

写真は1943年(昭和18年)12月クリスマス・イブでの記念撮影。ギターを持った捕虜もおりコンサートでもやったのか?ただ、この昭和18年から翌年の昭和19年の冬期間に捕虜の死が集中している。写真からは、そんな凄惨なことがあったとは感じられず、不思議な感じだ。写真には、後にBC級戦犯として、連合軍に訴えられ軍事裁判の結果、死刑になった人及び捕虜収容所の所長も映っている。・・写真は上坂冬子著「貝になった男」より


同じく上坂冬子著「貝になった男」より写真引用。当時の捕虜収容所の朝礼風景や、戦後の戦後の捕虜収容所跡地、捕虜のリー中尉が恋人に宛てた軍事郵便の写し。


戦後、直江津を訪れたリー中尉夫妻。リー中尉は、捕虜収容所内で軍事郵便を通じ恋人にプロポーズし、戦後オーストラリアに帰国し、めでたく結婚。リー中尉が、戦後再び、直江津を訪問するきっかけになったのは、彼が1978年(昭和53年)に直江津高校に本と手紙を送ったことから始まる。なぜ直江津高校か?というのは、必ず手紙の読める英語の教師がいることを狙い、それをきっかけに、直江津の近況を知りたかったようだ。

やがて、このリー中尉と直江津高校の交流は「新潟日報」の昭和55年2月6日付の上越版にトップ記事として載るようになり、世に知られるようになった。

地元に住む僕が、この直江津捕虜収容所のことは、この上坂冬子氏の著作を読んで初めて知りました。
両親とも、戦時中から直江津に住んいたけれど、このことは話してはくれませんでしたね。

上記のとおり、この捕虜収容所で60名もの捕虜が死んだことで、戦後戦勝国の連合軍はBC級戦犯の軍事裁判(横浜地方裁判所)を行い、この収容所で勤務していた軍人、軍属8名が起訴され、絞首刑となりました。

上坂冬子氏は、なぜ直江津に強い関心をもったのか?著作に以下のように書いています。

戦後、ここで働いていた日本人の中から8人もの人が戦争犯罪人として絞首刑に処された。国内の捕虜収容所としては、処刑された人の数が最も多い。いったい何があったというのだろう。さらにもうひとつ、8人の部下が絞首刑になったというのに収容所長は終身刑で、12年の獄中生活を送った後無事に家族のもとに戻っている。陸軍中尉だった所長はどんな人で、なぜ生き長らえることができたのか。

興味のある人は、この本を読んでみるのもいいでしょう。

僕の感想としては、捕虜収容所の跡地の写真でも分かるとおり、この狭い敷地に300名もの捕虜が収容され
しかも暖かい南方の地から、寒い冬の日本海の町で、ろくな暖房設備も無く、食料も乏しく、便所も汚物あふれる汲み取り式で環境は劣悪。病気にならないのがおかしい位の状況ですね。殴る蹴るといった虐待もあったけれど、劣悪な環境が死に至らしめたことが大きな要因だと思います。

所長はなぜ死刑にならなかったのか?前述のリー中尉は、上坂氏にこう証言しています。

日本人の部下から、「所長は何もしない人」と言われ、彼はいいとか悪いとか評価が下せないような、いわば音ない存在だったという説があるのだがと、上坂氏が質問すると

リー中尉は「あの時代、音のない存在であることが、どんなに強い意志を必要とするか。あなたは分かりませんか」と答えています。捕虜に対して命令も指揮もせず、もちろん制裁も加えぬという態度を押し通したばかりか、日本人部下にも褒章や激励を一切与えず、ただ定刻に出勤して定刻に帰るという生活だったようだ。

リー中尉はそれを「強い意志」と評価したようですね。国を挙げ、世挙げて打って一丸になっている時に、音も無くそこから外れている存在は、捕虜の側からすればどれほど救いであったことか。と上坂氏は書いています。したがって、リー中尉は「所長の命が助かったのは当然です」と答えています。

 

僕はなぜ、この捕虜収容所のことを、ブログに書こうと思ったか?現在、韓国と日本の間で、徴用工の賠償問題が紛争になっています。別に日本と韓国は第2次世界大戦中戦争をしたわけではないけれど、日本とオーストラリア、国と国との間で戦争というそれぞれの立場がぶつかり合う、極限の緊張状態の中で、日本人とオーストラリア兵が心と心が分かりあえる事例があった。反面、日韓関係においては、韓国人の主張は、どちらが上でどちらが下か、韓国を下と見た日本は許せないそれが基準で、全く分かりあえる要素が無いな、寂しい隣国だな。これが動機でしたね。

 

最後に、この直江津捕虜収容所のできごとは、映画にもなったのですね。知りませんでした。

 以下2015年4月上越タウンジャーナル記事より抜粋

 日本軍の捕虜となったアメリカ兵ルイス・ザンペリーニさん(2014年7月に97歳で死去)が、収容所での拷問と虐待に耐え、母国に生還を果たすというアンジェリーナ・ジョリー監督の映画『アンブロークン』が、2014年のクリスマスに全米で公開された。後半に日本での捕虜虐待の場面があり、新潟県上越市川原町にあった直江津捕虜収容所が重要な場面として描かれている。反日感情をあおるとして日本の一部から反発が出たためか、日本公開は未定だという。

記事本文はこちらより
https://www.joetsutj.com/articles/52121857

映画で描かれた直江津捕虜収容所(YouTubeの予告編より)

雪の中、収容所から工場に向かう捕虜(YouTubeの予告編より)

 

 

Unbroken Official Trailer #2 (2014) Angelina Jolie, Coen Brothers HD


韓国、徴用工問題

2018-11-02 14:55:36 | 朝鮮半島

10月30日以来、日本と韓国の間で、非常にギクシャクした問題が発生したので、以下にメモとして記録を残す。

以下ブログの文章は、黒字が外部サイトからの引用、が僕自身の考えを述べたものです。


新日鉄住金が敗訴、韓国で戦時中の徴用工裁判/日経ビジネスONLINEコラム 「早読み 深読み 朝鮮半島」:鈴置高史

https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/102600202/?ST=smart

上記サイトから、以下に一部抜粋

2018年10月30日、韓国の大法院(最高裁判所)は新日鉄住金に戦時中の韓国人徴用工4人に対する賠償金を支払うように言い渡した。国交正常化の際の基本的的な合意を覆すもので、日韓関係は「無法」状態に突入した。

韓国・最高裁は新日鉄住金に対し、元・徴用工に1人当たり1億ウォン(約900万円)を支払うよう命じた。

原告側弁護士は資産差し押さえに動くと見られるが、新日鉄住金の韓国内での試算では不足する可能性が高い、そこで日本などで差し押さえを提訴する模様だ。
この判決の及ぼす影響は極めて大きい。新日鉄住金以外にも三菱重工、不二越、横浜ゴムなどの日本企業を1000人近い元・徴用工が訴えている。それらの裁判でも日本企業が敗訴する可能性が高まった。

外交的な衝撃も計りしれない。この判決は1965年の国交正常化にあたり、日韓基本条約とともに結んだ日韓請求権協定を完全に踏みにじった。日本政府は今回の判決を国際司法裁判所(IJC)に提訴する方向だ。一方、韓国では正常化交渉が不平等な状況下で間違った交渉だったとの見方が増えており、これを機に日韓基本条約そのものを破棄せよとの声が出よう。

 

また、ジャーナリスト有本香氏は夕刊フジのコラムにて、以下の主張を展開

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/181102/soc1811020001-n1.html

東京五輪の翌年の1965(昭和40)年、わが国は、戦後にできた国、大韓民国と国交を結んだ。これに伴い「日韓基本条約」と「日韓請求権協定」が締結され、ここで日本から韓国への一切の賠償が終わっていることは、さすがに今般、全メディアが報じた。

 この時の条約と協定に基づき、日本から韓国へ、無償支援3億ドル、有償支援2億ドルが経済協力金として支払われ、民間借款も3億ドルが提供された。

 さらに、その他を含め総額11億ドルが支払われたが、この額は当時の韓国の国家予算の2・3倍に相当した。

 余談だが、当時の日本は外貨を18億ドルしか持ち合わせなかったが、そのうちの11億ドルを韓国に支払った。終戦後の焼け野原から国民が必死に働いて貯めた外貨の大半を、韓国に渡したのだ。

同時に、日本側は、約53億ドルと試算されていた、韓国内に残してきた資産の全てを放棄。巨額の民間資産も放棄した。その代わり、韓国側も8月15日以前のことに由来する対日請求権の一切を放棄するとの条件で条約・協定は結ばれ、戦後の新たな日韓関係はスタートしたのである。

 実はこの時、日本側には個人への賠償にも応じる考えがあったが、実態把握が困難などの理由で、韓国政府がまとめて受け取り自国民へ補償すると主張した。

 そのため、日韓基本条約には「完全かつ最終的に解決されたことを確認する」との文言が記され、「締結日以前に生じた事由に基づくものに関しては、いかなる主張もすることができない」旨も盛り込まれている。

 つまり徴用工への補償問題など生じる余地が無いのだ。しかも、今般の原告は、民間企業によって雇用された人たちだという。果たして、「徴用工」と呼ぶべきかどうかすら疑問だが、日本の一部の新聞とテレビコメンテーターからは「傷ついたと思っている人々の感情をどうするか」だの、「当時の人権侵害とどう向き合うか」などと頓珍漢な話がまたもや出始めている。

 今から25年前、当時の宮沢喜一内閣は、慰安婦への「強制があったか否か論争」に振り回され、「河野談話」という取り返しのつかない失態に至った。今日さすがに「強制」では戦えなくなったと見て、今度は「人権侵害論争」に持ち込もうという肚(はら)なのだろう。

 ゴールポストを動かす「空気」の発生源は、実は昔も今も日本国内にある。その声に撹乱(かくらん)されないよう、私たち日本国民が利口になる必要があるのだ。

 引用以上

これらのニュースの感想としては、韓国の目的、意図はなんなのか?・・訴えを起こすことで、何かメリットあるんですかね?慰安婦の問題も結局合意は、現状破棄される情勢だし、この徴用工の問題も強制され、人権が蹂躙されその慰謝料を求める裁判らしいけれど・・最初から、韓国は解決ではなくて、国際社会に日本は悪い国であると訴えるのが目的なんですかね?

上記「早読み 深読み 朝鮮半島」:鈴置高史のコラムでは以下の記述もあるけれど

文在寅政権は「現状を打ち壊す」革命政府だ

https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/110100204/

10月30日の韓国の大法院――最高裁の「徴用工判決」は「日本の上に君臨する」ことを宣言する“革命的”なものでした(「新日鉄住金が敗訴、韓国で戦時中の徴用工裁判」参照)。

 政権に近いハンギョレの社説「『裁判取引』で遅らされた正義…徴用被害者もあの世で笑うだろうか」(10月31日、日本語版)は「法的にも日本を下に置いた」と勝利をうたい上げました。

韓国の中央日報や朝鮮日報、あるいは韓国人であるシンシアリー氏のブログなど見ていると、あの国はというのは非常に上下関係を気にする国だなという印象を持ちますね。上記の新聞社の記事を見ていても、非常にランキングに関する記事が多い。
シンシアリー氏のブログを見ていても、人間関係の基準は、どちらが上でどちらが下かを気にする、重視する国柄であり、上の人間は下に対してルールなど守らなくても良いし、ルールというものは、下のものが上に対して守るものだというブログが頻繁に出てきます。

注:シンシアリーのブログ
http://sincereleeblog.com/

韓国は、上下関係でいえば、日本の上に当たり、日本という下に対しては条約などルールを決めても、上の韓国はそのルールを勝手に破っても問題ない。なぜなら、韓国は日本の上だからという考えなんですかね?・・良くわからん国だ。

外交上の争いごとに、僕のような一民間人があれこれ、感想を述べてもしかたがないとは思うけれど・・今回、今回の韓国の徴用工裁判判決は、日本の企業という民間人に対して喧嘩を売ったようなもので、韓国は軽く考えていると・・これは、かなりやばいなぁと思いますけどね。話は関係ないかもしれないけれど、2009年に日本の政権を勝ち取った民主党が2012年12月に安倍氏率いる自民党に敗れ野党に下ったのは・・何も国会の論戦に敗れたからではないですよね。ドル円相場が1ドル80円を切り、日経平均が8000円前後まで株価が暴落し、日本の経済界が民主党に愛想をつかせたのが要因ですよね。日本と韓国の交流は、両国の経済界が政治とは切り離し円満に交流できたから成り立っていたと思うけれど・・これから、日韓関係はこれまで以上に前途多難ですよね。


 


2017年1月~1年間の韓国ウォン/ドル為替相場の推移

2018-01-10 19:08:33 | 朝鮮半島

上記チャートは、昨年2017年1月から今年2018年1月10日現在までの、韓国通貨ウォンと米ドルの為替相場の推移。

チャートから見ると・・特に昨年11月から急激なウォン高が進んでいますね。

韓国紙の論調(中央日報)は、大きな騒ぎにはなっていないようだけど・・懸念する記事は出てますね!

取材日記】「3%台の成長」に陶酔した韓国政府

http://japanese.joins.com/article/226/237226.html?servcode=300§code=300

【社説】尋常でないウォン高…外為当局がバランスを取らねば

http://japanese.joins.com/article/152/237152.html?servcode=100§code=110

ウォン高の何が問題なのかは、それはここでは詳しくは述べないけれど、韓国の過去の経済史を見ると、ウォンの為替相場の乱高下はけっこうある。最大のものは、金大中政権時の1997年のアジア通貨危機。それと、ノ・ムヒョン政権時の2008年の通貨危機。・・いずれも、アメリカとの関係悪化が要因としてありますね。

特に、ノ・ムヒョンの政権は反米政権として名高く、最高900ウォン/1ドルのウォン高から1600ウォン近くののウォン安と短い期間での乱高下が激しく、97年のアジア通貨危機でデフォルト(債務不履行)寸前となり、韓国がIMFの管理下に置かれた、その状況の再来になると噂されました。近年のアメリカは日本や韓国等の同盟国が左派政権になった場合、あるいはロシアのような国への対応として、アメリカの意に沿わない政策外交をその国が執った場合、金融制裁で強烈なパンチを見舞わす傾向があると思います。

興味のある人は、ロシアの通貨ルーブルの為替相場とウクライナ紛争等の相関関係を調べれば分かると思いますよ。

上記、韓国のノ・ムヒョン政権は、2008年2月までなので、2008年9月のリーマンショックに端を発する金融危機時は次の李明博大統領に変わっているので、時系列上関係ない?といわれるかもしれないけれど、その政権期間(2003年2月~2008年2月)は、親北朝鮮の融和策、そして韓米安保の見直し等で歴代韓国大統領の中で対米関係は最も悪化したと言われます。

現在の、韓国、文在寅政権も中国寄り、北朝鮮融和策の推進等で対米関係は良好とはいえません。ましてや、文在寅はかつてのノ・ムヒョン政権の大統領秘書室長でもあり・・まあ、部下です(笑)

日本も2009年に民主党鳩山政権が誕生し、その後鳩山首相の東アジア共同体宣言(日米安保より、中国・韓国との関係重視)や沖縄在日米軍基地移転(最低でも県外)発言で、非常に対米関係が悪化します。

そして、円/ドルの為替相場は

2000年~2009年のチャート

2009年9月の民主党が政権与党になった後、急激な円高が進みますね。

 

そして、2010年~2016年のチャート

なんと、管直人政権時には、1ドル80円を切っています。

僕は、結論として、東アジアの韓国、日本は政権が左派寄り(親中国、親北朝鮮)になると、アメリカから強烈な金融制裁をしかけられ、非常に経済が不安定になり、それが国内政治にも混乱をきたす・・と、考えます。

現在、ピョンチャンオリンピックを直前に控え、米韓合同軍事演習の中断延期、オリンピックで韓国・北朝鮮の選手団合同入場等、文在寅政権は盛んに「北朝鮮融和策」を出しているけど・・これは、アメリカは内心「はらわたが煮えくりかえっている」のではないですかね?

今後のウォン/ドル為替相場の推移を注視ですね!


韓国 外交に行き詰まるとまた反日か?

2017-11-20 11:33:45 | 朝鮮半島

国連「日本は慰安婦問題で誠意ある謝罪と補償を」
http://s.japanese.joins.com/article/555/235555.html?servcode=A00§code=A10

国連人権理事会が旧日本軍慰安婦問題に対する謝罪と補償を日本政府に勧告したと共同通信が11月16日、報じた。

国連人権理事会は14日、スイス・ジュネーブで開かれた日本人権状況に対する「普遍的定例人権検討」会議の結果をふまえ、この日に日本に「旧日本軍慰安婦問題に対して誠意ある謝罪をし、犠牲者に補償せよ」と求める勧告を出した。

・・・・結局、いつもと同じで話しの蒸し返し・・あの2015年12月、韓国朴クネ大統領と日本の安倍首相とで、双方合意された「慰安婦問題、最終的かつ不可逆的解決」というのは何だったんだ?
最近は、従軍慰安婦の問題は日本と韓国2国間の交渉ではなく、国連の人権委員会及びアメリカの各都市で従軍慰安婦増の設置という形で「加害者である日本は、被害者である韓国に誠意ある対応をとらず、謝罪もまた韓国国民に納得できる形をとっていない・・」というアピールを盛んにしていますね!

ケント・ギルバート著「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」(講談社+α新書)

以前この本を読んだけど、ここから、なぜ韓国は「反日か?」というヒントがないか、本の中で気になる個所をメモ風に抜き出してみた。

儒教文化こそ、中国大陸を支配する王朝が、次々に生まれては消えた長い歴史のなかで、そこに住む人民をそして周辺の国々を苦しめてきた、元凶の一つといっても過言ではない。なぜなら儒教こそが、いまなお漢民族のエリート層を中心に根強く残っている「中華思想」と密接につながっているから。

ただ、儒教といえば「孔子の論語」が有名。日本人の多くは今でも「論語」をモラルの指標と考えている人は多い。だがしかし、第二次世界大戦後、中国共産党が天下を取り、毛沢東の文化大革命が中国国内に旋風を起こした時「仁・義・礼・智・信」といった道徳心や倫理観は、文化大革命の影響で、最終的には完全に失われてしまった。儒教精神から道徳心や倫理感が失われ、何も残らなかったかというとそうではない。「公」よりも「孝」すなわち家族や一族を上に置く価値観からやがて「私」が第一となり自己中心主義が現れる。

「自分の利益のためならばどんな嘘でもつく」

「自分に間違いがあっても絶対謝らない」

「何があっても悪いのは自分ではなく相手である」

中韓の人間は、謝ったほうは自分の罪を認めた「罪人」であり、謝罪した相手の格下に半永久的に隷属すると認識する。だからこそ、彼らは容易に謝ったりしない反面どのような手段を使ってでも相手に謝れせようとする。

※朴クネ大統領、2013年の抗日運動記念日にて
「加害者と被害者の立場は1000年経っても変わらない」

韓国が中華思想を受け入れたわけ

朝鮮民族は中国皇帝に絶対服従し儒教や中華思想を丸ごと取り入れた。中国にすり寄ることで他の周辺国に対して優位性を保とうとした。そして自分たちのことを「小中華」と自称している。朝鮮半島は中国大陸から一番近い位置にあり永遠にナンバー2のポジションを得られると考えた。その結果、上位には世界の中心に座する中国だけがあり朝鮮半島よりも距離が遠い日本は自らの立ち位置からは一段低い国と決めつけた。
それで「兄」である中国には媚びへつらい「弟」であるべき日本に対しては一方的な優越感を持ち、高圧的な姿勢を取るようになった。

儒教思想に基づく上下関係を絶対と考える朝鮮人にしてみれば、日本が自分たちの上を行くことはとても受け入れがたい屈辱・・まさに「対等」という概念が存在しない除去う思想の呪いがある。


結局、こういう考え方がいつまでも「従軍慰安婦問題」が解決しない背景にあるのですかね?そして、上記の国連人権委員会での韓国の日本非難で問題だなと思うことは、韓国が従軍慰安婦を英語の表現でsex slave性的奴隷として表現していること。だから、日本は人道に対する罪を犯しそれをまだ完全には謝罪していないとする・・韓国の論調は納得できませんね!慰安婦は・・日本人もいましたよ、けれど、強制的にそして奴隷のようなかたちで、韓国人女性を日本兵士の慰安の対象として従事させた!という、韓国の主張は納得できませんね。

韓国外務省は2015年12月に発表した従軍慰安婦問題をめぐる日韓合意を検証する作業部会を設置したと発表し、現在合意内容に至った交渉過程を調査している。その結果がこの12月には出るらしいけど・・文在寅(ムン・ジェイン)は検証結果・・おそらく、この合意は無効だ!とする検証結果を踏まえ日本への対応を決めるらしいです・・なんか、鬱陶しいですね!

※中華思想 中国王朝が宇宙の中心であり、その文化・思想が神聖なものであると自負する考え方で、漢民族が古くに持った自民族中心主義の思想。平たく言うと露骨な領土的野心を隠そうとしない、「なんでもかんでも自分のもの」という「オレ様主義」(笑)

最後に、こういう、いつもの反日行動は、韓国の外交の失敗を、その国民の不満を「反日」でかわす・・これが狙いなんだけど(笑)・・個人的な感想ですがいつまでも付き合ってられませんよね!

韓国の外交の失敗とはなにか?

一言でいうと、THAADミサイル韓国配備に・・韓国は中国の顔色見て、またも米国との約束を反故にした!ということですね!

トランプとの約束を1日で破り、変造した文在寅

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/111200137/

 韓国がよくいう、バランス外交なんか・・うまく行くはずがないし、結局は国際社会から「韓国は信用できない国」と認定を受けることになると思いますよ(笑)


最近の、韓国ウォンと円の為替相場推移

2017-11-06 18:01:07 | 朝鮮半島

下記のチャ-トは、2010年10月から現在2017年11月6日までの、円と韓国ウォンの推移

グラフの輪の中心までは、民主党が政権与党の時代で、超円高に対して、ウォン安の状態で推移してましたね。それが、2012年12月の安倍晋三率いる自民党が政権与党に返り咲いて以来、一気に円安ウォン高基調に変わっています。100円に対して、ウォンが900ウォン台まで低下すると、また韓国のマスコミは、この為替相場に対して騒ぎ出すだろうな。内需より輸出に偏重している韓国としては、この傾向は輸出に響きますね。前政権の朴時代はまだそれでも大きな変化はなかったけど、現在の新北朝鮮の与党、文政権になってまた、円安ウォン高が加速している状況ですね。

文大統領、日米首脳の面前で「日本は韓国の同盟ではない」・・だいたい、トランプ大統領が11/7韓国に訪韓する直前のタイミングで、こういうタイトルの記事が出ること自体、北朝鮮の脅威に対して日米韓の連携強化を阻害するもだと思うし・・こういったことが、為替相場に影響してくると思うけどな!

文大統領、日米首脳の面前で「日本は韓国の同盟ではない」

http://japanese.joins.com/article/101/235101.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|main|top_news

 

 


さらに強くなった習近平主席と安倍首相に囲まれた韓半島・・韓国中央日報より

2017-10-30 15:36:43 | 朝鮮半島

さらに強くなった習近平主席と安倍首相に囲まれた韓半島・・韓国中央日報より

http://japanese.joins.com/article/893/234893.html?servcode=100§code=120&cloc=jp|main|top_news

この記事を読んだ時、「アメリカは、中国・日本とのみコミュニケーションを密にし、韓国抜きに北朝鮮情勢に対処している」・・だから、韓国も自主外交を活発にし、大国の都合だけで北朝鮮情勢を対処させないように、トランプ大統領が来韓した際は、韓国文大統領トランプ大統領に、韓国は重要なパートナーだとアピールしなければならない・・韓国からしてみれば、もっともな主張と思いましたよ!

ところが(笑)・・こんな記事があります!

「反トランプ デモ隊」、ろうそくデモを主導した団体が多数参加

http://sincereleeblog.com/2017/10/28/%e3%80%8c%e5%8f%8d%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97-%e3%83%87%e3%83%a2%e9%9a%8a%e3%80%8d%e3%80%81%e3%82%8d%e3%81%86%e3%81%9d%e3%81%8f%e3%83%87%e3%83%a2%e3%82%92%e4%b8%bb%e5%b0%8e%e3%81%97%e3%81%9f/

<・・トランプ米国大統領の訪韓を控え、左派団体が反米・反トランプデモを予告した。民主労総、民弁、韓国進歩連帯などなんと220団体で構成された「NOトランプ共同行動」は26日、デモの計画やスケジュールまで公開した・・(この共同行動には)裁判所から利敵団体(反国家団体、従北団体)と判決された後、団体名だけ変えた団体も多く参加している。どんな言葉と行動が出てくるかわからない・・>

結局、韓国国内、現在の文大統領の当選は、親北朝鮮勢力が多数いる韓国左派団体の支持を得て、大統領に当選したため、こういう韓米同盟に亀裂を生じるデモが発生しても、政府与党は厳しい取り締まりができるか、疑問ですね。いくら、中央日報が韓国は米国の重要パートナーと訴えても、文大統領の支持基盤が反米(笑)は、トランプ大統領が来韓しても、首脳どうしで突っ込んだ話はできないんじゃないですかね?

 

従って、アメリカからは、ネットでこんな批判もでますよね!人、韓国にぶちギレる 【米韓】「韓国人は恩知らず」「米軍撤収して放っておこう」=韓国の反米軍デモに米国人がブチ切れ

http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20171025/Recordchina_20171025067.html

韓国自体、軸足が「北朝鮮寄り」「中国寄り」「米国寄り」どちらに重きをなしているか、報道ではさっぱりわかりませんが・・・いつの間にか、北朝鮮の金正恩体制が崩壊した後、北朝鮮をどのように統治するか?それこそ、韓国抜きに色々論議されているようです。

米中ロがうごめく「金正恩後の北朝鮮」分割案・・以下のサイトに詳しく書かれていますね!

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/102000134/

 


2017年衆議院選挙と北朝鮮の拉致のこと

2017-10-27 22:09:48 | 朝鮮半島

10月22日衆議院選挙が実施され、自民党圧勝。自公連立政権で過半数を大きく超える313議席を獲得。 注目した点では、世代別どの政党に投票したかのデータで、10~20代の世代では実に50%近い有権者が自民党に投票。

いっぽう、僕の住む新潟県の衆院選の結果は・・自民党は劣勢。実に2勝4敗の成績で終了。5区の泉田裕彦、6区の高取修一の2名が自民党の議席を守ったが、大差での勝利ではなし。やはり、柏崎原発を再稼働するか、廃止にするのか、明確にYES NOを有権者に訴えないと、自民党議員は厳しいのかな?ただ、泉田さんを除けば、今回の自民党候補者は、当選した高鳥さん含めて、発言がおとなしいというかインパクトのある人は、野党議員に比べるとおらず、ややもの足りたないとうのが僕の個人的な感想ですね。

さて、2017年衆議院選挙 自民党の公約をメモとしてここに残すと

①北朝鮮の脅威から、国民を守り抜きます

②アベノミクスの加速で、景気回復・デフレ脱却を実現します

③劇的な生産性の向上で、国民の所得を増やします

④未来を担う子供たちに、保育・教育の無償化を実現します

⑤地方創生で、活力ある元気な地方をつくります

⑥国民の幅広い理解を得て、憲法改正を目指します

 

以上の公約から、「北朝鮮の脅威から、国民を守り抜きます」のみに絞り僕の個人的考え・感想を以下に記しますね。                                                   

 下記の地図は、北朝鮮工作員上陸ポイントの地図ですが、新潟県は海岸線が長いせいか非常に上陸ポイントが多いですね。上陸ポイント⑯は、新潟県西頸城郡青海町親不知と書かれているけど、現在の糸魚川市ですね。この糸魚川市から、長野県大町市に向かい国道148号線があり、さらに大町市から群馬県高崎市へとつながります。このルートは工作員が関東方面から拉致した人を、糸魚川経由北朝鮮へと運んだと言われています。大町ルートと言われています。あるいは、大町市から147号線で松本市へ向かうルートもありますね。ですから、この大町ルートと、工作員上陸ポイントは密接に関係がありますね。

平成7年は、阪神大震災のあった年だけど、もうひとつ、オウム真理教が非常に世の中を騒がした年でもあります。このオウム真理教事件は、非常に北朝鮮のかかわりが噂されました。「オウム帝国の正体」(一橋文哉著 新潮社)という本の中で著者の一橋文哉は、地下鉄サリン事件で使用されたサリンは実は、教団信者の製造物ではなく、北朝鮮で作られたサリンが運ばれ、地下鉄の列車内で撒かれたのではないかと大胆な推理をしています。また、前年に起こった松本サリン事件・・これも、なぜ松本でサリン事件が起こったのか?僕は、上記の大町ルートとなんらかの関係があったのでは?と、まあ、素人の推理なんで的外れでしょうが、そんな疑いももっています。ちなみに、教団信者に殺された、坂本弁護士一家の遺体も、この大町ルートで遺体が運ばれ、新潟県上越市の名立(なだち)という地区の山奥に遺体が埋められました。

   

                                                画像は「わが朝鮮総連の罪と罰」(文芸春秋)より

「北朝鮮は嘘をついています」蓮池薫さんが明かす拉致問題の真実

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%8c%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e3%81%af%e5%98%98%e3%82%92%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e3%81%84%e3%81%be%e3%81%99%e3%80%8d%e8%93%ae%e6%b1%a0%e8%96%ab%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%8c%e6%98%8e%e3%81%8b%e3%81%99%e6%8b%89%e8%87%b4%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%81%ae%e7%9c%9f%e5%ae%9f/ar-AAtKjS9?ocid=spartandhp#page=2

トランプ大統領と横田夫妻、面会で調整 拉致問題で政府

http://www.asahi.com/articles/ASKBD35ZPKBDUTFK002.html

蓮池さんのニュース、横田夫妻のニュース・・いずれにせよ、北朝鮮の拉致事件は、決して話し合いでは解決されず、軍事力も含め、大きな力を持つ国の協力を得ないと、日本単独では解決不能なのではないでしょうか。

 

【舘雅子】東京裁判から従軍慰安婦・拉致問題まで~歴史の目撃者が語る真実 Part2[桜H25/7/23]

このビデオの後半は、昭和50年代半ば舘雅子さんが市会議員時代に柏崎を訪れた際、見聞したことを述べてますが、ポイントは当時柏崎市の住民の方々は、沖合に北朝鮮の工作船が頻繁に停泊し上陸していることも知っていた。また、柏崎在住の社会党組合員、国鉄、官公労の組合員の中には、当時の中曽根内閣の国鉄民有化及び電電公社の民営化に反対し、北朝鮮の協力で中曽根内閣を倒すことを公言する人たちがいた。そのためには、北朝鮮の求めに応じ、日本人拉致を行うのもやむを得ないと考えていた。さらにいえば、こういう左派系の人たちはどういう人を拉致したらいいか、その情報提供を行っていた。

拉致なんか、いくら、上陸ポイントなんかがあっても、日本国内に協力者がいなければ無理ですよね。それは、従来から言われている、朝鮮総連の関係者だけでなく、日本人の左派系労働組合の中にも、北朝鮮への協力者がいたからこそ、日本人拉致が円滑に行われたというのがこのビデオの主張ですね。左派系政党などが、特定秘密保護法に反対というのも、上記のことと多少は関連ありますかね?

ただし、このビデオの信ぴょう性となると、裏がとれているかといえば、それは分からず、状況的にあり得るとしても、そこは、しかるべき機関が調査・検証し、真実を明らかにして欲しいですね。自民党公約の「北朝鮮の脅威から、国民を守り抜きます」といっても、それは核ミサイルだけでなく、北朝鮮による日本人拉致も含まれるわけで、もう少し突っ込んだ事例の紹介が、あってもいいのではと思いますね。そういったことが、日本国内で公論になれば、逆にそれが、北朝鮮のミサイルの脅威を防ぐのではないかと、僕は思いますけどね。

 

 


「懲りない韓国」に下す米国の鉄槌は「通貨」より

2017-10-20 15:08:00 | 朝鮮半島

久々の韓国ネタ

10月22日の衆院選が近づく中、日本と韓国に対する、米国の「通貨」による恫喝というテーマで、ちょっとブログを書いてみたいと思いました。

  1. 2004年~2017年10月19日までの、日経平均株価チャート

    

   チャートで、赤丸で囲った個所は、時系列でいうと2009年~2012年となる。 このチャートの中ではどん底の時代となりますね。

  この時期、日本の政権与党は「民主党」の時代だったわけだけど、なぜここまで、株価が下がったのか・・経済ニュースなどで明確にその要因を

  探った報道というのは、個人的のは目にしない。

  直接の原因としては、ドル・円為替相場が、ドルに対して超円高になり、輸出関連銘柄の株価が大幅に下がったことが要因の一つなんだろうけど。

  2017年10月19日現在の、ドル円為替相場は、112円/1ドルだけど、この2009年~2012年の期間は、最高70円後半まで円が高騰する

  超円高。なぜ、ここまで円高が進んだのか・・当時の日本政府、日銀等は有効な為替相場対策を取れなかったかのか?

  日本の自国内での経済要因だけで、ここまでの株価低迷、超円高にはならないでしょう。

  やはり、米国からの「金融戦争」をしかけられたと、僕は思いますけどね。

  極端な話をすれば、このチャートをみれば、金融面での米国に対しての第2の敗戦ではないか?完璧に叩きのめされてますよ。

  回答にはならないけど、最近ラジオで経済評論家の森永卓郎が言っていた話しが興味深い。

  森永が「なぜ、民主党は米国に対して、米国の円買いドル売りを交渉等で阻止できなかったのか?」と、民主党の幹部に聞いたらしい

  その幹部の返答は「できることなら、そうしたい。ただ、我々民主党は、米国の金融当局に対して交渉する相手、チャンネルを持っていなかった」

  この話を、ラジオで聞いた時に、唖然としましたね。民主党が、政権与党になった時、鳩山首相の、日中韓による「東アジア共同体宣言」「沖縄の米軍  

  基地見直し問題」、あるいは日米安保見直し、米中との等距離外交・・これらは、米国にすれば、日米同盟を不安視するだろうし、また対抗策を打って

  くるのは当然ではないか?特に、民主党政権下で中国に軸足を移した外交が展開することが予測されれば、日米安保に関連した「軍事情報が」

  中国に渡るという恐れもある。ましてや、民主党のマニュフェストには「在日外交人(中国・韓国人)に日本の地方選挙権付与する法案」まで

  明記していたではないか。選挙により、国民の信託を受け、政権与党として新たなビジョンを示し、国政にあたることは、なんら民主国家として

  違法性はない。ただ、その施策にたいして、諸外国から反発・対抗処置を受けた場合、国民の財産・生活基盤等に影響をでないよう

  先見性で事前に策を討議し、実行に移すのが政権与党の責務と思いますよ。

  〇〇をやったら、米国はどうでるか?何も考えずに、あるいは、情報不足で事に対処するのは、民主党も、戦前の陸軍軍務局・参謀本部の連中と

  あまり、大差はありませんね。反米結構・・ただ、反米なんか、もう一回米国と戦争して勝たなきゃ、できっこないし、なにより、国民を路頭に

  迷わすだけですよ。

  と、以上書いたけど・・お隣の韓国では、今、中国と米国の間で、政治・経済・軍事等で非常に混迷状態が続いている。

  他国のことと、無関心ではなく、韓国の事情をよく知ることは、今後の日本の進路を、国民として選挙を通じ、 政党に信託するうえでは

  大事なことと思いますけどね。

 

.韓国の米国の裏切りは20年近く前から始まり、そのたびに米国は「通貨」でお仕置きをしてきた

   「懲りない韓国」に下す米国の鉄槌は「通貨」  日経ビジネスON LINE 鈴置高史 「早読み 深読み 朝鮮半島」より

  •   上記記事の内容を、大きく抜粋すれば

 

  • 韓国の米国への裏切りは20年以上前から始まった。それが激しくなるたびに、米国は「通貨」でお仕置きをしてきた。

 

  • 1997年の韓国の通貨危機の際、スワップ提携による通貨救済策ではなく、米国はIMFによる救済に追い込んだ。日米の軍事機密を中国にもらしたのが原因。米国は、「日本は韓国に軍事機密を漏らせばすべては中国に筒抜けになる」と警告
  • 2010年頃から、韓国人は「自分たちは、もはや小国ではない」と自信を深める。民主党政権下の日本が米国との関係を悪化させていたから、日本にかわり、アジアを代表する米国の同盟国に昇格したと言いだしている。
  • 最近の米国の韓国離れの傾向は、韓国人たちは、トランプという自国中心主義者が大統領として米国に登場したからと考える。要は、「他人が悪い」という主張。
  • 韓国債券市場では、外国人投資家が9月26日27日の2日間で3兆123億ウォン(約2985億円)の債券を売る。証券市場でも、8月9月連続で外国人の売り越しが続く。8月は2395億円9月は1095億円。金融に詳しい韓国人からは、ノ・ムヒョン政権と同様、今度も反米親北をやって、米国から「通貨」で殴られると不安視する声が聞こえる。
  • 現在の、ムン・ジェイン政権を見ると、北朝鮮危機に対し、「韓米同盟強化」ではなく「有事の中立宣言」のそぶりを見せるなど、米国から「通貨の揺さぶり」を懸念する声が出ている

 

以上の抜粋から、補足すると

1997年の通貨危機 については、こちらを参照ください!

また、「通貨」のお仕置きでは、米国格付け機関による韓国国債のランク格下げ発表で、韓国債券市場で外国資本の韓国売りが始ります。

韓国経済は、債務の中身が日本と大きく違い、対外債務つまり、外国らの借金が多いの特徴ですね。日本の「円」は基軸通貨のため、円自体で、決済できるけど、韓国の通貨は「円」とは違い、貿易決済、その他借入金等債務の返済は「ドル建て」が求められます。

借入金も、短期借入金が多いせいか、非常にウォンとドルの為替相場の変動にも、韓国は敏感にならざるを得ませんね。

上記の韓国格付け低下の発表は、韓国通貨ウォンにも連動し、ウォン安が極端に進むと、借金の返済金はドル建てのため、それだけ多くのドルが必要という流れになります。韓国のニュースで、相手国とのスワップ協定が話題に上がるけど、それは決済がドルのため、常にドルをどれだけ自国に保有しているかが韓国の中央銀行には求められるわけです。で、ドル不足による決済ができなくなると「債務不以降」・・デフォルトとなり、1997年の金融危機とは、この債務不履行寸前までいき、IMFによる支援を仰いだという流れです。

2008年もリーマンショックの影響で、韓国はドル不足の噂から、ウォンの暴落(1600ウォン/1ドル)が起こり、再びデフォルトの危機が訪れました。ただ、この時はアメリカとのスワップ協定、その後日本ともスワップ協定を結び、ドル不足の危機を脱しました。

だいたい、過去の韓国政権が「反米」か「親米」かで、金融危機のリスクの高低がはっきり出ますし、今のムン・ジェイン政権は金融危機のリスクが非常に高いということです。

 

ただ、問題はリーマンショック時にスワップ協定をした、日米ともに現在は韓国とスワップは締結されておらず、今後もその予定はないとのことです。日米韓3国で北朝鮮の危機に対処するという構図なのに、経済協力は非常に薄い感じですね。それは、なぜか?・・その答えが上記の、鈴置高史 「早読み 深読み 朝鮮半島」に書かれているという、流れです。今、韓国と大きなスワップ協定を結んでいる国は「中国」のみです。その中国も、通貨である「元」は基軸通貨でないため、今後韓国がドル不足で、ドルを調達しようと思った場合、この「元」を売ってドルを買うという流れになります。ただ、「元」売りを中国政府が容認するかというのは、市場関係者の中には疑問視する人もいますね。

したがって、現在の韓国の状況は、政治的にも軍事的にも、経済的にも米国と中国の板挟み状態になっているということです。これは、韓国自体の意思決定の結果であり、この状態を他国のせいにすることはできませんね。

また、日本も左派色の強い野党が、選挙等で大きく躍進し、これまでと違った外交に舵を切った場合、日本も韓国の状態にいつでもなるということであり、現に2009年からの株価低迷、超円高による製造業の不振、失業者の増大、新卒者にとっての就職氷河期は社会不安を招きました。ですので、現在の野党の耳触りのよい言葉を信じ、投票することは・・個人的には日本の進路を暗くするものだと、思いますね。