回転寿司の日記

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8月15日に思うこと

2013-08-16 04:17:24 | 生活
毎年、8月15日になると、思い出す句がある。
「恨みを報ゆるに、徳を以って是に当たらんとす」

これは、1945年第二次世界大戦終結後、中国本土に多数残された日本軍捕虜将兵の扱いに対して、当時の中国国民党(共産党ではないですよ)蒋介石が、発したことば。

要は、日本と戦争をし、恨みもあるが、それは忘れて、残された日本兵捕虜も無条件で日本に返しましょう!
というメッセージです。

戦後、中国は共産党が統治をし、蒋介石と国民党は台湾へ逃げるわけだけど、このメッセージは日中双方に強烈に残ったと思う。

この蒋介石の言葉がなかったら、その後の日中国交正常化、日中友好、ODA開発援助は無かったと思う。

シベリア抑留という捕虜扱いのロシアや、東京裁判を始めとする戦争犯罪人の訴求と刑の執行をした欧米諸国とは大きな違いですね。

戦後、日本の政財界、官庁、マスコミに中国シンパが多く発生したのも、これも要因の一つと思う。

事実として、これは知っておいたほうが良いと思う。

68年後の現在、日中、日韓、
特に中韓の利害得失で猛烈に日本に抗議する様は、当時と比較して隔世の感がある。

現在は、再び19世紀の情勢に似てきて、脱亜入欧、征韓論といった言葉や、英国のMight is right(力は正義なり)論を彷彿とするような情勢。

個人的に、中韓とは大人の関係を結びたいと願うけど・・さて、どうなりますか^_^

追記
蒋介石は、明治の頃、陸軍師団のある新潟は高田の歩兵連隊に軍事留学もしたことがあり、当地と浅からぬ因縁のある人。

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