阿川弘之と内田百(ひゃっけん)
好きな作家を一人挙げよと言われたら、迷うことなく阿川弘之と答えます。
10代後半の頃から読んでいるので、30年以上おつきあいしていることになります。(笑)
阿川弘之の代表作といえば、山本五十六など海軍三部作が有名なんだろうけど、個人的に好きな著作一つ挙げよと言われれば、「年年歳歳」を挙げます。阿川氏の処女作ともいわれるけど、内容は・・・
広島出身の阿川さんは、旧制広島高校から東京帝国大学国文科に進み、昭和17年繰り上げ卒業により海軍に入ります。終戦を中国上海で迎え、原爆で焦土と化した広島に帰るんだけど、その時母親と一緒に桜の花見をする。
その時の心情を綴ったのが「年年歳歳」です。
また、阿川さんは鉄道紀行文も多く発表し、代表的な作品に「南蛮阿呆列車」があります。
鉄道紀行文では、この阿川氏の先達に内田百がおり、「阿呆列車」が有名です。
阿川さんも自身の著作で度々内田百に触れていたので私も馴染みになり、上記の「阿呆列車」の他にも
「東京焼尽」「御馳走帳」など読みました。内田百は岡山県から東京帝国大学独文科に進み、法政大学の教授も歴任していますが、夏目漱石の弟子にあたります。漱石のユーモアを最も受け継いだのが百と言われます。
百と高橋義孝
阿呆列車と言えば、百のお供として平山三郎氏が有名です。本の中では「ヒマラヤ山系」と呼ばれています。
また、随筆等で「ヤマタさん」と百が呼ぶ御仁がおりますが、高橋義孝氏のことです。
なぜ「ヤマタさん」と呼ばれるようになったのか。
百のファンならば、酒をこよなく愛し、そして酒肴に凝り、仲間と大いに飲む氏をご存知と思います。
高橋氏も大の大酒のみで、百と意気投合し大酒を飲み、以来百から「ヤマタノオロチ」略して「ヤマタさん」と呼ばれます。ヤマタノオロチについては、ご存じ日本神話に登場する伝説の生き物で、スサノオウノミコトに酒をたくさん飲まされ退治されてしまいます。ヤマタノオロチ=酒飲みという使われ方ですね。
ちなみに、高橋義孝氏は百の弟子にあたり、ドイツ文学者、評論家、随筆家でもあります。
また、百の著作の解説も多く手掛けています。
Twitterのフォロワーさん
私は、Twitterを少しやりますが、フォロワーさんの中に、やはり晩酌を欠かさずやられる方がおり、その時々の酒肴も結構アップしています。体も大柄らしく、私は密かにこのフォロワーさんを「ヤマタさん」と呼んでいます。(笑)
好きな作家を一人挙げよと言われたら、迷うことなく阿川弘之と答えます。
10代後半の頃から読んでいるので、30年以上おつきあいしていることになります。(笑)
阿川弘之の代表作といえば、山本五十六など海軍三部作が有名なんだろうけど、個人的に好きな著作一つ挙げよと言われれば、「年年歳歳」を挙げます。阿川氏の処女作ともいわれるけど、内容は・・・
広島出身の阿川さんは、旧制広島高校から東京帝国大学国文科に進み、昭和17年繰り上げ卒業により海軍に入ります。終戦を中国上海で迎え、原爆で焦土と化した広島に帰るんだけど、その時母親と一緒に桜の花見をする。
その時の心情を綴ったのが「年年歳歳」です。
また、阿川さんは鉄道紀行文も多く発表し、代表的な作品に「南蛮阿呆列車」があります。
鉄道紀行文では、この阿川氏の先達に内田百がおり、「阿呆列車」が有名です。
阿川さんも自身の著作で度々内田百に触れていたので私も馴染みになり、上記の「阿呆列車」の他にも
「東京焼尽」「御馳走帳」など読みました。内田百は岡山県から東京帝国大学独文科に進み、法政大学の教授も歴任していますが、夏目漱石の弟子にあたります。漱石のユーモアを最も受け継いだのが百と言われます。
百と高橋義孝
阿呆列車と言えば、百のお供として平山三郎氏が有名です。本の中では「ヒマラヤ山系」と呼ばれています。
また、随筆等で「ヤマタさん」と百が呼ぶ御仁がおりますが、高橋義孝氏のことです。
なぜ「ヤマタさん」と呼ばれるようになったのか。
百のファンならば、酒をこよなく愛し、そして酒肴に凝り、仲間と大いに飲む氏をご存知と思います。
高橋氏も大の大酒のみで、百と意気投合し大酒を飲み、以来百から「ヤマタノオロチ」略して「ヤマタさん」と呼ばれます。ヤマタノオロチについては、ご存じ日本神話に登場する伝説の生き物で、スサノオウノミコトに酒をたくさん飲まされ退治されてしまいます。ヤマタノオロチ=酒飲みという使われ方ですね。
ちなみに、高橋義孝氏は百の弟子にあたり、ドイツ文学者、評論家、随筆家でもあります。
また、百の著作の解説も多く手掛けています。
Twitterのフォロワーさん
私は、Twitterを少しやりますが、フォロワーさんの中に、やはり晩酌を欠かさずやられる方がおり、その時々の酒肴も結構アップしています。体も大柄らしく、私は密かにこのフォロワーさんを「ヤマタさん」と呼んでいます。(笑)
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