グラフは、2007年の1月~2012年11月までの円対ドルの為替相場の推移。
現在、1ドル92円前後で連日円安、円安の報道が続いている。
ただ、グラフでお分かりのとおり、
2007年では1ドル120円の為替相場だったわけで、当時から見ればまだ「超円高」なんじゃないの?
というのが個人的感想ですね。
円安、円安!と連日マスコミが報道しているのは日本だけではない。
お隣の韓国も連日、日本の円安について報道が続いている。
今日の中央日報にはご覧のタイトルの記事があった。
【コラム】“円安”に狙撃された韓国株式市場、通貨政策のタイミングを逃したのでは…
http://japanese.joins.com/article/028/168028.html?servcode=100§code=140
表現に「狙撃」という言葉が使われてるけど、日本相手だと非礼な言葉を使っても、日本政府から抗議がないせいか、結構刺激的な言葉を用いるのが常習化している(笑)
記事では、日本の円安のせいで、韓国の中小企業は危機的状況だと述べている。日本と韓国では輸出品目の約50%が重複するという。
円高なら韓国の企業の業績が好調で、円安ならその逆という構造らしい。
ただ、冒頭でも述べたが、現在の為替水準が過去最大の円安ということはないわけで、それは韓国の通過「ウォン」にも当てはまる。
2007年における、ウォンの対ドル相場は、なんと900ウォン前後だ。
現在韓国では、1080ウォン/1ドルの相場だが、連日ウォン高という報道で経済に与える影響は深刻と述べている。
そう、現在と比較すれば、2007年は超円安の超ウォン高なわけだけだけど、当時そんな報道は全く無かったと記憶する。
円高でもなんとか利益が出るよう、しのぎを削った日本と比較すると、悪いけど韓国は経済基盤が惰弱だろ?という気がしますね!
そして、再び上記のグラフだけれど、2009年から2012年の3年間、急激な円高の推移。この間、政権は民主党だった。
会社でこのような右肩下がりの成績低迷になれば、幹部は人事異動の対象である。
僕は、政権交代は必然的だったと思いますね。