安蘇のやぼやま日記

両毛線沿線の山々を、ノンビリと歩いています。

兜岩山のコイワザクラ

2007年05月30日 | 
 兜岩山のコイワザクラを見たくて行ってきました。目にしたコイワザクイラは本当にキレイで、たぶん私が山中で見た花の中でも、最も美しい花のひとつとなりました。ジメジメした岩場にへばりつくように咲いているのですが、こんな尾根上の岩場が、よくもこんなに常時湿っているものだなーと感心してしまいました。かつて剣の峰で同じような花を見た覚えがあるのですが、そちらはミョウギイワザクラという名前のようで、やや青みがかった色でしたが、こちらはピンクのやや濃い色でした(デジカメの腕が悪くて今回写真がうまく撮れませんでした)。花の写真は「上州山花」というサイトに載っています(私も参考にさせてもらっています)。


   (星尾峠)

 荒船不動から星尾峠(なんといい名前だろう)までは落葉松の疎林の中を歩くが、カラマツの枯葉がびっしりと敷きつめられ実に気持ちのいい道。さらに尾根上には無数のマイヅルソウ(残念ながら花はこれから)。


  マイヅルソウ

 途中、御岳山に寄るが、尾根上はアップダウンが多く歩行時間以上に疲れる。


  御岳山頂(拡大)

 孫ローソクの近くに片側がスパッと切れ落ちたところがあるが、高所恐怖症の私はおっかなびっくりだ。


孫ローソク上から見た子ローソク(左)とローソク岩

 コイワザクラの咲いている所以外にも、岩場はあるが、他の岩場はあまり湿っていなかった。コイワザクラは自分の成育場所を自ずから知っているようだ。



 山頂でおにぎりを食べている時、私の先5~6m位の所を、リスが早足で横切っていった。私は自分の頬がゆるむのが分かった。