安蘇のやぼやま日記

両毛線沿線の山々を、ノンビリと歩いています。

失望感大きい王城山

2010年11月14日 | 
 ダム建設で町が大きく揺れている、長野原町の王城山(1123m)に行ってきました(11月13日)。この時期、やや遠い山に登るということは、暗いうちに家を出なければなりません。これが夜逃げで家を後にするみたいで、精神的にはあまりよくありません。でも、これからささやかな冒険(オーバーか)に向かっていくみたいで、気分は高揚しています。それに日常のしがらみから解き放たれ、小さな自由も得られますから。
 大塚博堂の歌に「アデュー」というのがありますが、自由という言葉が新鮮でした。「アデュー ありがとう思い出 アデュー 自由に生きてね アデューさよなら 愛は消えてく」。アデューはちょっとキザですけどね。

 ダム建設に伴い、登山口周辺は大きく変わっており、駐車予定の王城山神社が、なかなか見つかりませんでした。登山口周辺も変われば、登山道も大きく変貌していました。何しろ、5合目(唐笠松)までの林道が、簡易舗装されていました。



林道周辺の紅葉は、まずまずといったところです。


   延々と続く舗装路              高間山分岐(6合目ホーロク岩にて)

 5合目までの舗装工事は終了していましたが、さらに頂上までの遊歩道整備工事は現在も工事中で、私が訪れた日も工事をしていました。


                            工事は木製の階段道設置


簡易モノレールに乗る工事のおじさん


   8合目中棚尾根にある標識

 この標識のところで、古城への道と山頂への道に分かれます。最初は、古城へ行ったほうがいいかも知れません。ガイドブックによっては、ヤセ尾根で危険と書いてありますが、現在はロープが張ってあり問題ありませんでした。





 中棚尾根の分岐を左側、古城の巻き道に入ると上記の写真で、土砂を崩したようになっているところに出ます。その上部が現在の歩道で、ちょっと注意を要します。山頂へのルートに危険なところはないと思っていたので以外でした。又右手の写真は、お籠り岩付近で、その他、御手洗池などというところもありました。現在も水が湧いているのかは不明です。



 左の写真は、山頂手前の鞍部にある東屋で、まだ工事中でした。たぶん、ここが8月26日頃行われる例大祭(子供たちのだんご相撲)の場所と思われます。右の写真は、古城への急斜面の道で、設置したばかりの階段道は歩きにくいものがありました。


   古城にある石祠                  ウッスラと浅間山

 三角点は古城にあり、山頂には有りませんでした。


   古城から見た菅峰


   王城山から見た草津白根山



 この山は登山道の様子が大幅にかわってしまったので、このルートは使わずに、王城山神社の脇から登る宮原登山口か、さらに西の室沢橋から(上毛新聞社発行のぐんま百名山に載っている)登ったほうがいいかも知れません。舗装道路の歩行を短縮するためにも。ただし、登山口の上部に幅の広い道路を工事中なので、現在もこのルートが使えるか不明です。ちなみに、山頂までの所要時間は1時間20分あまりでした。そのうち、舗装路を歩いた時間が30分ほどです。

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