ただごと

たいくつこそがすばらしい!日常のただごとをただごとでない風に綴るのらくら日記

トラウマ闘争

2011年10月11日 | 日記

前回の記事、「深夜闘争」は、はっきり言って何が「深夜」なのか

わからん記事ですいません。(それをいっちゃあ闘争の意味もなんだかな…)

ツイッターじゃないんだから、「今今今蜘蛛が出たなう!」とか言われても

何時だよ。って感じですよね。0時付近でした。(どうでもいいか)

 

そして、一匹のちんまい蜘蛛と対峙しながら果敢に記事を書いていましたが、

一夜あけて、外が明るくなった途端に、どーでもいいわ。という気分になった今、

 

あれは深夜独特のタイムトラップハイテンションだったな

 

と己を戒める気持ちでいっぱいです。

夜更かしハイテンションに付き合わせてすみません。

(一応、常識はぎりぎり残ってたので旦那様にメールしたりはしなかったのが救いです)

 

 

  

冷静になった今、まあどこかにいるならいるでいいか。という感じですが

(また一人きりの夜に出現されたらどうなるか知れませんが)

夜中のハイテンションで余計なものをググり、画面いっぱいに表示された

おびただしい蜘蛛の画像と目の前の蜘蛛をリアルタイムで比較していた結果、

 

イエアシダカグモじゃないかな。

 

という結論に至りました。

(だったらまあ害はないから良いか、と速攻で寝た)

(もちろん、出現した部屋は閉め切って)

 

しかし、イエアシダカグモにしてはちっこかったので、未だ半信半疑です。

(さまざまな話を聞くところでは、人の手のひらくらいでかい、とかあるし)

まさか、子供?イエアシダカグモの子供?

 

…子供?!

 

こいつが「蜘蛛の子を散らす」という比喩のように家にわんさかいたらどうしようか

という救われようのない想像に再び目の前が真っ暗になりかける七咲。

 

しかし、この話をすれば「うちにもわけて!!」と言いそうな友人がいます。

イエアシダカグモは、かのイニシャルGが主食らしいじゃないですか!!

(G>蜘蛛、な友人はかねてからこの蜘蛛の存在を神か仏か、というように語る)

しかし。

 

見た目はイエグモ、胃袋はGキブリ!(コナン君の声で)

 

 

 

 

そんな蜘蛛最恐過ぎる!!!

 

 

 

 

いや、うん、解ってます。

蜘蛛はイイ奴です。さすがの七咲も殺虫剤かけたり、力いっぱい叩きのめしたり

しませんよ。(恐いから)

でも目の前に出てこられると、「頼むから闇に帰れ。」と思います。

そう、できれば七咲の目の届かないところで

 

いつまでもいつまでも幸せに暮らしてほしかったとさ。(日本昔話風に)

 

と、嫌いな奴の幸せを心から願える善良さを持ち合わせていると言ってもいい。

(そうか?)

 

しかし、蜘蛛に対する恐怖心だけはどうにも克服できないトラウマがあります。

ここまで書いておいてなんですが、蜘蛛が苦手な方はこの先には

目を通さないように願います。

(というか、この先の他愛ない話で気を失うくらい蜘蛛が苦手ならば、

すでに冒頭からまわれ右していると思われますので、注意喚起を怠ったことも

それほど悔やむ事ではないような気もします。うん、まあオッケイ?)

 

その昔。

昔の七咲は無駄に活発だったので、虫はわりと平気でした。

家蜘蛛も、捕まえて手のひらを這わしたり、蜘蛛の糸を巻き取ったりして遊ぶくらいには

無駄!に活発でした。

 

そんな具合だったので、ある時、子供部屋に小さな黒い蜘蛛が出た時も、

泣き叫ぶ妹に、姉の余裕を見せようと、ここぞとばかり蜘蛛を指でつまみ上げ、

「ほらー、蜘蛛なんか悪させーへんねんで、こわないやろー」

と、部屋の外に出してやりました。

 

…そのつもりでした。

 

が、部屋の窓の鍵を開けるときに、蜘蛛を持っている方の手の力加減を誤ったのか、

 

ぷち

 

と、つぶしてしまったのです。

 

その時の恐怖は、今思い出しても震えが来ます。

あまりにも恐怖が過ぎたのか、ぷち、のあと、己がどうなったのか、

記憶がぶっとんでいるくらいです。

(姉の威厳をかなぐり捨てて絶叫して失神したのかどうか神のみぞ知る)

 

あの「ぷち」っという音が、記憶に鮮烈に刻みこまれ、未だに蜘蛛を見る度に、

はっきりと聞こえるんですよ。

 

蜘蛛ってね、つぶれるとき、  ぷち  って  い  う   ん     だ  よ …

 

いや、うん。それだけなんですけど。

なんだろうな。

命をひとつ、己の手で消してしまった、という重みなのかな。

 

大人になった今、イニシャルGとか蚊とか羽虫とか植物に着く虫とか、

わりと心ない感じで大量に抹殺している七咲なんですが、

やはり子供のころのトラウマは簡単にはぬぐい去れないということでしょうか。

 

蜘蛛たちに害意はないのでむやみに恐がるのは良くないだろうというのも

理性が告げるので

一応、仲良く歩み寄ろうとはしてるんですが(脳内ペット化しかり)

とはいうものの、不意打ちで現れられると、先日のように取り乱したりしてしまうので、

やはり彼らには、七咲とうまく住み分けしていて欲しいんだがな、という

切なる願いでいっぱいです。

 

 

 

  

子供のころは平気だったのに、大人になった今、虫が嫌いな人は

結構いると思われます。

 

その恐怖がどこからくるものなのか、最近、冷静に考えるようになりました。

 

大体、虫なんか、一対一ではものすごちっこい存在なんですよ。

虫vs人。

どうかんがえても、人の勝利でしょう。恐れる理由は何なのか。どこにあるのか。

人に害をおよぼすとか、そういうのは抜きで。

単に大きさだけで考えると、ゴジラ対人。というくらいには、違いがある。

 

さあ、良く考えてみよう。

 

ゴジラが東京湾に出現した。

そこから上陸してきた。

「きゃー!!人間がいるー!!なんか気持ち悪いのが動いてるー!!恐いー!!」

とか云うでしょうか。

 

そんなのただの滑稽映画ですよ。

(いや、待て。それはそれでちょっと見てみたい)

 

それくらい、七咲は蜘蛛に対して滑稽な恐怖心を抱いているんですよ。

 

うん。

解ってる。解ってるぞ。冷静に考えれば、いろんな事が解ってる。

 

頭では冷静に考えられても、この恐怖心を克服するのは至難の業です。

至難の業なので、次回は、蝶と蝉についても告白しようと思います。

(無駄に活発だったので色々しょうもない話がある)