ただごと

たいくつこそがすばらしい!日常のただごとをただごとでない風に綴るのらくら日記

トラウマ闘争2

2011年10月18日 | 日記

前回から虫の話が続きます。苦手な方は今日も、スルーでお願いします。

 

今日は、蝶と蜻蛉と蝉の思い出語り。

 

あ。虫へんのついた漢字は、それだけでなんかこう「ひいぃ」って

なりませんかな?平気ですかな?

 

七咲、トカゲは見るのも触るのもいけますが、蜥蜴、と漢字で書くとその見た目だけで、

「うわ!どんな虫だよコレ!!」

と、脳が勝手に恐ろしい虫を想定するくらいなので、この先、虫はカタカナで書きますよ。

 

いや、別に漢字が書けないから、というわけでは、…あるんですが。

(お寿司屋さんでよく見る湯呑。魚へんの漢字がごっそり江戸勘亭流で書いてあるあれ。

あれの虫へんバージョンがあったら持つのもイヤ。多分)←大人げない

 

いやまあ、手書きで文章を書くならそういうわけでカタカナ万歳!でいいんですが

パソコンで文章を打っていると、そういう所(難しい虫へんの漢字)も全部変換してくれるので

 

余計なお世話だ!!

 

という気分になりますです。

(頭のいいやつはこれだから…。まったく心の機微を読み取ってくれなくて困るぜ)

 

 

 

  

 

てことで。

 

そういう、「視覚」に訴える「漢字」だけでなく、もう見るのもダメ!なのがチョウチョ。

 

チョウチョはその造形美の美しさからよく装飾関係で使われますが、

七咲、そういう二次創作もの(?)も一切ダメです。

アクセサリーとか身の回りの物、そういうのにチョウの絵柄がついているだけで

避けてしまいます。

 

その実、誕生日プレゼントにチョウが彫りこんである指輪をもらって

その場で突っ返した事があります。

うむ解ってます。大人げないです。和解はしてます。

(でも言わせてもらうと、ことあるごとに「きゃー虫こわーい」、とか云いながら

チョウが乱舞している傘をさしているアンタ(友人)が最恐だよ!!と思いましたよ?

そしてその傘をさす限り、雨の日は一緒に出歩かせない。と宣告しましたよ)

 

しかしそんなにも大人げないにもかかわらず、子供のころはチョウも平気でした。

子供の脳では「ガ」と「チョウ」の区別もつかなかったので、

案外「ガ」も平気だったのかもしれないほどです。

(今は、羽を閉じてとまるのがチョウ、開いて止まるのがガ、と大雑把に区別している)

 

日々、虫捕り遊びにあけくれていました。

もちろん今の子が持ってるような、虫かご、なんてオシャレな持ち物はなく、

全部、両手で持てるだけ持ってました。

(今では我がことながら何が楽しかったのか、さっぱり理解できませんが)

 

その日も、チョウを二匹捕まえて、両手で持ってました。

1匹はモンシロチョウで、もう1匹は青いチョウだったと記憶してます。

・・・。

 

今ここで、青いチョウがなんだったのか気になったので(アゲハではないはずなんだが)、

グーグルで画像検索してきました。

 

結果。

 

深夜闘争の二の舞。

 

二の舞。

 

二の舞!!!!

 

チョウだけに!!!!

 

パソコンの画面の前で再び、自ら進んで阿鼻叫喚!!

 

いや、あほか。あほなのか。

学習能力のなさは自覚していたけれど、よもや、ここまでとはね。ふふっ。参ったわ。

 

と、阿鼻叫喚から息も絶え絶えに(画面を閉じる手も定まらず四苦八苦)生還。

生還して思う事。

無数のクモ画像よりも無数のチョウ画像の方が強烈でした。(そこ?!)

 

心底、過呼吸で倒れるかと思いましたよ!…って威張っていうことじゃないですが。

いや己が悪いんですけど。それ以外の何でもないんですけど。

なるほど、クモ<チョウだったか、となんとなく自分を知った気分。(それ?!)

 

そういうわけで、青いチョウがなんだったのかは謎のままにしておきます。

 

えー、と(なんか己のあほな所業のせいで内容がちっとも進まないんだぜ…)

 

それまで、捕まえたチョウは両手で空洞を作ってその中に閉じ込めるのが常だったんですが、

その日は、めずらしい青いのがいたので、先につかまえたモンシロの羽を左手で持って、

めずらしい青いのを右手で捕まえたんですよね。

 

家に帰って親に見せようと思って、結構長い間そうやって持って歩いてたんですが、

モンシロは結構頻繁に見るから誉めてもらえないな、と気づき、

モンシロを逃がすことにしました。(手が疲れたのかもしれん)

 

羽を、子供の指でがっちり掴まれてたせいで、モンシロはへろへろでした。

指の汗がしみこんだのか、羽がなんかこう、しなっしなで、逃げる時も変な飛び方です。

その飛び方が子供の目には異様に映り、大変な事をした、と思ったんでしょう。

急に恐くなって、青いほうも離してしまいました。青い方も、羽がしっとりへろへろでした。

 

その二匹を見送ったあと、ふと自分の指を見ると、りんぷんがくっきりと

 

残っているじゃありませんか。

 

それも、あの蝶の羽の模様そのまま!!

モンシロの白と黒丸、めずらしいのの青と黒のしましま。

 

呪い

 

これは、やつらの呪いだ!!呪いの模様が手に刻み込まれてしまった!!

恐ろしい!なにか解らんけどとにかく恐ろしいことをしてしまったに違いない!!

 

恐 ろ し さ の 余 り 死 ぬ !

 

と、これがはっきりと覚えている、あの時の心境です。

この後泣きながら帰ったのか、その場で失神したのか、やっぱり記憶がぶっ飛んでいます。

 

この単純な子供の恐怖心を理解してもらえなかったのはさもありなん、

父親が、このチョウの恐怖心を克服させようと(それまで楽しく虫捕ってた子だからな)

チョウの標本を、来る日も来る日も押しつけてくるんですよ!!

 

恐怖心しかないのにそんなもの見せられて、うわー奇麗!とか

 

思うかバカヤロー!!(猪木さんの声で)

 

あ、ここでいうチョウの標本とは、世界中の珍しいチョウ(本物)をパウチしたものです。

子供の勉強机の上に敷く、デスクマット。あれです。

あれに、びっしりと、チョウ(本物)が真空パックにされている恐怖。(七咲的には)

 

今思い出しても(思い出したくなくても鮮烈に蘇る画像なんだから仕方ない)

これを作った奴なんなんだよ!一体どういう心境でならこれを作れるんだよ!!

と、こっちにしてみれば、その心理にまで寒気を呼び起こす恐ろしい代物。

(それを入手した父もまたしかり…)

そして父のこの無情の所業も「チョウの呪いのせいだから」と、

 

チョウへの恐怖心がいや増しただけの幼少時代。

 

そんなわけで、七咲、「もう一生チョウに呪われてしまった人」なものですから、

日常においても、極力、チョウとは触れ合わないように生きていきたい。

チョウを見ると贖罪の気持ちが一杯で、すいませんすいません、呪われてすいません。

という気分になるので、チョウが飛んでいると全力で逃げます。

 

特にやつらが毛虫の形態から羽をはやし宙を舞う自由に浮かれている春先には、

道を歩くことさえも、全身全霊をもってして、我が道さえぎるものなし!という決意でもって

ルートを見定めながら歩いてます。

 

なのにやつらは、ひらっひら、ひらっひらと、その決意をあざ笑うかのように、

 

軽やかに舞い、呪いを振りかけていくんですよ!!!

 

予測不可能な軌道を描き、突っ込んでくるチョウを避けるあまり、

車に轢かれそうになった事も多々ある!

チョウか車なら、チョウを避ける!それが呪い!

全方位からわずかな隙をついて突っ込んでくるチョウを避けるあまり、

階段を踏み外した事もそこそこある!

チョウか転落かなら、転落を選ぶ!それが生きざま!

 

そんな七咲、不慮の事故であの世へ行ってしまったら

チョウの呪いが成就せり。

ってことなのかもしれんな。と、真剣に思うくらい、チョウがもっとも恐ろしく

チョウにもっともダメージをくらって生きてます。

 

くだらないトラウマのあまり、1記事つかってしまいました。

(まだ続くのかこの話…)

しかし、1記事も使った功を奏したのか(?)うちのパソッ子はついに、

チョウ、と入力して変換しても、

 

カタカナで確定するようになりましたよ!!!

 

トラウマの何パーセントかを克服した思いです。

 

 

  

えー。

そんなわけで、次回で終わりにしたいな、この話。と思っているのですが。

(誰の為にもならないばかりか、生命力だけが削られていく苦行に挑んでいるようだ)

 

なんと、前々回「深夜闘争」の記事に素敵なコメントをいただいているので、

ぜひにそちらのコメントも併せてお読みいただくと、皆様の心が豊かになれるかもしれません。

 

というか、前ブログの「葉っぱのミカタ」にしろ、この「ただごと」にしろ

お寄せいただくコメントが、記事を補完してあまりある、といいますか

むしろ七咲がネタを無駄にこねくりまわして(こねくりまわしているうちに飽きる)

途中で投げ出した後始末をしていただいているといいますか…

本当に、どうもありがとうございます。

 

そのコメントに感謝を込めまして、あの夜撮ったクモの画像を載せます。

おっと、クモ嫌いな人はご注意。

 

 

 

(このくらい開けとくといいかな?もうまわれ右してくれたかな?)

 

 

 

あの夜、かろうじて携帯でとった我が家の軍曹。

 

いつも通りかなりボケボケですがどうでしょう。これで4センチほど。

ちびっこ軍曹ですが、これを最後にすっかり身を隠してしまったようです。

 

姿が見えないなら見えないで、「くっそう。あいつ元気でやっとるんかな」と

また変に気をもんでいるような毎日です。