借りた本を返し、続きを速攻借りる。
■ドリームバスター 3、4巻 (宮部みゆき)
古い本で良かった。
続刊は誰に借りられることもなく、棚に並んでいた。
物語の続きを読みたい時に読める、というのはこの上ない幸せだ。
旦那様の「おもろないで」攻撃を受け、実際読んでみたらなるほど
面白くはないなと思いつつ、借りた手前しぶしぶ読んでいた1~2巻が
なんと読み進むにつれ物語を加速させ、それが予想を上回って面白かったので
続刊をいそいそ借りて、一日で一気に読んだ。
一気に読んだら、まだ続刊があることが判明!!
図書館には1~4巻しかなかったので、4巻で完結だと思っていたから
慌てて図書館のHPで蔵書検索。
すると、なんと、今になっても続きが出ていないことが判明!!
やっちまった!
頼まれもしないのに自ら進んで、焦らされプレイを楽しむ羽目になった!
(そうでなくても続刊焦らされてる小説多いのに!!!)
割と昔の小説だからもう完結してるかと思っていた。
目論見が甘かったようだ。
しかし。
それが発覚したからいう訳ではないが(ああ、決して)
地球と異世界とを混濁させて書かずに、「異世界だけの物語」とした方が
人物も背景も整理されて、まとまりがあったのではないだろうか、と
思わずにはいられない。
まあその感想も、最終巻まで辿り着かなければ、
作者が何を意図して地球と異世界との混濁を狙ったのかが
明かされないので、今はまだ云ってはいけないのかもしれない。
かと云って、作者がこの続きを書く保証もないので(他の作品はガンガン出てるからな)、
今しか云う機会がないかもしれない。
テーラの物語で全4巻、という構想では駄目だったんですか!?
よし。云った。
完結まで何巻の構想だかわからないので、全4巻で、とか云う場合でもないが。
4巻以降、ずいぶん長く放置プレイなんだから仕方がない!
(いや、自分は今から「放置されプレイ」に入るんだが)
…しかし。
自分の人生が終わるまでに、あといくつの作品世界の完結を
拝めるだろうか?(いや、拝めまい)
という諦念にくれることが多くなったものだよ…。
(決してそういうのを好んで引き当てているわけじゃないんだが)