ただごと

たいくつこそがすばらしい!日常のただごとをただごとでない風に綴るのらくら日記

わが市図書館

2011年05月27日 | 今日の本棚

本を返しに行った時に、手ぶらで帰ってくるのがなんだか寂しい。

しかし、今は小説に没頭していられる時期でもない!!

(まず目の前の事をかたずけようぜ☆)

という間をとって、漫画を借りてみる。


■王家の紋章 1~5巻 (細川知栄子)

最近なぜかマンガ三昧。(なぜか、って、オイオイ)

こんなにマンガに没頭していると家事に支障が出まくっているんだが

連日雨降りだからまあ良いか。

(なんにも良くないが良いような気分になるのが雨のすごさ)

 

 

  

王家の紋章。

云わずと知れた古典の名作だが、未読だったので図書館で借りる。

 

もう、「昔風味」が風味を通り越して、

作品の枠外に飛び出ちゃってるよ!!

という感じ。

わかるかなあ。わかんないだろうなあ。自分でも何云ってるかわかんないもんな。

 

凄惨なシーンなんだけど、書き文字に笑っちゃったり(笑ったらいかんのだが)

悲痛な叫びなんだけどギャグに見えたり(見えたらいかんのだが)

陰謀渦巻く背景にコメディアンが同席していたり(同席してたらいかんのだが)

(って、いやいや彼はコメディアンでもなんでもない。腹黒い神官だ)

 

と、もうツッコミどころ満載で、物語に集中できない!!

集中できないのに、ぐいぐい引き込まれるから凄い!!

 洗濯機を回しながら1巻をちら見していたら、目が離せなくなってきて

その場に這いつくばり、一気に5巻まで読んだ。

硬い床の上も洗濯終了のブザーも浴室カビキラー中の臭いも

なにひとつ、古代エジプトのロマンを中断する刺客になり得なかった!!

(読後に干した洗濯物は、ややいただけなかったが)

 

話的には王道(?)で奇をてらったところはまるでないのに

それでも、ハイ次!ハイ次!ハイ次!とページをめくる手が止まらない。

主人公二人が5巻を重ねてもまだ意思の疎通がままならないのも

ジリジリしながら、微笑ましい。

 

というか、むしろ個人的には、この「思いのベクトルが互いに逆向き」な感じが

少女マンガ的にたまらないので、30巻を超えるくらいまで

ずっとこのまま疎通がないがしろ!でも全然オッケイなくらいだ。

 

なんとなく、書店で表紙だけ見ていた時は、

エジプトの王様が攻め入ってきた英国と戦う話かと思っていた。

(それインドにおきかえて「青のマハラジャ」まんまだから)

5巻まで読んで、「天は赤い川のほとり」だな、と思う。

(つーか「天は~」、の方が「王家の紋章」だな、というべきだろうけども)

 

思って、「天は~」も途中までしか読んでないことを思い出す。

(また読まねばならない本が増えた)

 

目下のところ、まずは王家の紋章全巻制覇!という生きがいができた。

(ろくな生きがいがない)

 

 

  

今回、お試しに5冊借りてきたのは近所の図書館だが、

ここは1~9巻、25~34巻、という中途半端な品ぞろえだ。

(蔵書検索までして確かめたから確実だ)

なんでそんな変な揃え方になってるのか、空白巻数の間に何があったのか

図書館の書籍購入の歴史の方も気になって仕方がない。

 

仕方がないので、全巻揃っている中央図書館まで足を延ばさねばなるまい。

(蔵書検索の結果、わが市には、巻数は揃わずとも3セットずつあることが判明)

(なんでそんなに同じマンガを買っているのか、図書館の書籍購入の以下同文)



最新の画像もっと見る