ただごと

たいくつこそがすばらしい!日常のただごとをただごとでない風に綴るのらくら日記

大人買い

2011年04月04日 | 今日の本棚

友人が、「最近このマンガ気になるねん」と店頭で抜き出し

まあ見てみてよ、というので帯を見、その宣伝文句だけで

なんか妙に気になって気になって仕方がなかったマンガ。

 

■刻刻(堀尾省太)1~3巻

 

旦那様に勧め、「買え~買え~」と念力を送り続けた努力がやっと実る!

(つまり、買わせた)

 

 

  

お試し読み冊子がついてなかったので、内容はわからないまでも

なんか面白そうだ!という雰囲気があった。

そして友人と、これはお試し冊子があるのに、これにはない。

これと、これの違いは何だと思う?

という議論を展開させるだけ展開して、二人して買わずに本屋を出たんだが。

 

その違いとは。

これは、とりあえず中身を見せて面白そうだと思わせて、買わせる。(安心感)

こっちは、そんなものがない方が欲求を煽って買わせる力がある。(隠匿感)

というものだった。

(ちなみに、安心感の方は、「おもに泣いています」だったんだが)

 

「おらおらおら!買わねーとおめーは一生この中身を知れねーんだよ!」

とがっつり隠匿感に煽られて、まんまとハマってしまっているわけだが。

面 白 か っ た !!

1巻初っ端から粗さが気になるものの、話には勢いがあるので

多少の読み難さは無視して読み進むが良い!

って感じの1巻が終わると、あとはもう2巻、3巻と

問答無用で、ページが進む進む!!

 

粗さっていうのは、あれだ。

コマとコマの繋ぎで「ん?」ってなって読み返したり、

世界観の説明がくどくないから「ん?」って読み返したり、

敵キャラがいちいちモブみたいな感じだから「ん?」って読み返したり

勢いにつられて読んでしまって、読み流しに「ん?」って我に帰ったり、

とまあ、そういう類のものだから、とにかく読むべし読むべし!!

 

そうして3冊読みとおしてから、あらためて1巻から読み直すと

面白さが2倍!

二度手間かよ!とかいう野暮なことは云うもんじゃない。

むしろ再読どんとこい!!なマンガだ。

幕間のゆる~いコマも大好きだ。

そのゆるさに慣れると、緊迫したコマでも笑ってしまう。

いや、サスペンスなんだ。サスペンスなんだけどな。

とにかく、すべてにおいて、

自分の好みのど真ん中だったよ。特に、じいちゃんが!!

全キャラの中でじいちゃんを一番に押す!

将来、あんなじいちゃんになりたいぜ!

(どんなに緊迫状態にあってもマイペース!レッツマイペース!!)

 

 

  

ちなみに、まだ友人には買ってもらったことを報告していない。

友人に血管が切れそうなくらいお勧めされて、別の本屋で買った漫画を

まだ読んでないからだ。

(そっちの感想を求められるから早く読まなくっちゃだ!!!)

 

…自分、あんまし恋愛漫画とか興味ないんだな、と気づく。

(3冊とも恋愛漫画だった)



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