友人が、「最近このマンガ気になるねん」と店頭で抜き出し
まあ見てみてよ、というので帯を見、その宣伝文句だけで
なんか妙に気になって気になって仕方がなかったマンガ。
■刻刻(堀尾省太)1~3巻
旦那様に勧め、「買え~買え~」と念力を送り続けた努力がやっと実る!
(つまり、買わせた)
お試し読み冊子がついてなかったので、内容はわからないまでも
なんか面白そうだ!という雰囲気があった。
そして友人と、これはお試し冊子があるのに、これにはない。
これと、これの違いは何だと思う?
という議論を展開させるだけ展開して、二人して買わずに本屋を出たんだが。
その違いとは。
これは、とりあえず中身を見せて面白そうだと思わせて、買わせる。(安心感)
こっちは、そんなものがない方が欲求を煽って買わせる力がある。(隠匿感)
というものだった。
(ちなみに、安心感の方は、「おもに泣いています」だったんだが)
「おらおらおら!買わねーとおめーは一生この中身を知れねーんだよ!」
とがっつり隠匿感に煽られて、まんまとハマってしまっているわけだが。
面 白 か っ た !!
1巻初っ端から粗さが気になるものの、話には勢いがあるので
多少の読み難さは無視して読み進むが良い!
って感じの1巻が終わると、あとはもう2巻、3巻と
問答無用で、ページが進む進む!!
粗さっていうのは、あれだ。
コマとコマの繋ぎで「ん?」ってなって読み返したり、
世界観の説明がくどくないから「ん?」って読み返したり、
敵キャラがいちいちモブみたいな感じだから「ん?」って読み返したり
勢いにつられて読んでしまって、読み流しに「ん?」って我に帰ったり、
とまあ、そういう類のものだから、とにかく読むべし読むべし!!
そうして3冊読みとおしてから、あらためて1巻から読み直すと
面白さが2倍!
二度手間かよ!とかいう野暮なことは云うもんじゃない。
むしろ再読どんとこい!!なマンガだ。
幕間のゆる~いコマも大好きだ。
そのゆるさに慣れると、緊迫したコマでも笑ってしまう。
いや、サスペンスなんだ。サスペンスなんだけどな。
とにかく、すべてにおいて、
自分の好みのど真ん中だったよ。特に、じいちゃんが!!
全キャラの中でじいちゃんを一番に押す!
将来、あんなじいちゃんになりたいぜ!
(どんなに緊迫状態にあってもマイペース!レッツマイペース!!)
ちなみに、まだ友人には買ってもらったことを報告していない。
友人に血管が切れそうなくらいお勧めされて、別の本屋で買った漫画を
まだ読んでないからだ。
(そっちの感想を求められるから早く読まなくっちゃだ!!!)
…自分、あんまし恋愛漫画とか興味ないんだな、と気づく。
(3冊とも恋愛漫画だった)