山帽子のとまり木

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厳冬期・久住山(17187m)へ

2015年03月02日 | 大分県の山
2月21日(土) 朝少し晴れ間も、午後から急速に天気悪化する。通16回目 誕生日花 三椏 ジンチョウゲ科 壮健

まず、前日(2/20)移動のため、阿蘇・高森を通過途中です。温泉で温もろうと ここ<月廻り温泉>の立ち寄り湯へ。ここの広場から見る阿蘇の山々、いつも素晴らしいロケーションですね。今宵は奮発して十数年ぶりに 高森田楽の里で夕食、懐かしい思い出、美味しかった

根子岳と、高岳と噴煙を上げている火山活動の中岳





夜のくじゅうの星空は戸外は立っていられないような寒さでしたが、 満天の星空もみえました。残念ながら画像なしです、と言うより寒くて冷たくて写真とる気分になれなかった~!

さあ、朝になり身支度も済み、牧ノ戸登山口から久住山へ入山です。
この寒い中、朝も早いのに、駐車場もほぼ満車状態です、沓掛山へ向けて歩き始める、夏山時期はコンクリート階段がむき出しですが積雪が踏み固められて アイゼンの音が気持ちよい



ほどなく、沓掛山の展望所に着いた、阿蘇の根子岳&高岳などがきれいに遠望できます



登山道前方には、雪を頂いた <星生山> 厳しい冬山の様相ですが思った以上に積雪が少ないですね



こちら 三俣山 こちらも 積雪、冠雪が少ない。



さあ、淡々と登山道を歩くが風も結構あり顔に当って冷たい~!!荒涼とした氷の状態の山々







西千里ヶ浜付近 を先へ先へと歩を進める、





久住避難小屋手前の小峠付近から、久住避難小屋広場



久住分れ、の分岐点 ここから久住山・中岳へと。下れば 法華院温泉小屋へと続く分岐点



我々はここから、右へ 主峰久住山を目指して登り返す。さらにバリバリと音がするような凍結路



程なく久住山の壁面が近くになった、画像ではよく見えないが凄い氷が張りついています、厳しい冷え込みが伺えますね







ようやく、久住の盟主、久住山・山頂です。山頂の雪は風で吹き飛ばされて積雪はあまり無い。ただ強風で寒く長居は出来ない、記念写真撮って早々に下山開始



久住山山頂から 星生山方面を望む



この後 相方が御池の湖面凍結を見たいとのことで 中岳直下の御池へ向かうことにした
ところが御池への稜線は ここが風の通り道のようで 歩を進めるも横風が強烈で身体がよろけるような極寒の強風に出会う。

それに強烈な風は一層気温以上の体感温度を感じる寒さでした、つまり俗に言われる、低体温症ですね、このときふと思った、ときに、遭難現場で報道されるように、余りにも寒いと、それが思考停止状態になり周囲が見えなくなる、考える余裕もなくなる・・・という現象がおきるのではないかと思った、当日はそこまでは無かったけど、想像以上の寒さは、特に高齢になると充分気をつけなければと再認識した思いでした。ともかく それでも見たさ一心で 御池にたどり着く

今年も湖面は全面結氷のようです。



夏山シーズンは普通の高原の水をたたえている美しい御池です、勿論立ち入ることなどできない、だがこの厳冬期の久住は厳しい冷え込みで湖面は全面結氷しています。 結氷湖面の上におそる、おそる立つことができて相方は初体験で喜んでいます、





他の登山者も次々に湖面上で遊んでいますが もしか?と思って我々はさすが湖面中央部分には立ち入る勇気がありませんでしたが・・・



さあ、湖上あそびの後は 天候も徐々に下り坂へ向かっている、先ほどの登頂果たした久住山は もう 雪が舞っています



星生山は、こちら側は見事な雪山です



ここからまた久住避難小屋を通り、登山口の牧ノ戸へと下山急ぐ。





こうして 最終回は厳冬期の久住山登山を終えました、思った以上に積雪少ない、久住でしたが、やはり 厳冬期のくじゅう界隈は間違いなく寒さも、冷たさも一級品でした、今冬は 久住の冬山は諸般の事情から縁がないと寂しい思いでしたが やっと念願叶い 厳しい冬山でしたが充実感のある一週間近くの山旅シリーズは久住山冬山登山で終了となりました。








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6 コメント

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美しい冬の装いの久住山! (カラッチ)
2015-03-02 20:30:47
おぉ~素晴らしい冬景色の久住山を歩いて来られたのですね!
月廻り公園からの青空の根子岳・高岳を拝見した後、目に飛び込んできた沓掛山展望所への道・・・雪道で綺麗と思いました。
星生山や三俣山、以外に積雪無いんだぁ~って思いましたが、そうではなくて強い風で雪が飛ばされちゃうんですね。

西千里ヶ浜から久住避難小屋辺りでは、段々積雪も多くなって・・・
久住山の壁面はまるで氷の滝のような感じを受けましたよ~
本当に寒そうな荒涼とした景色の中を良く歩かれたと思います。
御池の湖面凍結まで拝見できて、この時期しか見れない久住山の景色を堪能させていただきました。

>厳冬期のくじゅう界隈は間違いなく寒さも、冷たさも一級品でした。
そうなんでしょうね~ 何も隔たる物がないので吹きさらしの状態ですもんね~
でも旅の最後にとても思い出に残る山歩きでしたね!!

平尾台の野焼きも、本当にドキュメンタリーを拝見してるようでした。
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お泊りは阿蘇! (せきりょう)
2015-03-03 07:03:42
お早うございます。
遠征の最終章は久住山でしたか!
月廻り温泉、高森田楽の里楽しまれましたか、私もちょくちょくお邪魔しています。
高森にお泊でしょうか・・・
満天の星、見事な夜空で最後の夜祝ってくれたようですね。
久住山は何度登っても飽きない、しかも、最近の登山ブームで、牧ノ戸峠駐車場は週末は早朝でも満車状態ですね。
お写真拝見させていただき、有終の美飾られ大成功!楽しませていただきました。
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カラッチさんへ (山帽子)
2015-03-03 16:11:21
こんにちは
久し振りだった、くじゅうの冬山は我が隊にとっては結構厳しかったですね、これは年の?かな。いや~、風が強くてね、強風のある久住山の山頂部は積雪はほとんど吹っ飛んでいましたね、残るのは固い氷が張り付いているだけのようでした、これぞ・ザ・くじゅうでした、我々はくじゅうに入山するまで、比較的暖かい宮崎地方の山々を登山していたので、その分余計に寒く、冷たく感じたかもしれませんが。まあそれはさておいても時には厳しい冬山もシャキッとしていいもんでした、もう3月いり 下旬ごろはまたくじゅう界隈は山野草もみれる季節にはなりますね、ありがとうございます、
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せきりょうさんへ (山帽子)
2015-03-03 16:21:45
こんにちは
>月廻り温泉、高森田楽の里楽しまれましたか~
久し振りでしたね、月廻り温泉からは
あの雄大な根子が良く見えてどこか殿様気分になれましたね、
こんな真冬にもかかわらず、相変らずくじゅう界隈の登山者多いのにはびっくりですよね、ただ一つ気になるのは、途中のあの避難小屋のトイレが今だに使えない状態でして、男性はどうにかできても、女性が大変困りますね、早い話は下山するまでガマンしないといけない・・これはつらいものがあります。相方も困って早く下山したいと大急ぎでした、
これだけ登山者が押しかける山にしてはお粗末だと感じましたね。
>お泊りは阿蘇!~~
それがこの一週間すべてが車中泊でした、これも思い切った経験を体験目的の一つだったもので、なんとか乗り切りました。
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さむーい (chidori)
2015-03-03 20:35:55
山帽子様
よくもこの寒い中、長旅の締めくくりにの山歩き、とてもまねできない世界です。

でもそのプロセスがよくわかりました。
雪は少ない方なんですか?
経験してない世界なので見当がつきません。
ご夫妻で寒さもなんのその。熱くなりました。

お疲れ様でした。

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chidoriさんへ  (山帽子)
2015-03-04 08:27:13
おはようございます
くじゅう界隈の冬山歩きは当方も3年ぶりぐらいでした、昔は何でもなかった久住の山々も年々 寒さも登山もだんだんに難儀を感じるようになってきましたね、ただ風がなかったらもうこれは最高です、特に踏み固められた登山道は快適そのもの、くじゅう賛歌の一つでも歌いたくなるほどですよ。寒さもさることなが山では最大の難敵は強風じゃないかと思います、この日は横風で身体がよろけるようで先へ進むのに危険を感じるような登山路もありましたので。まあこれも含めて ザ・くじゅうの山でした。
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