山帽子のとまり木

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仲秋の候・ぶらり~くじゅう

2009年10月06日 | 山歩き、
紅葉時期には多少早いがあのくじゅう連山の草原歩きは 気持ちいいだろうなあと
思えば こころはもうルンルンで快調に車をくじゅうに向け走らせる。
そう言えば 昨夜は仲秋の名月だった。 が 
コンデジを ちょいと空に向けてみたが ご覧のようにピン大甘で
<ウサギさんの餅ツキ>の様子はとれませんでしたが。



まん丸いはずのお月さん 少し変形しています。
これも ご愛嬌。



行橋 今川河口 付近ではちょうど 日の出時刻
気温12℃と表示されていた。やはり少し小寒い感じです。



やがて 耶馬渓付近にさしかかる。
のどかな風景の中に 街道沿いには 目にも鮮やかな もう終盤の
彼岸花と まっ白い ソバの花と対比がまことに美しい。
思わず車とめて 車内から パチリ。



玖珠を通過 四季彩ロードを一気に 駆け上がればもう くじゅう連山は
右に左にとその雄姿が見え隠れする。
路傍にキラキラと輝く草木 何だろうとよくみれば エノコログサの親分みたいな
最初朝方の冷え込みで雑草が霜でもついているのでは?思ったが
よく見れば朝露が朝日に反射してキラキラ光って揺れているようでした
これが季節が進むと 今度は 霜がついて一層きれいだろうなあ。



雲ひとつない青空の下 端正な 涌蓋山の雄姿が目に飛び込んできた
独立峰でひと際 目立つ山容ですが いつも霧・ガスに霞んで
なかなかこんな美しい姿はあまり見ることがない。
今朝はいつになくきれいです。



正面には 地熱発電所付近の 噴気が点々と。



長者原手前から 筋湯温泉方面へ向かうと 何と 終わっているだろうと
思っていた、<ヒゴダイ>があるではないか。
信じられない 嬉しい出会い、へえーこの10月の初旬まであるのでした。
てっきり 真夏に咲く花とばかりに勝手に思っていたので。
最盛期は過ぎた感あるものの 充分存在感あり嬉しくなった。



涌蓋山バックに もう一枚。





やがて 地熱発電所前も通過 一目山登山口の駐車場到着。
早くも路肩には十数台の登山者の車。
自分は今日は遊びながら 一目山~合頭山への山野草探しの散策が目的ですから
急ぐことない。
登山道には さっそく このお花が目立つ。
<ヤマジノギク>が無数に。




多分見れるだろうなと思っていました。

<ウメバチソウ> 雑草のなかに まっ白い小さな花をパッと開いていて
可愛い花です。次々と見れました。




<アキノキリンソウ> 



<ヤマハハコ>
小粒ですが とてもきれいです。



<ヤマラッキョウ>
おそらく今頃がもっとも多く咲いているのではないだろうか。






<リンドウ>
同じ花ですが少し場所が違うといろんな表情がある。



一目山 山頂からは 阿蘇谷と根子岳&高岳がくっきりと
確認できた。
左峰が 根子岳 左峰が高岳





一目山でしばしくつろいでいると 次から次へと登山者が登ってくる。
あまりにも天気いいので山頂からの眺望に皆さん歓声あげて
満足しているようでした。
自分はそろそろと下山始めると 登山道脇には 白く小さい花
よく見れば シロセンブリの小さい花があった。



振り返って 仰ぎみる 一目山



こんどは 反対側の合頭山へ向かう、九重森林スキー場の
ゲレンデをちょいと通らせてもらって合頭山へ向かう。
スキー場のゲレンデの棚柵外には 驚くほどの
<ヒゴダイ>の群生があった。それも無造作に。こんなに
多いとは。次回はルリ色の目の覚めるような時期に出会いたいなあ。





やがてスキー場を上がり 漁師山と合頭山の分岐にでた。
この付近からボツボツ お目当ての <マツムシソウ>
が見れる。だが時すでに 最盛期は過ぎつつあり、かろうじて
数本なんとかカメラに納めることができました。



<ワレモコウ>



<三俣山>のどっしりした風格ある山姿です。
合頭山 山頂から
山頂に吊るしてあった温度計は 気温 10℃




ゆっくりと 九重連山の名峰を独り占めで眺め 最高の至福の時を
過ごしたあとはまたスキー場を拝借して下山する。
スキー場の刈り込まれた 芝生の片隅には 白い野菊が 鮮やかで
その白さがまぶしく 過ぎゆく季節を演出していた。
やがて 来月下旬にもなれば このゲレンデにも 人工降雪機の音が
うなりをあげて 響き スキー客を迎える準備になるだろう。
ちなみに 人工降雪用の 水源貯水池は 満タン状態だった。

今日は仲秋盛りのくじゅう ひとり ぶらり旅とでも言おうか
まったくのんびりと 大好きなくじゅう草原を心ゆくまで 楽しみ
大いにリフレッシュできた最高の一日でした。



やがて今月末ごろから、くじゅう連山も紅葉の美しい山容に
全山つつまれ 最後の輝きの時が待っている。
また その時 再訪したい。












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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いいなぁ (一美)
2009-10-07 08:07:53
おはようございます。
土曜日 綺麗な月でしたよ。月ってどの場所かも同じように見えるらしいので・・・。
私は9時頃見上げてました。

くじゅう一人旅だったんですね。いいなぁ。
今川辺りは、犀川へ行く時によく走る道です。

今月で山登りを始めて、一年になります。
最初が久住でしたから、またこの秋に登ってみたいと思っています。
計画がありましたら、お誘いください。
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花の構図が素敵! (wagtail)
2009-10-07 14:26:21
自然散策は、一人が一番。
わたしは二人の時は、5分としない内において行かれます。
後は「待たせては行けない。」と言う、あらぬ心遣いから写真どころではない。
一人の時はじっくりとマイペースで、思う存分自然が楽しめます。

花の構図が最高!(腹這い撮影?ご苦労様)
周りの環境が見えていいですねぇ。
花の生活環境が見え、どんな所に自生しているのか思いがめぐらせます。
野鳥写真もこうした、鳥の生活空間が垣間見られるような写真になればいいのですが…。
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REいいなぁ (山帽子)
2009-10-07 21:14:29
一美さん
いつ行っても・何度登っても くじゅうはすべてが私にとっては最高です。
こころゆくまでゆっくりできました。
一目山 山頂では 大の字になってしばし寝ころんでみたりして遊びました。
ご覧のようにさ山野草も多く楽しい一日でしたね。
次回は一緒できればいいですね。
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RE花の構図が素敵! (山帽子)
2009-10-07 21:22:21
wagtailさん こんばんは
明日には関東地方も 台風の影響がでそうで
心配しています。ご安全を祈っています。

wagtailさんから ほめられると 穴に隠れたいぐらい 舞い上がってしまいそうです。
先刻 撮影のスタイルまで読まれているようで・・
まったくご想像の通りでした。
ただ 草原なので 腹ばいになって撮影も帰って気持ちよく いい気分でしたよ。
こうした ひとり旅も時にはいいものですね。
くじゅうはwagtailさんも案内してみたいなあ。
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秋・・本番!! (メタボねこ)
2009-10-08 09:21:00
吸い込まれそうな、素晴らしいお天気に
「くじゅう」は最高ですね!!
秋,本番で紅葉が楽しみです。
昨年の阿蘇・九重の紅葉登山が思い出されます

今年も今から「ワクワク」~よろしくお願い
します。
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RE秋・・本番!! (山帽子)
2009-10-09 07:01:40
メタボねこさん
当日はもう 最高の快晴で 素晴らしい山歩き&花探しができました。
あの 銀色んい輝いて 波打つ ススキの大草原には 何もかも こころ洗われるようです。
しかし やっぱり季節ですね。あんなに 上天気でも山頂は気温 9~10℃程度でじっとしていては 小寒いぐらいでした。
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湧蓋山とヒゴタイの花 (山のウグイス)
2009-10-09 08:58:08
くじゅう山、ぶらり一人旅。
晴天の中、ゆったりのんびり花散策できて良かったですね。
「湧蓋山をバックにヒゴタイ」の写真、素晴らしいですね。
季節がとても良く感じ取れます。
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RE湧蓋山とヒゴタイの花 (山帽子)
2009-10-09 22:09:27
山のウグイスさん
時には ソロもいいものですね。
思いつくまま 行動できて思わず時間が過ぎるのも忘れるほどでした。
やはり くじゅう は 何度行っても素晴らしく懐深いです。
それに 合頭山 山頂の温度計 10℃弱ぐらいで 天気はいいのに 寒かったです。
やはり秋が進んでいました。
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