備忘録 the next generation

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出すべきか出さざるべきか

2005-07-08 23:17:14 | コスメ・ファッション
シャツの裾をズボンから出すか出さないかは、
僕らが高校生の頃はまだ入れるのが普通だった。
でも90年代前半を境に急に言われなくなった。

それでも、2000年代になってもカジュアルで出勤するときは
上司の目もあるので裾を中に入れていたわけだけれども、
最近は偉い人に会うか、来客でもない限りは出しっぱなしだ。

言い訳に聞こえるかもしれないが、デスクワークで
背もたれの高い椅子に長時間座っているうちに
自然に裾が出てしまっているということも少なくない。

ところで実際には、シャツには出して良いものと良くない
ものがあるという話を聞いたことがある。
もちろんシャツ自体は、その発祥の地であるイギリスでは
下着なので、出す出さない以前に上着を着ろよって
ことになるわけだが、そういうクラシカルなシャツというのは
裾がカーブするように裁断されていて、これは
出すべきものではないらしい。

一方で90年代から見られるようになったシャツは
裾が水平にカットされている。これは出していいらしい。

確かに言われてみると、裾のカーブしたシャツを
びろ~んと出して着るのはだらしなく見える。つまり
今持っているシャツの裾を出しさえすれば
カジュアルになるというわけではなかったらしいのだ。

さて、年とともにウェストがきつくなってシャツを入れたくない
というのは、また別の問題・・・


「ITプロジェクトの実態とは!」より

2005-07-04 13:41:58 | デジタル・インターネット

http://www.projectcartoon.com/cartoon/586
より、この絵の解説を試みたい。

  • ■ 顧客が説明した要件
    顧客はその分野のプロフェッショナルなので、
    プロなら問題の把握や解決策の提案も
    信頼できるかと思いきや、そうでないことが
    多いという皮肉。顧客は問題発見や要求定義の
    プロではないのだ。
    コンサルはその手腕(思考法、分析法)で
    相手も気付いていないような問題の掘り起こしや
    発見に努めなければならない。

    ■ 営業(コンサル)の表現、約束
    問題に対して一定の解決案を示せているものの
    顧客に媚びるあまり誇大であったり、無駄な表現で
    周囲を混乱させてしまう。
    「大舟に乗ったつもりで」といった感じだ。

    ■  アナリストのデザイン
    アナリストは凝ったものを作りたがる性癖がある。
    問題を解決できそうではあるが、
    しばしば現実離れしたものを考案してしまう。
    アナリストは趣味に走らず、顧客や自分たちの
    実力をわきまえて実現可能な提案をすることに
    努めなければならない。

    ■  プロジェクトリーダの理解
    プロジェクトリーダは、問題解決の総指揮者。
    顧客や営業、アナリストの意見をまとめて
    プロジェクトの方向性を決定する。
    実現可能でバランスの取れた解決策を
    提案できるが、顧客、営業、アナリストの意見を
    調整するうちに重要なものを削ぎ落としてしまうことがある(この場合ブラブラできない)。
    リーダは必ず問題の本質を押さえて最低限の
    要件だけでも満たせるよう努めなければならない。

    ■  プログラマの実装
    アナリストやリーダの示した目標を実現するには
    技術が未熟であったり、そもそも人手不足であったり
    することがあり、手の届く範囲で頑張った結果、
    何か形のあるものにはなっているが顧客の問題を
    全く解決できない。最悪の場合、プログラマは
    「何だか分からないけど顧客の所に持っていけば
    運用でなんとかなるんだろう」ぐらいの意識。

    ■ ベータ版テスターの受難
    ある程度は要件を満たしているのだが、ベータテストの
    段階ではちょっと長さが足りなくて、首吊り紐みたいになって
    しまっている。もしこれを使用したらひどい目に
    合うことは分かっているのだが・・・

    ■ プロジェクトの書類
    成果物が要件を満たせなかったため、ドキュメント
    を作成する時間がないという現象。
    ドキュメントがあったとしても、実際の成果物の
    影くらいしか表現できていない。

    ■ 顧客への請求金額
    プロジェクトリーダは現実的な予算を組み、
    営業は安く見積もったり、
    アナリストの提案は高価すぎたり、
    そもそも問題の理解が不十分なために
    度重なる仕様変更で請求額は乱高下。

    ■リリース時期
    リリースが遅れた結果、シーズンを逃してしまい
    誰も寄りつかない始末。

    ■広告
    広告だけはクール。

    ■ 実際の運用
    全てがちぐはぐであったため、システムを
    適切に設置することができない。できあがった
    ものを顧客のところに設置しようと、2本目の縄を
    垂らそうとしたとたん、「いや、そうではない」
    というクレームが付いて、そこまで止まり。

    ■ 得られたサポート
    使い物にならないので、サポートは
    途中でスッパリ打ち切られる。

    ■障害対策
    バックアップ系を用意してある。
    ただし実運用に耐えるかは未評価。

    ■実際の性能
    ちょっと蝶のようなものが上に乗ったくらいの負荷で
    破損してしまう。

    ■オープンソースの場合
    だいたいみんなが望むものは、一通り無料で
    揃ってる。だが、それは顧客にとって必要な
    ものかどうかは別の問題。

    ■パッチの適用後
    セキュリティパッチをあてたら、色々と制限が加わって
    結局のところ手も足も出ない。

    ■ 顧客が本当に必要だったもの
    顧客の説明は「木からぶらさがるもので、
    縄で吊るして、乗ることができて
    地面から離れていてぶらぶらできて、
    頭をくぐらせられるだけのスペースがあって、
    ブランコに似ているけど、でもブランコではなくて」
    というようなものだったようだ。

     そして、顧客自身も説明するときに重要な点を
    見落としているため本当に必要であったものは
    誰にとっても思いもよらないものであったり、
    見積もりより遥かに工数が少なくて済むもので
    あったりする。

    ■diggの影響
    そんな公共事業が掲示板などで話題になると・・・