小さな旅を愉しむための情報PLUS

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シュノンソー城🙂🙂😐「フランス王 アンリ2世」の愛妾「ディアーヌ・ド・ポワティエ」と王妃「カトリーヌ・ド・メディシス」の愛憎劇の舞台となった城

2020-06-01 19:59:12 | 海外旅行

フランス中部「Centre-Val de Loire(ヴァル・ド・ロワール地域圏)」の「Indre-et-Loire(アンドル-エ-ロワール県)」県庁がある「Tours(トゥール)」は、パリ「Gare de Paris-Montparnasse(モンパルナス駅)」から「LGV Atlantique/LN2(LGV大西洋線)」のTGVで約1時間15分だ。
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その「Gare de Tours(トゥール駅)」から、電車約30分で「Gare de Chenonceaux(シュノンソー駅)」に到着するが、さらに徒歩約3分で、初期ルネサンス様式の傑作と言われる世界遺産の「Chteau de Chenonceau(シュノンソー城)」に着く。
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始まりは、11世紀に遡る製粉所だというが、城としては1411年 に建てられ、その後約400年にわたり6代の城主が女性であったということ、とりわけ「Henri Ⅱ de France(フランス王 アンリ2世)」(1519年~1559年)をめぐる愛妾「Diane de Poitiers(ディアーヌ・ド・ポワティエ)」(1499年~1566年)と、王妃「Catherine de Médicis(カトリーヌ・ド・メディシス)」(1519年~1589年)の愛憎絡み合う舞台となったことが、現在にまで語られる。
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「カトリーヌ・ド・メディシス」は、「フランス王 アンリ2世」が亡くなると、1547年に「フランス王 アンリ2世」から城を贈られていた「ディアーヌ・ド・ポワティエ」を追い出し、1576年には「Loir(ロワール川)」支流の「Cher(シェール川)」に架かる橋を、ギャラリー(回廊)に改築させて、ほぼ現在の景観をつくり上げたという。第一次世界大戦時は、傷病兵の病室として使われたというこのギャラリー(回廊)こそが、この城を最も特徴づけている景観といえるだろう。
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美しく印象深い並木が、訪問者を迎える小さくまとまって落ち着きのある城は、その所有の変遷に纏わる人物の哀歓劇に、「一場の夢」たる人間存在の有り様を、人々に語り継ぐ場にもなっている。

 

ルーアン 大時計台🙂😐😐「Rue du Gros-Horloge」のシンボルになっている1389年設計の大時計台

2020-06-01 13:19:11 | 海外旅行

フランス北西部「Basse-Normandie(ノルマンディー地域圏)」の首府で、「Guerre de Cent Ans(百年戦争)」のヒロイン「Jeanne d’Arc(ジャンヌ・ダルク)」が焚刑に処せられた地であり、「Chartres(シャルトル)」「Amiens(アミアン)」とともに、北フランス三大ノートルダム大聖堂と言われる「Cathédrale Notre-Dame de Rouen(ルーアン大聖堂)」がある 「Rouen(ルーアン)」は、パリ「Gare Saint-Lazare(サン・ラザール駅)」から、SNCF(フランス国鉄)「Intercités(アンテルシテ/在来線特急列車)」で約1時間20分だ。
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その「Gare de Rouen(ルーアン駅)」からは徒歩約10分で、「Cathédrale Notre-Dame de Rouen(ルーアン大聖堂)」から「Place du Vieux Marché(ヴュー・マルシェ広場)」「Le Bûcher de Jeanne d’Arc(ジャンヌ・ダルク火刑場跡)」「Église catholique Sainte-Jeanne-d’Arc(ジャンヌ-ダルク教会)」に向かう道すがらに、ルネサンス様式「Le Gros-Horloge(グロ-オルロージュ/大時計台)」がある
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1389年に「Jourdain del Leche(ジョルダン・デル・レッシュ)」が設計し、1529年に現在地へ移されたという「Le Gros-Horloge(大時計台)」は、紺と金色が鮮やかで、太陽と散りばめられた星が印象深い文字盤に、単針で時を刻んでいるが、中世の木骨組みの建物が残る「Rue du Gros-Horloge(グロ オルロージュ 通り)」の街並みにピタリと嵌まり、街のシンボルとなって大切に管理されているという。