「岡本太郎」の代表作「明日の神話(あすのしんわ)」は、1954(昭和29)年の「ビキニ環礁」におけるアメリカ水爆実験で、死の灰を浴びた遠洋マグロ漁船「第五福竜丸(だいごふくりゅうまる)」の被爆がモチーフの巨大壁画だ。
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依頼のあったメキシコで、1968(昭和43)年から翌年にかけて制作された後、行方不明になっていたが、2003(平成15)年に発見され修復を経て、パブリックアートとして、鑑賞目的以外の人が目にする機会を得るに適した場所が考えられ、2008(平成20)年10月から、JR山手線「渋谷駅」と京王井の頭線「渋谷駅」を結ぶ連絡通路に設置された。
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全体を写真におさめることが困難なあまりにも巨大な壁画を目にする機会は、まさに「岡本太郎」の面目躍如たる作品の存在とその設置であることを、納得する時間になるだろう。
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