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オランジュリー美術館🙂🙂😐「クロード・モネ」の連作「睡蓮」を自然光で鑑賞できる落ち着いた佇まいの美術館

2020-06-06 01:15:38 | 海外旅行


「Musée du Louvre(ルーヴル美術館)」は、「La tour Eiffel(エッフェル塔)」や「Arc de triomphe de l'Étoile(エトワール凱旋門)」に一聯の観光スポットとして、ツアー旅行者のパリ市内観光に組み込まれ、溢れる団体入場者で完全にオーバーツーリズムの隘路に入り込んでしまっている。とりわけ東アジアからの団体入場者の存在感は大きく、有名作品の前は雑然として手の施しようがない喧騒の場に堕して、本来は映画について語った言葉ではあるけれど・・・「名画はどこで観たって名画だ」なる名言も無理難題となってしまい、落ち着いた作品鑑賞を求めようにも困難な美術館となってしまっている。
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一方、その「ルーヴル美術館」から徒歩約15分、「Jardin des Tuileries(チュイルリー公園)」内の「Seine(セーヌ川)」ほとりにあって、最寄り駅Métro Ligne ①⑧⑫「Concorde(コンコルド)駅」から徒歩約5分の「Musée de I’Orangerie(オランジェリー美術館)」は、「Claude Monet(クロード・モネ)」の連作「睡蓮」で知られる小規模で落ち着いた佇まいを見せる美術館だ。
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「クロード・モネ」の遺志を受けて、大カンバスに描かれた連作「睡蓮」を、自然光で見られるように、2006年から改修に取り組んできたという。その1階の楕円形2室には、第1展示室に「朝」(200×1,275センチメートル)「雲」(200×1,275センチメートル)「緑の反映」(200×850センチメートル)「日没」(200×600センチメートル)、第2展示室に「柳のある明るい朝」(200×1,275センチメートル)「朝の柳」(200×1,275センチメートル)「二本の柳」(200×1,700センチメートル)「樹木の反映」(200×850センチメートル)の4作ずつが配されているが、「クロード・モネ」は「穏やかに思案に耽ることのできる場となるだろう」という思いを込めた言葉を残しているという。
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-1階(地下1階)には、「Pierre-Auguste Renoir(ピエール・オーギュスト・ルノワール)」(1841年~1919年)の「ピアノを弾く少女たち」(1892年)「長い髪の浴女」(1895年)や、「Amedeo Clemente Modigliani(アメデオ・クレメンテ・モディリアーニ)」(1884年~1920年)の「ポール・ギヨームの肖像」(1915年)のほか、「Paul Cézanne(ポール・セザンヌ)」(1839年~1906年)「Henri Julien Félix Rousseau(アンリ・ジュリアン・フェリックス・ルソー)」(1844年~1910年)などの作品が、広いとは言えないスペースに多数展示されているので、こちらは入館者が自ずと集中し、やや窮屈な鑑賞になってしまう。





 

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