山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『三国志』第7巻=宮城谷昌光著

2013-04-29 17:46:48 | 読書

 宮城谷昌光の『三国志』第7巻を読んだ。この間、岩泉町議選の応援に出かけたりで図書館へ通うこともままならず、中断していたのだがあと5巻を読み終えようと大野図書館から借りだして読んだ。

 第7巻では、劉備が蜀を攻め取り、荊州の一部とと蜀を確保して魏、呉とともに3国の体制を築いていく過程を描いている。吉川三国志などでは、劉備は実に格好よく描かれているのだが、宮城谷の作品では劉備という人物の姿がよくわからない感じがする。代わりに曹操は大変な人物のような気もするが、果たして本当の歴史はどんなものであったろうか。作家の解釈、空想の世界が入っているのが小説であり、学術書でないのだからそれも当然なのかもしれない。司馬遼太郎なども、『龍馬が行く』を書いた後、どこかの講演で自分の描いた龍馬は自分のものであって、それが実体とは思わないでほしいというようなことを話したと聞いた。歴史上の人物をその作品ですべてわかったような気になってはいけないのだと思う。残りはあと4巻、読み始めた連続物は読み終わらないとすっきりしない。


田んぼの川のほとりにスイセンが咲く

2013-04-29 17:46:48 | 自然

 今日も1日、田んぼのクロづくり。去年まではここを丁寧にやらなかったので、上側の比較的狭いところで水漏れがあったりで散々だった。下から2枚目の田は、下側の土手が細く、水を入れた段階で水漏れし応急修理して何とか田植えをして実りの秋を迎えたのだが、刈り取りを迎えたころにヒビが見つかりついに修理を依頼した。私が総選挙の候補になって走り回っている間に工事が行われ、幅が1㍍近くなり高さも「深水管理」が出来る15㌢を優にこえる高さになった。ところが冬の凍結のためゆるんでいたので、これを踏み固めながらクロの側をずっと掘り起こす作業をしている。朝の8時から始めて、だいたい午後3時頃までスコップでの作業で1日目はかなりの筋肉痛だったが、雨で2日休んで合計4日間作業をしたので、身体もようやく慣れてきたようである。

 田んぼに作業に行くと、用水用の川のほとりにスイセンが咲きそろっていた。今は亡き義母が元気な時に植えたものらしく、数を増やして咲きそろっている。あまり増えても困るのだが、とにかく満開の状況である。大野の桜もようやく咲き始めたが、満開は連休の後半になるのではないかと思う。咲きそろったら、またブログにアップしたい。


久慈裕子の議会報告と「花見会」

2013-04-28 07:41:24 | 政治

 昨日(27日)、私の連れ合いである久慈裕子洋野町議の議会報告と花見会が開催された。私は、後援会事務局として料理の準備やら、会の運営やらと忙しかった。この会合には、菊池ゆきお氏(共産党参議院岩手選挙区予定候補)が顔をみせ、夏の参院選に向けた決意を述べた。

決意を述べる菊池ゆきお氏

 議会報告の中で、久慈裕子町議は町の一般会計予算規模が過去最高となったが、税収が伸びないもとで借金が増えている問題を指摘し、不要不急の土地購入などの無駄を削って子供の医療費無料化年齢の引き上げなど、町民の暮らし・福祉優先の町政への転換を求めたことを述べた。また、久慈広域、二戸広域で1つのごみ焼却場建設する計画に対し、管内共産党議員8名が連携して無駄や香川県に匹敵する広さでのごみ収集の問題点などを指摘してきた結果、「北部環境組合」が解散の意向を示した点をのべ、この結果を引き出すうえで菊池ゆきお氏が高橋ちづ子衆議院議員とともに環境省にかけあって、広域での建設計画の引き金になった補助金問題をただしたことを指摘。バッジはなくても立派に通用する政治家だ、ぜひ国会に送ってほしいと訴えました。

 2次会では恒例の手踊りも披露され、参加者みんなで楽しみました。

 この日のお料理は、しめ鯖、ホウレンソウともやしのナムル、フキの炒め煮、ワカメの茎の味噌漬け、ゆで卵、ワカメご飯、ひっつみの6品と別に葉わさび。うちホウレンソウともやしのナムル、ひっつみは「山クジラ」が作成。ワカメご飯は久慈裕子作成。あとはほとんどいただきものでした。


今年も基肥用の化学肥料を購入

2013-04-27 08:28:20 | 農作業

 いよいよ田んぼづくりが本格化している。21日まで岩泉町議選を手伝っていたので、まったく田んぼに入れなかった。22日からまず「クロ」づくりを始める。去年はあまり丁寧にやらなかったのだが、田の隅を掘り起し冬の間にゆるんだ「クロ」=土手の部分を固め、崩れたところには土を盛り上げさらに固める作業をしておく。田んぼの縁を掘り起こすのは、トラクターでの作業でロータリーが縁まで掘り起こしてくれないからである。いつも周辺に固い部分が残って気になっていた。

 昨日は、雨で溜まっていた燃えるゴミを広域の焼却炉に運び、ついでに先日人に頼んで切り落とした枝も積み込んだ。それが済んでから、軽トラのタイヤを夏用に変え、傷んでいたバッテリーを交換。すっかし春仕様になった。

 その後、JAの二つ屋の経済センターに行って「新みのり12号」という、久慈地域で使う水田基肥用の配合化学肥料を13袋購入した。すでに、秋に牛堆肥を入れて1回秋起こしをしているので、「クロ」づくりが終わったらこの基肥を撒いていよいよ「田起こし」となる。これまでの経験から、「田起こし」と「代掻き」、「エンブリ」ここを丁寧にやらないと後の管理が大変である。一番緊張を強いられる時期だ。


コゴミのゴマ和え

2013-04-27 06:37:16 | グルメ

 昨日大野産直でコゴミが出ていたので購入。今朝は私が料理番なのでコゴミのゴマ和えにしてみた(写真)。

 コゴミはクサソテツの異名である。当地では、もっぱらコゴミで通っている。シダ植物で食用になるので知られているのは、ワラビ、ゼンマイがあるがワラビはアクが強く湯がいてから重層をといた液につけたりしてアク抜きをしなければならず、ゼンマイに至っては取ってすぐ食用にはならず、干してから戻して食用になる。ところが、コゴミにはほとんどクセがなく、湯がいておひたしや和え物などに適している。ただ、他の山菜より早く出るので、野生のものを入手するのはかなり難しい。わが家の田んぼの近くの山林にも出るのだが、気が付いたころは歯が開いてそれこそソテツのようになっている。今回使ったのは栽培物である。