いつも私達乳癌患者が定期検診で必ず受ける「 骨シンチ 」。コレの他に同じ機械を使用して行う『 ガリウム(Ca)シンチ 』があります。私は仙骨骨折時にガリウムシンチを受けました。やはり癌の転移、又は別の病気での炎症が内臓などにおきているかを判断するためです。
ガリウムシンチでは、クエン酸ガリウム(67Ga-citrate)という放射性医薬品(放射能が入っているお薬です。被爆は少ないのでレントゲン撮るのと変わらないそうです。これを聞いて少し安心した私です)を使用します。クエン酸ガリウムは腫瘍や炎症を起こしている部分に集まる性質があります。このクエン酸ガリウム(放射性医薬品)を静脈注射し、その2~3日後の時間をかけガンマカメラで撮像を行います。撮像中、ガンマカメラはカラダにかなり接近し、場合によっては検査台が動いたり、ガンマカメラ自体がカラダの周りをゆっくり回転したり、手を上げたりします。クエン酸ガリウムは24時間迄に20%~30%が腎臓から排泄され、その後は消化管から排泄されます。これが腹部の情報を妨げる為、検査日の前々日と前日の2日間下剤を飲む必要があります(お腹(腸内)を空っぽにします)。ガリウムシンチでは全身の検索ができSPECT(断層)像により3次元の情報を得る事が出来ます。また、放射線治療や化学療法(抗癌剤等)の後でその効果を判断するためにも使用されます。(参考文;北里大学病院)食事制限はないけれど・・・・注射後、24時間はウンコしないようにするのだ・・・。後は・・・骨シンチよりも撮像時間がかなりかかります(
ガリウムは30~60分
骨シンチは20分位です)



