帳場の山下さんの魚河岸日々雑感

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のえち物語②

2010-03-23 04:13:00 | ノンジャンル
その上司は猫を飼っているので、いいなー、私も猫を飼いたいなー、と日常的に、実にしつこく、何年も言い続けていたのだけれど、さすがに業を煮やしたか、ある日彼は私にこう言ってくれたのでした。


「世の中には処分される運命にある猫が沢山いるんだからさ。今アンタは飼える状況にあるんだから、猫の命をひとつ、救ってやりゃあいいじゃないの」




ふくふくのえち



目からウロコが落ちる音が聞こえたような気がした(^^;

たまにはイイこと言うじゃーん。



というのも、上司のうちには猫のほかに犬もおり、二匹目のワンちゃんを里子として譲り受ける手続きをしていたところ、だったのですね。
ちなみに、その一匹目のワンちゃんもそうして彼の家の家族となり、猫さんに至っては、ガレージのところに捨てられていたんだそう。

いやー……ボロボロとウロコが落ちたわ(*^^*)
私でも、大好きな猫の命が救えるんだ!と。
今となりゃあ、そんなことはどうでもよく、というか考えてもいなくて、ただこんなステキな子が家に来てくれたことが幸運だったと思うだけなのだけれど、とにかくこの一言で数年間のモヤモヤがキレイに払拭され、行動を起こし始めたのでした。

(続く)