帳場の山下さんの魚河岸日々雑感

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笑えるなら、笑おう。

2011-04-05 20:32:00 | 日々雑感

本日観た映画。

「名前のない少年、脚のない少女」


ボブ・ディランという人は、本当に象徴的なアーティストなのだね。
この人のことをちゃんと知っていないと、この繊細で文学的な作品の本当の意味を理解出来ないのかもしれない。



映画の前にピアノレッスン。先生と今日も今日とて地震の話。ディズニーランドはいつ再開するんだろう、エレクトリカルパレードなんてまんまだもんねえ、と話していたらふと可笑しくなり、そういえば地震の時ミッキーはどうしたんだろう、手を振り振りわーって逃げたのかなあ、ミニーが心配だから探しに行くよ!って言って逃げたのかも。いやいや、ミッキーは逃げたりしない!そんなことしてほしくない!きっと大きく手を広げて、大丈夫だよ、僕の所へおいで!と子供たちを守ったんだよ!そうだねえ、ドナルドは逃げてもいいキャラだけど、などとひとしきり盛り上がってお腹を抱えて笑った。

ようやくそんな話も出来るようになったねぇ。でも、いいのかねぇ、こんなことで笑っちゃって。いいんですよ、いいんですよ、きっと。大いに笑いましょう。その方がいいに決まってますよとうんうんうなづく。

笑える余裕のある場所にいるならば、笑った方がいいよね。いや、笑えない状況はまだまだ続いているけど、そして笑えない場所にいたとしてもやっぱり、笑えるなら、笑った方がいいよね。まだまだ、まだまだ、そう簡単に言えるもんじゃないけれど。