朝 雨戸を開けると
涼しい風に「気持ちいい・」と
思ったのは つかの間
風は強いけれど蒸し暑いです
“風が有るから 雨が降るまで”
と思って 洗濯物を外に干したら
突然の吹き振り
慌てて取り込んだら 雨は止んで
最初から外に干さなければ良かった・
60前の女性が 「体調が悪くて・」と
20歳位の息子さんと来られました
お母さんは 静かにお話されます
息子さんは学校に行って無くて
仕事もしていないとの事です
“体調不良の原因は息子さん・?”
息子さんが話をしてくれたのは幸いです
「悪霊を信じますか? 僕は悪霊を信じるんです」
と 言いだしました
店には“霊”の付く漢方薬が数種類あります
「昔の人は“霊験あらたか”って言ったでしょう
今の子は“幽霊の霊”って言うのよ・小さい子にも使うよ・
今は電気があるから 夜中に起きても真っ暗では無いけれど
昔は火を起こすのも大変 火を起こす材料も火種も必要で
今の様にスイッチをon/offって訳にはいかなかったので
夜中に怖い夢を見て 目が覚めて お水を飲みに行くのも
真っ暗な中 怖かったでしょうね
怖い夢を見る日や 悪い事が続いたら
『悪霊に取り着かれているのでは?』
なんて 思ってしまって だから
“お祓い”が神社で 今も行われているでしょう
私も手でポンポンってして払うよ・と言って彼にすると
不思議~どおなってんの・・と乗って来てくれました
「私は当然 神さんじゃないよ 変な神さんと間違われるから
三輪神社で初詣で貰って来た 破魔矢と福扇置いてるのよ
当然 商売繁盛・皆健康でいられます様に・だけど」
と言っている間 お母さんは黙って見ていました
彼が“霊”の付く漢方を見ている間に
「引き籠りなんです」と 小さな声で 仰いました
「気が楽になる漢方を試してみる?」と聞くと
『飲んでみようかな?』と言ってくれました
「そうそう・お母さんが体調悪かったのね」と言って
血圧等を測定すると 血圧は正常ですが
10年以上血圧の薬を飲んでいるそうです
大事な息子さんが 20歳を過ぎて
学校も行かず 仕事もしていなかったら
自分も60歳を過ぎると 先が心配です
息子さんに動物生薬を選ぶと
「殺生はしたくないから植物薬で」と言いました
お母さんのストレスに同じ動物生薬と
心負担を軽くして血管のお掃除をする植物薬を選ぶと
「それは高すぎます ズ~トだと家計が持ちません」」と
息子さんが言ったのですが
「良くなれば飲む量を減らしていくし
良くなったら飲まなくて良いよ」 と 言うと
お母さんは「シンドイから貰います」と仰ったので
息子さんに「霊験新たかな薬だから 飲まなくても
お母さんに3~5枚貰ってポケットに入れておいて・
魔よけになって邪気を払ってくれるから
格式のある神社のお札の墨に磨り込んで売ってるから・
お母さんが飲むのが無くなったら返して上げてね」
と言うと “ふ~ん”という顔をしていましたが
嬉しそうに帰って行きました 悪霊の話が出来てよかったのたかな?
ハテ・サテどうなるかな~ 息子さんが良くなってくれると
お母さんも全快するよ・・