ちょっとミスって、アップしてしまって、下書きにしたのですが、ブログ村のほうではずっと出続けていて、何人か来た人もいるようで💦
本当は生態系ネットワークの最終部に入れようと思っていたのですが、まあ、分からないものでもないと思いますので、もう出すことにします。
グリーンベルトとは?
国土交通省
「都市山麓グリーンベルト」より
「都市山麓グリーンベルト整備事業は、都市域の土砂災害に対する安全性を高め、豊かな都市環境と景観を創出することを目的に、市街地に隣接する山麓斜面にグリーンベルトとして一連の樹林帯を形成する制度です。
グリーンベルトの整備により、市街地周辺の無秩序な市街地を防止するとともに、都市周辺に広がる緑のビオトープ空間(多様な動植物の生息生育空間)の創出に寄与します」
最初はイギリスのロンドンの都市を取り囲むものとして、構想されたのが始まりでした。
それが日本では今は、グリーンベルトといえば、通学路を指すようになってます・・
現在、大きなものでは、神戸市があります。六甲山の山麓全体に渡るものです。
農林水産省
「生態系ネットワークの形成」より
神戸市 六甲山山麓グリーンベルト
韓国のグリーンベルト
国立研究開発法人 科学技術振興機構
「韓国のグリーンベルト制度の歴史及び効果に関する研究」
韓国はけっこうグリーンベルトが多いようです。
しかし、現在は住宅用に解除中なのだとか、でもソウル市は反対しているようです。
ドイツもあるようですが、韓国と同様、住宅不足で解除してしまうようです。
ううーん、それは困ったものですね。住宅が高騰してしまうって。
そのほか、グリーンベルトと名のつくものは、川の周りとかの緑の地帯や、何かの物の名前とかいろいろ、別の物もありました。
大阪、静岡、札幌市でも、山麓や町の周りなどを取り囲むものをやっているところもありました。
日本でやっている都市山麓のグリーンベルトは防災も兼ねた観点からだそうです。
神戸市の六甲山系の広大なグリーンベルト構想が出来たのは、先の平成7年の地震の時に、至るところで山崩れや地割れが発生したからです。
都市のスプロール化=無秩序な市街化が起きていて、危険な土地もあるようです。そのスプロール化を止めるためにも、こういう構想で防災も、自然の生態系の保全も兼ねてやろうというものです。
本来は防災機能の役割ですが、植生部が増えることにはなるので、こうしたエリアは、いわゆる緩衝地帯にすることが出来るのでないかと思いました。ともすれば。
昔の時代は、どこでも森林地帯と村は間が広くありました。
ですが、人口増加で際限なく町が広がり、川や湿地が埋め立てられ、人間の町や土地がずっと山麓の際まで続いています。
田舎でも同じです。数は違うものの、都市と変わらない傾向です。
上記の過密都市部では山肌を駆け上がっていますが、田舎でも村でも、山肌まで家や工場、道路などが駆け上がっています。
これは海の際、川の際も同じことが言えます。
この際の際、山の斜面、隙間にどこまでも・・・列車は行くよどこまでもではないですが・・・のように、どこまでも進出し、入り込んだ部分が、今、問題になっていると思います。
現在、野生動物との衝突が何度も起きている今、田舎でも、どこでも、今後、緩衝地帯は設けていくほうが良いのでないでしょうか。
それで一つに、こうしたものなのかなあと。
田舎でも山麓には、グリーンの部分を設けて、その部分は緑のエリアというだけにする。広く取り、野生動物たちが隠れ、逃げ込め、人間との距離を取ることが出来るエリア。
各地の土地でもこうしたグリーンベルト、グリーンのエリア、これなら周りに回して・・・。とこれを見て、ちょっと思った次第でした。