長野県下水内郡栄村

～長野県下水内郡（しもみのちぐん）栄村の被害について～

長野県の北部に位置する、日本一の豪雪地帯栄村。

その被災前の、心地良い季節の風景です。

ここは私の故郷に、とても近いところです。


そして父の最後の赴任地も、森宮野原（もりみやのはら）でした。


平成の市町村合併の際も村の存続を求め独立を維持し、
以降財政基盤を国に頼ることなく、
自主独立の村営を行っているという村でもあります。

冬は雪で本当に大変な所ですが（一年の半分近くは雪の中です）
とても自然を大切にしている美しい村でした。


　　　　
今は大変な状況下にあるのですが…。

東北の状況のあまりの大きさに隠れていますが、
本当に大変なことになっているのだと、
今は長野市内にいる母が言っていました。

まだ雪がたくさん残っていて、
とても不自由な生活をされているけど、
皆さん東北の方々のことを思い、耐えているとのこと。

豪雪地帯の人は本当に忍耐強いです。
そしてようやく雪が解け始めて明らかになってきた、
田んぼの被害。
その中で冷静に自分たちに出来ることを、黙々とやっていく人たち。

ただ震度６強の激しい地震に襲われながら、
栄村では死者も重傷者も1名も出なかったのです。
奇跡に近いこととして語られますが、
死者・重傷者が出なかった要因の1つは、
伝統工法による古い家が多かったことがあるのではと言われています。

倒壊しなかったから、家の下敷きになることがなかったわけです。
　
伝統工法の家屋は地震エネルギーをうまく発散させ、
その構造材はしっかりしているのだと。

そんな栄村の昔ながらの家を壊さずに修復して、
また田んぼが出来るように。

土の道を歩き、田んぼや畑を作り、
山菜を採り、公民館に集まる穏やかな暮らしが戻るように。

この村の復興の形には、
これからの日本が目指すべき姿があるような気すらします。

このblogはとても小さいですが、
少しだけ情報を発信することが出来ます。

伝えたい言葉が足りなくて、もどかしいのですが…。

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