「5月の森を歩く会」を
振り返ってみたいと思います。
集合場所は鳴子町の中山平。
「鳴子峡レストハウス」の駐車場手前でした。
今回の参加者はジャスト20名。
場所から考えて
「鳴子峡を歩くのかな?」と想像していましたが
川沿いではなく
国道を渡って反対側の
松尾芭蕉も歩いたという「奥のほそみち」が
今回のルートでした。
何度も書いていますが
この会は
「頂上を目指す」のではなく
「植物や虫や鳥などを観察して自然を楽しむ事」
が目的なので
それに沿った道が選ばれています。
そのために
主催者リーダーと何名かの有志の方たちが
毎回下見をして
参加者に様々な情報を提供してくれるのです。
大変有難いことだなぁと
思っています。
(●'◡'●)
さて、今回出会った
道端の可愛らしい花たちなど。
*
オオバキスミレ
サワハコベ
チゴユリ
アズキナシ
ヤマウルシ
そして今回一番心に残った学びは
「藤の花」について
でした。
藤の花は
日常の散歩道で割とよく見かける
馴染みのある花なのですが
インストラクターから
「藤の花に黄色があるのを知っていますか?」
と聞かれ
「えつ?」と思いました。
藤の花と言えば紫と白
黄色なんてあったかしら?
…それがちゃんとあったんですよね…
ほら。
藤は
蜂に寄って花粉を運んで貰う
「虫媒花」ですが
その蜂たちに自分を見つけて貰えるよう
アピールするための
「黄色」なんだそうです。😲
また縦に細長い花で
上から順に開花し
一斉に花開く事はしないのですが
それも
次世代の種を守るための戦略なのだそうです。
深いですね。
自然の中で
生き残っていくのは
とっても大変なことなのですね。🥲
最後に1つオマケです。
昼食をとった場所に咲いていたこの木も
私は心に残りました。
まず名前が長い!
「ピセアプンゲンスグラウカ」という
北米原産の針葉樹だそうです。
つまり
松や杉などのナカマな訳ですが
近寄ってみると
「ぼっくり」の部分が
緑だったりオレンジだったりしていて
すごく可愛いんです。
まるで
天然のクリスマスツリーのようです。
小学生の頃
「森は生きている(12月物語)」という
民話を基にしたロシアの物語が
好きだったのですが
そのお話を思い出すような
とっても可愛い木だったのでした。
※「ピセアプンゲンスグラウカ」の3枚の写真は
花鳥風会の友人の1人に提供して貰いました。
(スマホの充電が切れてしまったのです)