4月1日から
新しいルーティンで生活します。
なので昨日(30日)と今日(31日)は
切り替えの時間。
昨日は映画を観てきました。
「オッペンハイマー」
「原爆の父」と呼ばれる物理学者の
実話に基づいた映画です。
今年のアカデミー賞で
「作品賞」「監督賞」など7部門を受賞しました。
字幕付き洋画で展開が早く
俳優さんの顔が識別しにくいため
後半人間関係の把握などが
難しかったです。💦
いつもは感想を書かないのですが
今日はちょっとだけ記してしまいますね。
❶「実は原爆はナチスに先行するため
(ナチスも核爆弾を作っていた)
ドイツに向けて作られた。
⇒だがヒトラーが追い詰められて自殺したので
ドイツへの投下はなくなり
降伏しなかった日本に落とされた」
❷実験が得意ではなかった物理学者の
オッペンハイマーは
物理学の教師としては秀でていて
リーダー性を買われ
「原爆開発チームの責任者」に抜擢される。
❸原爆が完成した時や広島や長崎に投下した際
アメリカの人たちは大喜びで
オッペンハイマーは英雄だった。
(観ている私はもちろん複雑な気持ち🥲
でも、日本の描写はほとんどなかった)
❹原爆投下直後
トルーマン大統領に面会したオッペンハイマーは
「私の手は血塗られてしまったようです」
と伝えている。
❺映画で一番重きを置かれていたのは
その後のオッペンハイマーと
政府や周囲の人たちとの関係
と言えるかもしれない。
ロシアへのスパイと疑われた裁判のようなシーンが
ずっと続いた…。
彼にとって一番良かった時間は
大学で物理学を教えていた時
だったのではないかな?
後半はとても幸せな人生には
見えなかった。
やはり誰かの
大勢の人の不幸の上に立つ成功なんて
本当の幸せとは言えないんだと
私は思いました。
*
時世を感じ
この作品や「ゴジラ」や
「君たちはどう生きるか」を選んだ
アカデミー賞が偉いと思います。
日本もアメリカも
政治が間違った方向に向かっているように
見えるけれど
文化を担う人たちが
健全な事に救われる思いがします。