所沢の硬式少年野球は所沢リトル、所沢中央シニア、所沢南シニア、所沢ボーイズの4チーム。それぞれ練習場がなくて困っていると聞きます。中には月20万円近く支払って近隣市にあるグランドまで通っています。それだけでなく、野球少年少女は近隣市の硬式野球チームに入って健気に野球に向き合っています。
近隣には入間川や荒川の土手を活用できたりするのですが所沢には大きな河川敷がない。政令市以上の市以外でプロ野球チームがあるのは所沢だけ。石毛宏典さんが校長のヒーローズ野球アカデミー(野球教室・バッティングセンター)が所沢がありますがグランドがないのは残念。そこで、耕作をしていない農地をグランドに出来ないか考え、このような案を思いつきました。所沢市の6月定例会ではその案について質問をすることにしました。
ここからは少し詳しい話になります。市でグランドをつくれない理由は、場所、資金、維持管理の三つだと思います。市が1ヘクタール以上の第二種工作物(フェンスやグランド)を建設する場合には一般の場合とは異なり、都市計画法第29条第1項第3号に該当し、開発許可は不要となり、市の事業として行う場合は農振農用地からの除外や農地転用は可能なはずです。市のまちづくり条例では、開発区域の雨水対策やバリアフリー対策が求められますが、北野の総合運動場のテニスコートにようにグランドから水が排出されないように低いブロックで周りを囲むようにするなどの工夫で雨水貯留施設も大幅に軽減できるはずです。
まず、土地の購入は費用がかかりすぎるので、長期の定期借地権で考えます。定期借地権には3種類ありますが、そのなかの一つが事業用定期借地権です。平成20年1月1日の借地借家法の改正で、事業用定期借地権は従前の「10年以上20年以下」から「10年以上50年未満」に延長されたところです。硬式野球場の建設費用はフェンスで約1800万円、その他、更衣室・トイレ、駐車場などを考えておおざっぱ(私の感)に約2200万円かかるとしましょう。20年で原価償却するとして利子・手続き料など(200万円)を含めても年間約100万円の返済となります。農地の借地料は調整区域の固定資産税の安さから考えれば年間数万円から謝礼を含めて十数万円で済ませられたらいいなと目論んでいます。1チームで月に20万円の場所代を支払っている現状を考えればメリットは大きいと思います。
さて、資金の調達ですが、平成23年6月1日に、PFI法改正法が公布されました。本改正法により、民間事業者による実施方針策定の提案制度、公共施設等運営権に係る制度が創設されるなど、PFI制度が大きく改正されました。PFI(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)とは、公共施工等の設計、建設、維持管理及び運営に、民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うことで、効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図るという考え方です。例えば空港の整備など、航空会社が民間から資金調達をして空港を建設する代わりに、その営業権などを獲得するやり方です。行政に資金がない場合に公共的な施設を運営するには良い方法です。
資金調達は市が実施主体者と地元の銀行との間に入り交渉を進める。また、例えば所沢ライオンズ硬式野球場などのネーミングライツで資金を調達したり、平日の昼間は高齢者のグランドゴルフ場に貸し出すことを条件に市からの補助金をもらうなどの資金計画の相談もする必要があります。
また、管理方法に関しては指定管理者制度というものがあります。この制度は住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するための施設である公の施設について、民間事業者等が有するノウハウを活用することにより、住民サービスの質の向上を図っていくことで、施設の設置の目的を効果的に達成するために平成15年ごろから活用されたものです。 具体的には、体育施設、文化施設、駐車場、自転車駐車場などで実際に行われており、その指定された管理者がいくらまで利益をあげて良いだとか、儲からない施設には市からいくら資金を出すかなどを条例で定めて行うもので、少年野球のようなボランティア的な要素の強い事業には適用できるものと考えています。
いずれにしてもその管理に関しては、指定管理者にしてもPFIにしてもNPOがその届出者になれるわけですし、所沢の市民活動センターでは全面的にNPOの発足から相談まで支援をしてくれるようになっていますから、現在の野球チームの数チームが長期的なグランド運営の話し合いさえつけば始めることができそうだということです。以上の手法が可能ならば市がグランドをつくれない三つの理由をクリアできるのはないかという根拠です。
つまり私の質問は、定期借地権、PFI、指定管理者制度を活用すれば、調整区域に野球場が整備できるのではないかという質問になります。もちろん、市がこの一連の案を受け入れてもらえるためのプロポーザル方式を確立してもらわなければなりません。この質問は当日の最初に質問します。
この手法が不可能ではないという答弁ならば、私と一緒に農地提供可能な地権者探しに行ってくれるチームやリーダーが現れるのを待つだけです。市の宝である子供たちの夢を叶えるために今の大人がしてあげられることは全てやりましょう。義を見てせざるは勇無きなり。何かを感じたり、アドバイス頂ける方はご連絡を!
近隣には入間川や荒川の土手を活用できたりするのですが所沢には大きな河川敷がない。政令市以上の市以外でプロ野球チームがあるのは所沢だけ。石毛宏典さんが校長のヒーローズ野球アカデミー(野球教室・バッティングセンター)が所沢がありますがグランドがないのは残念。そこで、耕作をしていない農地をグランドに出来ないか考え、このような案を思いつきました。所沢市の6月定例会ではその案について質問をすることにしました。
ここからは少し詳しい話になります。市でグランドをつくれない理由は、場所、資金、維持管理の三つだと思います。市が1ヘクタール以上の第二種工作物(フェンスやグランド)を建設する場合には一般の場合とは異なり、都市計画法第29条第1項第3号に該当し、開発許可は不要となり、市の事業として行う場合は農振農用地からの除外や農地転用は可能なはずです。市のまちづくり条例では、開発区域の雨水対策やバリアフリー対策が求められますが、北野の総合運動場のテニスコートにようにグランドから水が排出されないように低いブロックで周りを囲むようにするなどの工夫で雨水貯留施設も大幅に軽減できるはずです。
まず、土地の購入は費用がかかりすぎるので、長期の定期借地権で考えます。定期借地権には3種類ありますが、そのなかの一つが事業用定期借地権です。平成20年1月1日の借地借家法の改正で、事業用定期借地権は従前の「10年以上20年以下」から「10年以上50年未満」に延長されたところです。硬式野球場の建設費用はフェンスで約1800万円、その他、更衣室・トイレ、駐車場などを考えておおざっぱ(私の感)に約2200万円かかるとしましょう。20年で原価償却するとして利子・手続き料など(200万円)を含めても年間約100万円の返済となります。農地の借地料は調整区域の固定資産税の安さから考えれば年間数万円から謝礼を含めて十数万円で済ませられたらいいなと目論んでいます。1チームで月に20万円の場所代を支払っている現状を考えればメリットは大きいと思います。
さて、資金の調達ですが、平成23年6月1日に、PFI法改正法が公布されました。本改正法により、民間事業者による実施方針策定の提案制度、公共施設等運営権に係る制度が創設されるなど、PFI制度が大きく改正されました。PFI(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)とは、公共施工等の設計、建設、維持管理及び運営に、民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うことで、効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図るという考え方です。例えば空港の整備など、航空会社が民間から資金調達をして空港を建設する代わりに、その営業権などを獲得するやり方です。行政に資金がない場合に公共的な施設を運営するには良い方法です。
資金調達は市が実施主体者と地元の銀行との間に入り交渉を進める。また、例えば所沢ライオンズ硬式野球場などのネーミングライツで資金を調達したり、平日の昼間は高齢者のグランドゴルフ場に貸し出すことを条件に市からの補助金をもらうなどの資金計画の相談もする必要があります。
また、管理方法に関しては指定管理者制度というものがあります。この制度は住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するための施設である公の施設について、民間事業者等が有するノウハウを活用することにより、住民サービスの質の向上を図っていくことで、施設の設置の目的を効果的に達成するために平成15年ごろから活用されたものです。 具体的には、体育施設、文化施設、駐車場、自転車駐車場などで実際に行われており、その指定された管理者がいくらまで利益をあげて良いだとか、儲からない施設には市からいくら資金を出すかなどを条例で定めて行うもので、少年野球のようなボランティア的な要素の強い事業には適用できるものと考えています。
いずれにしてもその管理に関しては、指定管理者にしてもPFIにしてもNPOがその届出者になれるわけですし、所沢の市民活動センターでは全面的にNPOの発足から相談まで支援をしてくれるようになっていますから、現在の野球チームの数チームが長期的なグランド運営の話し合いさえつけば始めることができそうだということです。以上の手法が可能ならば市がグランドをつくれない三つの理由をクリアできるのはないかという根拠です。
つまり私の質問は、定期借地権、PFI、指定管理者制度を活用すれば、調整区域に野球場が整備できるのではないかという質問になります。もちろん、市がこの一連の案を受け入れてもらえるためのプロポーザル方式を確立してもらわなければなりません。この質問は当日の最初に質問します。
この手法が不可能ではないという答弁ならば、私と一緒に農地提供可能な地権者探しに行ってくれるチームやリーダーが現れるのを待つだけです。市の宝である子供たちの夢を叶えるために今の大人がしてあげられることは全てやりましょう。義を見てせざるは勇無きなり。何かを感じたり、アドバイス頂ける方はご連絡を!