ワンコインとかラーメンとか納豆とか書いていたら、パブロフが貧乏くさい
というので、今回は先日の伊勢旅行で唯一予約をしていたフレンチをご紹介
します。
予約が大変かもしれませんが、コスパに優れた、個性的なお店だと思います。
シェフは小さい頃から、料理の道を目指し、海外を含む各地で修業。
料理のジャンルを問わず、各種コンクールに常に挑戦し、
着実にチャンスをつかみ、進んでこられた方。
今のお店を開かれたのも、松阪と伊勢の中間にある故郷で、幹線道路沿いと
いう集客を考えた立地で決められたようです。
現在お店は完全予約制。
それで結構早くから予約をしていたのですが、伊勢旅行の2週間前に旅先の
郡上八幡の宿で「あれ1週間間違えて予約している?」と気づき、帰宅後に
あわてて変更電話しました。
というのも、予約受付の電話時間も決まっているのです。
他にも入店時のルールや、いろいろ決まり事があり、前回の伊勢旅行では、
2軒の宿の食事=フレンチが重なったのと、列車の旅だったのでパス。
今回、やはり1度は訪ねたいとコースに入れました。
実際、訪問すると決して敷居が高いタイプのお店ではありませんでした。
ただ3年前ならもっと感激しただろうし、当時なら味も量も満足できた気
がします。
それといつも訪問時の印象を大事にしたいので、予約後はほとんど下調べ
もしませんが、今回はちゃんとしておけば良かったと反省。
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器、料理、食材、演出(色・音・手触り・地元産の使用)で、繊細さと大胆
さを織り交ぜた、五感に訴えるシェフのおまかせコース。
でも今回は肝心の味付けが微妙に私達と合いませんでした。
料金によって、メイン食材や品数が変わるようですが、ランチの場合は基本
コースにメインが違うパターン。
完全予約制なので食材に無駄も出ませんから、使われている食材や量を考え
ればとてもお得なコース内容です。
ただ一斉に出てくるので、1組ずつに合った味付けは無理。
シェフとの年齢差があるのか、私達の場合は、中盤から味付けが濃厚すぎる
と感じるようになり、しめのデザートは少し弱い感じがしました。
もちろんランチ1回では判断できませんし、ディナーかジビエ等もある冬に
した方が良かったかもと思っています。
食材は地元産にこだわり、調理法も厳選していくと1番美味しい食べ方=定番
の1品が増え、それが一部の人が書いている「メニューが同じ、変化がない」
という評価になっているようでした。
私達の隣席は1ヶ月ぶりというカップルで、常連の方のようでした。
それだけシェフの料理に魅力があるのだと思います。
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ここで内容やサービスを書いてしまうと、訪問時の楽しみが減るのではと
心配ですが、既に多くの人が書かれているし、シェフはきっと更なる進化
をとげられると思うのでさらっと書きます。
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国道沿い、進行方向によく見える大きな看板。
手前が駐車場です。
シェフの名前は、フランス語だと「魚」の意味。
私達の到着時、先客は3組、店横の駐車場はちょうど定数4台の残り1台。
出し入れを考えなければ、あと1台停められなくもありません。
ほぼ駐車しおわった時に、もう1台の車が到着、道路で待たれていたので
がんばって車を移動、なんとか駐車スペースを空けました。
ただこれで最後に入った名古屋ナンバーの車が先に出ないと、帰れない事に。
これで結果的に入店が予約時間ぎりぎりになってしまいましたが、ちゃんと
前後で写真は撮りましたよ。
瀟洒というより、かわいい、喫茶店風にも見える店構え。
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洋風の建物に、和風でよく見かけるしつらえ。
陶芸をされるご主人の作品でしょうか。
店先にはツバメの巣
入口ではご主人の作品を販売中。
店に入ると正面が厨房。
名前を告げると、窓側の2人がけの席に案内されました。
内装は豪華でもシンプルでもなく、特徴が無さそうに見えますが、
一部なぜこの装飾?という感じ。
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特に床!
実用的なものと、
楽しい飾りが混在し、
現実的なポスターが天井近くの変な位置に。
固定されているのでしょうが、落ちてきたら怖い器達。
この日は満席でなく、少し席に余裕がありました。
4組が同じ、松阪極み豚がメインの4800円のコース。
そして窓側の1組だけが違う予約内容で、これが後の悲劇につながります。
全員が揃うと、各テーブルにあらかじめ用意されているあるものに、ハーブ
の香りのついた水が注がれます。
具体的には記しませんが、写真はこちら。
食材の産地はこちら
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明和町産のシェフによるコース説明、
飲物の注文の後、料理が一斉に運ばれてきます。
カラフルなカトラリーは立体的なセッティング。
ナプキンも地元産の布。
水をはじく生地らしいテーブルクロス。
コース内容はスープ、十寸オードブル、リゾット、魚料理、一口シャーベット、
パン、肉料理、デザート、最後の飲物は温かい紅茶のみ。
最初はまるでお茶席のように、スープをお茶わんから直接飲みます。
お茶碗は人によってバラバラでした。
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おめでたい夫婦岩に、亀まで。
器には通しナンバーが入っています
この時流れる風鈴の音色のようなBGMが何かは、聞いてのお楽しみに。
続いて八寸より大きい?十寸オードブル。
八寸について
茶の湯の千利休が、京都洛南の八幡宮の神器からヒントを得て作ったと言われ
ています。
八寸角(約24cm)の杉のへぎ木地の角盆→それに盛られる酒肴→現在では献立の
名称に。
献立名である「八寸」とは、一期一会の好機を得て主となり客となった喜びを
こめて、亭主と客が盃をかわす場面で出されるものをいいます。
正式には八寸四方の杉のお盆を使い、酒の肴として、海のもの(生臭もの)と
山のもの(精進もの)を合わせて出すことが決まりとされています。
「八寸」は、十分に湿らし、右向こうに海のもの、左手前に精進のものを盛り、
手前に両細の青竹箸を濡らし、露をきって添えます。
また客の数よりも多く(通常、お客さんの人数+御代わり1名分+亭主用1名分)
盛り付けるようにします。
懐石の献立には、先付、吸物、煮物、焼物などの料理がありますが、亭主と客
が親しく杯をかわして閑談するのがこの「八寸」の時で、最もくつろぎの一時
であると言えます。
「八寸」は、コース料理の中で特に視覚を刺激する料理ですので、他の料理との
コンビネーションが大切です。
つまり聴覚、味覚、嗅覚、触覚に特化した他の料理との組み合わせや、献立全体
を通した場合の起承転結も考える必要があります。
会席料理などの日本料理で、酒の肴になる料理を数種、少量ずつ一皿に取り合わ
せたもの。
「口代わり」「口取り」ということもある。
白木(しらき)製であるが、会席料理では塗りの木皿を使い、形も四角に限らない。
個人的には八寸=料理の最初の頃に出る、味付けいろいろの一口盛り合わせと理解。
やはり黒は色鮮やかな食材が映えます。
手の込んだ物、高価な食材が少しずつの構成に、この後に期待が膨らみます。
次は定番メニューらしい、黄金たもぎたけのリゾットです。
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地元、明和町できのこ栽培されている会社があるのです。
美味しいものを量もたっぷり。
これはもう、シェフの自信と気持ちがあふれた一皿です。
それは本当に嬉しいけれど、もう少し量を減らして、もっと食べたいと思わせる
のが、コース仕立ての妙だと思う。
シェフの名前にちなんだ「りゅう」が登場し、
美味しさのしくみをわかりやすく説明。
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モザレラチーズ=モッツァレラチーズの事です。
なまってると思いましょう。
あるいは「ほったいもいじるな」系の発音の問題か?
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ここで飲物がほぼ終了、タイミングよく追加を聞かれましたが、今後を考え水を依頼。
色合いと、釉薬のたれ具合が立体的で好みでした。
最初からお水の女子ペアもいましたが、他はほとんどソフトドリンク。
たぶん1組だけお酒を飲まれていましたが、車じゃないのかなぁ?
中盤以降、カトラリーがフランスのライヨールに。
いつもセミに見えるけどハチ柄。
これについては名前の読み方も含めて、そのうちまとめよう。
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ロイヤルコペンハーゲンのお皿とさりげなく高級品が登場。
いろんなタイプの焼き物を創られるシェフですが、1番お好きなのは、
このロイヤルコペンハーゲンみたいです。
ムジカのカップといい、青がお好きなのかな。
私はこちらの店は、白壁はそのまま、食器の青、あとは黄色をプラスして、
以前、南仏で見たジャン・コクトー作のステンドグラスのある教会みたい
な内装が似合うと思うのですが・・・。
これは波。
海を表現するお魚の一皿。鯛。
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細長い魚の切り方、海草を表現したという野菜、残念ながらこのあたりで、
まだお若くて元気というかエネルギッシュなシェフと、朝から伊勢参りで
ふらふらして、ランチで既にフラフラの私達との差が出たようで。
かなり汗をかいたから、塩分強めでも大丈夫と思ったのですが…辛かった。
さらさらのシャーベット。
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医療用の流動食を作る 特殊な容器で細かく粉砕して作られているようです。
ただ、このお皿では風情があっても、食べにくし。
ここで小さめで細長いパンが1人1つ出てきます。
メインの豚は4組分が一緒にローストされています。
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シェフの説明時には、この鍋の周りにお客を集めて、香りを確認。
別に後で撮影タイムも設けられます。
その時、私はやっと気づいたのです。
反対側の窓側の1組だけ、4組とは内容の違う皿がサーブされていたのを。
もしかしたら1番上のお肉コースを選択されたのかと思っていたのですが、
どうやら違ったようで、その後他の4組がデザートの時に、早々に帰られ
ました。
たまたまでしょうが、状況的には辛かったのではと思います。
デザートに関しては、以前はパティシェの女性がいたようですが、
今回はお姿を見かけませんでした。
紅茶は日本の草分け的専門店、大阪堂島のムジカのもの。
日本で初めて、本格的にポットで紅茶を供したお店です。
ただたっぷり2杯分の紅茶と、単品のデザートは量的にはアンバランス。
1点ものの手作りティーコージー。
コーヒーが飲みたい、デザートワインやチーズも出せとは言わないけれど、
固定の紅茶+デザート1種類のしめは、
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コースの最後として、それまでが珍しく、華やかだった分、じみというか物足りないものを感じました。
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女性客の多い店だけに、このあたり、今後に注目したいところです。
恒例のトイレチェック。
明日はお肉の日なので、松阪極み豚に続いて、先月オープンした京都初という
熟成肉の専門店をご紹介。
というので、今回は先日の伊勢旅行で唯一予約をしていたフレンチをご紹介
します。
予約が大変かもしれませんが、コスパに優れた、個性的なお店だと思います。
シェフは小さい頃から、料理の道を目指し、海外を含む各地で修業。
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着実にチャンスをつかみ、進んでこられた方。
今のお店を開かれたのも、松阪と伊勢の中間にある故郷で、幹線道路沿いと
いう集客を考えた立地で決められたようです。
現在お店は完全予約制。
それで結構早くから予約をしていたのですが、伊勢旅行の2週間前に旅先の
郡上八幡の宿で「あれ1週間間違えて予約している?」と気づき、帰宅後に
あわてて変更電話しました。
というのも、予約受付の電話時間も決まっているのです。
他にも入店時のルールや、いろいろ決まり事があり、前回の伊勢旅行では、
2軒の宿の食事=フレンチが重なったのと、列車の旅だったのでパス。
今回、やはり1度は訪ねたいとコースに入れました。
実際、訪問すると決して敷居が高いタイプのお店ではありませんでした。
ただ3年前ならもっと感激しただろうし、当時なら味も量も満足できた気
がします。
それといつも訪問時の印象を大事にしたいので、予約後はほとんど下調べ
もしませんが、今回はちゃんとしておけば良かったと反省。
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器、料理、食材、演出(色・音・手触り・地元産の使用)で、繊細さと大胆
さを織り交ぜた、五感に訴えるシェフのおまかせコース。
でも今回は肝心の味付けが微妙に私達と合いませんでした。
料金によって、メイン食材や品数が変わるようですが、ランチの場合は基本
コースにメインが違うパターン。
完全予約制なので食材に無駄も出ませんから、使われている食材や量を考え
ればとてもお得なコース内容です。
ただ一斉に出てくるので、1組ずつに合った味付けは無理。
シェフとの年齢差があるのか、私達の場合は、中盤から味付けが濃厚すぎる
と感じるようになり、しめのデザートは少し弱い感じがしました。
もちろんランチ1回では判断できませんし、ディナーかジビエ等もある冬に
した方が良かったかもと思っています。
食材は地元産にこだわり、調理法も厳選していくと1番美味しい食べ方=定番
の1品が増え、それが一部の人が書いている「メニューが同じ、変化がない」
という評価になっているようでした。
私達の隣席は1ヶ月ぶりというカップルで、常連の方のようでした。
それだけシェフの料理に魅力があるのだと思います。
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ここで内容やサービスを書いてしまうと、訪問時の楽しみが減るのではと
心配ですが、既に多くの人が書かれているし、シェフはきっと更なる進化
をとげられると思うのでさらっと書きます。
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国道沿い、進行方向によく見える大きな看板。
手前が駐車場です。
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私達の到着時、先客は3組、店横の駐車場はちょうど定数4台の残り1台。
出し入れを考えなければ、あと1台停められなくもありません。
ほぼ駐車しおわった時に、もう1台の車が到着、道路で待たれていたので
がんばって車を移動、なんとか駐車スペースを空けました。
ただこれで最後に入った名古屋ナンバーの車が先に出ないと、帰れない事に。
これで結果的に入店が予約時間ぎりぎりになってしまいましたが、ちゃんと
前後で写真は撮りましたよ。
瀟洒というより、かわいい、喫茶店風にも見える店構え。
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洋風の建物に、和風でよく見かけるしつらえ。
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陶芸をされるご主人の作品でしょうか。
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名前を告げると、窓側の2人がけの席に案内されました。
内装は豪華でもシンプルでもなく、特徴が無さそうに見えますが、
一部なぜこの装飾?という感じ。
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実用的なものと、
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4組が同じ、松阪極み豚がメインの4800円のコース。
そして窓側の1組だけが違う予約内容で、これが後の悲劇につながります。
全員が揃うと、各テーブルにあらかじめ用意されているあるものに、ハーブ
の香りのついた水が注がれます。
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食材の産地はこちら
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明和町産のシェフによるコース説明、
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ナプキンも地元産の布。
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コース内容はスープ、十寸オードブル、リゾット、魚料理、一口シャーベット、
パン、肉料理、デザート、最後の飲物は温かい紅茶のみ。
最初はまるでお茶席のように、スープをお茶わんから直接飲みます。
お茶碗は人によってバラバラでした。
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この時流れる風鈴の音色のようなBGMが何かは、聞いてのお楽しみに。
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茶の湯の千利休が、京都洛南の八幡宮の神器からヒントを得て作ったと言われ
ています。
八寸角(約24cm)の杉のへぎ木地の角盆→それに盛られる酒肴→現在では献立の
名称に。
献立名である「八寸」とは、一期一会の好機を得て主となり客となった喜びを
こめて、亭主と客が盃をかわす場面で出されるものをいいます。
正式には八寸四方の杉のお盆を使い、酒の肴として、海のもの(生臭もの)と
山のもの(精進もの)を合わせて出すことが決まりとされています。
「八寸」は、十分に湿らし、右向こうに海のもの、左手前に精進のものを盛り、
手前に両細の青竹箸を濡らし、露をきって添えます。
また客の数よりも多く(通常、お客さんの人数+御代わり1名分+亭主用1名分)
盛り付けるようにします。
懐石の献立には、先付、吸物、煮物、焼物などの料理がありますが、亭主と客
が親しく杯をかわして閑談するのがこの「八寸」の時で、最もくつろぎの一時
であると言えます。
「八寸」は、コース料理の中で特に視覚を刺激する料理ですので、他の料理との
コンビネーションが大切です。
つまり聴覚、味覚、嗅覚、触覚に特化した他の料理との組み合わせや、献立全体
を通した場合の起承転結も考える必要があります。
会席料理などの日本料理で、酒の肴になる料理を数種、少量ずつ一皿に取り合わ
せたもの。
「口代わり」「口取り」ということもある。
白木(しらき)製であるが、会席料理では塗りの木皿を使い、形も四角に限らない。
個人的には八寸=料理の最初の頃に出る、味付けいろいろの一口盛り合わせと理解。
やはり黒は色鮮やかな食材が映えます。
手の込んだ物、高価な食材が少しずつの構成に、この後に期待が膨らみます。
次は定番メニューらしい、黄金たもぎたけのリゾットです。
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これはもう、シェフの自信と気持ちがあふれた一皿です。
それは本当に嬉しいけれど、もう少し量を減らして、もっと食べたいと思わせる
のが、コース仕立ての妙だと思う。
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美味しさのしくみをわかりやすく説明。
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モザレラチーズ=モッツァレラチーズの事です。
なまってると思いましょう。
あるいは「ほったいもいじるな」系の発音の問題か?
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ここで飲物がほぼ終了、タイミングよく追加を聞かれましたが、今後を考え水を依頼。
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色合いと、釉薬のたれ具合が立体的で好みでした。
最初からお水の女子ペアもいましたが、他はほとんどソフトドリンク。
たぶん1組だけお酒を飲まれていましたが、車じゃないのかなぁ?
中盤以降、カトラリーがフランスのライヨールに。
いつもセミに見えるけどハチ柄。
これについては名前の読み方も含めて、そのうちまとめよう。
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ロイヤルコペンハーゲンのお皿とさりげなく高級品が登場。
いろんなタイプの焼き物を創られるシェフですが、1番お好きなのは、
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ムジカのカップといい、青がお好きなのかな。
私はこちらの店は、白壁はそのまま、食器の青、あとは黄色をプラスして、
以前、南仏で見たジャン・コクトー作のステンドグラスのある教会みたい
な内装が似合うと思うのですが・・・。
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細長い魚の切り方、海草を表現したという野菜、残念ながらこのあたりで、
まだお若くて元気というかエネルギッシュなシェフと、朝から伊勢参りで
ふらふらして、ランチで既にフラフラの私達との差が出たようで。
かなり汗をかいたから、塩分強めでも大丈夫と思ったのですが…辛かった。
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医療用の流動食を作る 特殊な容器で細かく粉砕して作られているようです。
ただ、このお皿では風情があっても、食べにくし。
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シェフの説明時には、この鍋の周りにお客を集めて、香りを確認。
別に後で撮影タイムも設けられます。
その時、私はやっと気づいたのです。
反対側の窓側の1組だけ、4組とは内容の違う皿がサーブされていたのを。
もしかしたら1番上のお肉コースを選択されたのかと思っていたのですが、
どうやら違ったようで、その後他の4組がデザートの時に、早々に帰られ
ました。
たまたまでしょうが、状況的には辛かったのではと思います。
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今回はお姿を見かけませんでした。
紅茶は日本の草分け的専門店、大阪堂島のムジカのもの。
日本で初めて、本格的にポットで紅茶を供したお店です。
ただたっぷり2杯分の紅茶と、単品のデザートは量的にはアンバランス。
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コーヒーが飲みたい、デザートワインやチーズも出せとは言わないけれど、
固定の紅茶+デザート1種類のしめは、
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コースの最後として、それまでが珍しく、華やかだった分、じみというか物足りないものを感じました。
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女性客の多い店だけに、このあたり、今後に注目したいところです。
恒例のトイレチェック。
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明日はお肉の日なので、松阪極み豚に続いて、先月オープンした京都初という
熟成肉の専門店をご紹介。