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さて夕食会場へ。
前回は窓に面した、扉の閉まる完全な個室でしたが、今回は窓のない部屋。
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女将さんの手書きらしい「しとしと」。
部屋名は全部
オノマトペで統一されています。
途中、部屋を出る時は、しっかり名前を覚えていく必要がありますね。
天井は抜けているし、
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←森の住人の住処?
あえて造られた細い隙間や凹みもあり、閉塞感はあまり感じません。
キャラクターも隠れていて、待ち時間も厭きさせない工夫があちこちに。
四季代わりの献立のテーマはおとぎ話。
今回は「花さかじいさん」です。
桜には早いけれど、春の献立にぴったりの内容ですね。
献立表はA4サイズで手紙のように4折され、1分程度で読める「花さかじいさん」
のストーリー付。
春らしく
ピンクの紙に印刷されています。
食材まで全て書かれているのはアレルギーのある場合や、名前のわからない食材が
ある時に便利です。
最近ではカロリーまで書かれていると噂で聞きましたが・・・
以下、斜めの文字は私の補足説明です。
献立
食前酒 梅酒
一話 ポチのいる庭(前菜)
(庭)牛タン グリンピース 大根 花びらゆりね 貝柱 芽キャベツ 蚕豆
デトロイト
(サラダ)アスパラ アイスプラント ラディッシュ
(ポチ)ユリ根 松の実
トマト つぼみな オレンジ ラビゴットソース ホワイトソース
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牛タン
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デトロイト
長さ15cmほどのサラダ用の野菜。
「ハワイアンビーツ」「ビーツの若葉」といった別名もあるように、ビーツを
若採りしたもの。
ビーツはテンサイ(サトウダイコン)の仲間で、日本には18世紀に伝わった
が、栽培は盛んではなかった。
茎の色はアントシアニン。
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ラビゴットソースまたはラヴィゴットソース
(英Ravigote sauce、ravigote はフランス語の動詞ravigoter「元気を出させる」
に由来)は酢、食用油=ビネグレットソース=一般的にはフレンチドレッシング。
に野菜のみじん切りを混ぜ合わせた、サラダに欠かせないソース。
冷製が多いが、温製もある。
材料、レシピがサラダドレッシングのそれに近く、そのためソース単独の
食感もドレッシングをかけたサラダに近いものとなっている。
タマネギやセロリ、ピクルスといった様々な野菜、香味野菜、漬物をみじん
切りにし、ワインビネガーやオリーブ油などの調味料と混ぜ合わせ、主に魚
料理にかけて仕上げる(青魚系料理に添えることが多い)。
サラダやオードブルのソースにも用いる。
食材、調理法、嗜好に応じてアレンジする野菜、油、酢のバリエーションは
幅広く、特に酢に関しては、フランス料理にはワインビネガー、イタリア料理
にはバルサミコ酢、日本料理にはポン酢を用いることで、その適用範囲の拡大
をはかることができる。
二話 日向ぼっこ(吸物)
人参 筍餅 青菜
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にんじんのスープ。
三話 ここほれワンワン(造り)
平目 うに わさび菜 むらめ 酢橘 大根 人参 エディブルフラワー
ベビーリーフ すぐり セルフィーユ カボスゼリー
エンダイブ
(カルパッチョ)オリーブオイル 玉ねぎ わさび 醤油
四話 お宝がいっぱい(焼物)
ミニトマト(赤黄)菜花 鰆 帆立 玉ねぎ 新じゃが 人参 白占茸
にんにく
バジル バター オリーブオイル 白ワイン 塩こしょう
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最初はこんな器に乗せられてきました。
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続いて鍋が用意され、火にかけられます。中身はお楽しみ!
五話 ポチのいた庭(煮物)
道明寺 鯛 筍 パプリカ 桜葉 牛蒡
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道明寺の桜葉って食べるかどうか迷う。
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ごぼうの切り株。毎回、細工がこっていて感心します。
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道明寺粉(どうみょうじこ)
とは、水に浸し蒸したもち米を粗めにひいた食品。
乾飯や煎り種の一種。
大阪府藤井寺市の道明寺で最初に作られ、保存食として使われたのが起源。
糯米を水に浸し、吸水した後水を切り、古くは、釜の上にせいろを置いて、
下から火をたいて蒸した。
その蒸し上がった物を天日にさらして乾燥させて、干し飯(ほしいい)と
して保存した。
現在では、乾燥機で乾燥し、荒く砕いて篩で粒を揃え「道明寺」という商品
としている。
種類は、荒い方から、全粒粉、2ツ割れ、3ツ割れ、4ツ割れ、5ツ割れと用途
に応じて使い分ける。
主な用途は、おはぎ、上方風桜餅。
関西では「桜餅」といえば、この道明寺桜餅を指し、関東の焼皮の桜餅と区別
して「道明寺」と言います。
六話 ありがとう幸せがいっぱい(主菜)鍋
人参(赤黄)春キャベツ ブロッコリー こごみ ふき パプリカ(赤)
水菜 独活 長葱 根三つ葉 うぬめ牛 ゴマだれ ラー油 ポン酢
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↓ 野菜がしっかり蒸されたので
次はお肉 うねめ牛
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少し前に流行したラー油がアクセント。
前回、5月は確かうぬめ牛のすきやきでした。
メインは必ず福島のブランド牛であるうぬめ牛で、
食べ慣れた、でもごちそう的な食べ方で満足感を出す方針でしょうか。
七話 悲しみを乗り越えて(酢の物)
鯵 独活 胡瓜 筍 生姜 紅芯大根 アーリーレッド プチベール
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分解。
八話 今年も感謝の桜です(食事)
桜海老 三つ葉 蛤 桜みそ 香の物
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大きな蛤がはいっていました。
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ご飯のミニ蒸篭風の器は前回と同じ。
最近だと、2011年9月宿泊の「角館山荘 侘桜」でも使われていました。
九話 めでたし めでたし(デザート)
桜シフォン 抹茶クリーム
フルーツ(キーウィ マンゴー ブルーベリー いちご)
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桜葉が入っています。
おもちつきの日の限定デザート。
料理長 吉田 満範
献立表に名前は入っているものの、テーマがおとぎ話だけに献立つくりが大変
そうで、細工ものもたくさん、盛り付けも繊細。
と、自己主張が感じられない献身的な料理長さん、ごちそうさまでした。
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ポチ?
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量的には十分でしたが、追加注文も可能。
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食べ過ぎちゃった。
前回は夜食があったけれど、今回はなし。
部屋の飲料もフリーでなかったが、プランや部屋のグレードによる違いか不明。
次回はお待ちかねのお風呂!