A&Pの☆お宿千夜一夜

美味と心地よい宿を求め、各地をむしゃむしゃ修行中!

和歌山 川湯温泉 富士屋 朝食編

2013-02-16 15:00:00 | 近畿・宿
朝食は前夜と同じ食事どころへ。

 他の部屋の方は別に朝食会場がありました。



お料理は、ある程度事前に用意しておける内容でした。

   焼魚

 ご飯  とうふとなめこのおみそ汁

 きのこの煮物 ぎんなん、温泉卵、漬物、ぜんまい・・・

 朝からうどんはインパクトあり。

朝は洋食も選べるとか、できたての一品、地元産の野菜サラダや、ジュース、ヨーグルト

や果物等の食の楽しみがあれば、再訪・連泊につながる気がしました。

これでは



後日、館内編と全体的な感想も続けて書きたいと思います。

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和歌山 川湯温泉 富士屋 夕食編 紀伊産地味わいプラン 

2013-02-13 15:00:00 | 近畿・宿
ちょうど時間が自宅と重なったので、夕食のご紹介にしました。

 西館1階、大浴場の反対側、食事所が4室ありました。

厨房に近い位置に作られたようです。

この日の使用状況から見て、基本は西館3階の4室専用のようです。





     

 ここもリニューアルされた場所。   


 個室の反対側は広い空間で、ちょうどこんな位置関係。 




 朝夕とも右端の「小広」の部屋が、私達専用でした。 

 部屋名の横に、名字が書かれているので、すぐわかります。
 客の入るドアと配膳時の扉は別になっていました。

部屋に入るとテーブル上には既に、どどーんとこれだけの品が。一気出しに近いのでは。



圧倒されながらも横からも撮影。



たまに地方で最初から出ている地域もありますが、もうお漬物まで出ています・・・

お酒飲まないから、あたたかいご飯ものが先に出ていてもいいけどね。

ゴージャスと喜ぶべきかもしれませんが、正直がっかり~。

これはもう落ち着いてマイペースで食事できないと悟る。

献立表はなく、ホームページに載っていた、2ヶ月毎に変更するらしい紀伊産地味わいプランを選択。

特に追加やグレードアップもしませんでした。

 飲み物も、部屋で読んだ雑誌に載っていた宿の名前のついた梅酒

と考えていたのですが食前酒も出ていたし、何よりお値段が梅酒1杯966円とお高め!

消費税とサービス料20%がつくと1杯1200円位?

サービス料20%ってたまに「離れ」の部屋であるけど、なぜここでその金額なの?



  という事で今回はお茶にしました。

   サイドデーブルに梅色の栓抜き。

 G型しょうゆさし。やはり波佐見焼の白山陶器の定番。

お世話をしてくださったのは、日本語が上手なフィリピン人の女性。

前も近くで泊まった時にそうだったなぁと思い出すと、宿の他の方が「和歌山は船乗り

が多いから」と教えてくれました。

だんな様がそうなんですね。

こういう食事の場合のパターンとして、最初のうちにお鍋に火がつけられる事が多い

ので、それは自分でするからとお願いして、もう冷めるものは冷めていいからと考え

撮影しつつ、適当に食べる事にする。

  つまようじが輪ゴムでまとめられていました。

 

    冷暖房や空調。

 電話を使う事はありませんでした。 

シンプルですが、あまり照明や内装はこっていません。風情も窓もないなぁ。

 そして残念ながら椅子も座り心地は普通。

 コースターの絵。館内のどこかでも見ました。 

料理名は献立がないので、うろ覚え。

簡単に書きます。

お刺身


  

豚のメニュー(冷)サラダ仕立て


 全体的にボリュームがあったのでこの位の量でも・・・

はまぐりのバター焼き



    終了。

糸引いてます。シンクロナイズドスイミングしてるみたい。

なめこおろし


お鍋 鯛他 胡麻味のだしで


   

このあたりから後はできたてのものを持ってきてくれました。





  



ぶり大根 これは予想より上品な雰囲気。
 崩れた状態で来たので自分で盛り直し。

 

 これは最初から出ていました。



 お漬物 最初から出ていました。

 デザート りんごのコンポート



お肉も魚も出たし、量も十分でしたが、初めての食材や料理法はありませんでした。

お皿も欠けたものはなく、カトラリー類もきちんと揃っていたけれど、ときめきが少ない夕食

でした。

食事内容は宿泊費で変わらないようなので、量より質、あるいは熊野牛メインのコース等に

すれば良かったと反省。

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和歌山 川湯温泉 富士屋 槙・大理石・露天 風呂編・館内編

2013-02-12 15:00:00 | 近畿・宿
まだ明るいので大塔川の仙人風呂に行く勇気はありません。

まずは館内で、男女別に時間交代する大浴場2ヶ所と露天風呂のお風呂めぐりへ。

この日は平日だったせいか、どのお風呂も毎回ほぼ貸切でした。

尚、有料の貸切風呂は利用していません。

 最初は西館1階から。

到着日の午後、この時間は女性用の槙風呂へ。

   


  床がきらきら綺麗   

   

窓を開けても、湯につかったままだと外は見えません。立ち上がるとこんな景色。↑


午後の斜めにさす光線に見とれる。
    

  経年変化を感じる部分、これはこれで秘湯らしい。

さて、ここまで温存していたこちらの温泉力のわかる写真をまとめて。



 



      
温泉成分がレースのように重なって、まるでドレスのよう。

   湯口もコーティング状態。

続いて隣り合わせのもう1つの大浴場 大理石風呂

   



大浴場を出ると広い休憩スペースがあります。



 卓球ができ、 水も飲め、


   アフリカかバリ風の家具・・・

絵も私の気に入った水の絵や
 

 大好きなクリムト、他にもカシニョールと優しげなものが多い。

館内の家具や調度品、文字表記は、

 エキゾチックだったり、

  かわいかったり、

   和風もあって、

1つずつ見るとそれなりでも、まとまりがよくないと言うか、広い空間を活かし

きれていない中途半端な感じがもったいない気がしました。




ロビーをはさんで反対側にあるのが男女別の露天風呂。

露天風呂と言ってもそんなに開放感があるわけではありません。

川も見えますが、その間には道路がありますから。

   

世界遺産だからか、英語表記もしっかりされています。

   





 お風呂に入ると、お湯が滔々とあふれ、足元に流れてきます。



   

  



   

 格子天井

夜はこんな風。


 階段近くのスペースで水が飲めるようになっていました。

 市販より少し高めですが、自販機もありました。

 廊下の壁には、宿が出したもの?


   干支の柄の葉書が飾られていました。

行きつけの宿もそうでない宿も含めて、いろんな宿から、季節や行事毎に手紙やハガキ

をいただきます。

止めて下さいと頼んでも送られてくるものもあるけれど、ここ数年見るたびにほっこり

にっこりしているのが、滋賀「比良山荘」さんからの季節のハガキ。

近いから宿泊だけでなく、食事だけでもとつい思ってしまうかわいさです。

実はイラストに登場する「熊」とか「いのしし」はメイン食材。

でも仲良くお鍋に入っているし~。

余談が長くなってしまいました。

でも私のブログは基本、余談でできている感じなので。


 次は何をご紹介しましょうか。

夕方近くになってから下見・散歩に出かけた仙人風呂か、それとも先に夕食?

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和歌山 川湯温泉 富士屋 熊野モダンルーム ほたる その2 +せきれい

2013-02-11 15:00:00 | 近畿・宿
リビングも家具は少なく、あっさり、シンプル、上品です。

床と一部の天井はダークブラウンに塗られた熊野杉。

壁は白の珪藻土壁。

でもやはりこの部屋の主役は杉の光壁でしょう。



光を通すとさらに幻想的です。なのでいきなり夜の写真。



昼間はこんな感じです。



 家具はソファーとテーブル、  壁掛け式のテレビ位。

 チェックイン2時のおかげで、偶然知人が関っている番組を見られてラッキー。




 和紙のライトスタンド

 テーブルの上には、ここにもお茶セットとお菓子

  おしぼりが逆向き・・・

  こういう些細な点が惜しいなぁ。

 旅館案内。 部屋名の紙がすぐとれちゃう。



 ベッドルームとの間にも杉の板  



 ベッドルームは玄関横なのですが、間仕切りがあるのであまり気になりません。







 ベッドの反対側はトイレの壁とクローゼット。

 ベッドボードにちょっとしたものを置けるのは便利ですね。


  黒で統一された小物。電話はアマダナかな。

     

平日のせいか、この日は私達が宿に1番乗り。

西館3階は後は1組だけでしたので「せきれい」の部屋を見せてもらいました。

 写真撮影の許可も得ています。



露天風呂は同じ構造のようでした。


同料金の「せきれい」と「ほたる」。

マスコミに紹介されるのは、竹を使った端正なデザインの「せきれい」が多く、

元サッカー選手のヒデ様もこの部屋でした。

個人的には各地の宿でモチーフに使われる竹より、デザイン的に賞ももらっている

「ほたる」が興味深く、部屋選択はかなり迷いました。

最終的に禁煙室なのと、冬で夜が長いので照明を楽しめる「ほたる」にして正解。

でも、次に泊まるとしたら夏に川遊び+竹が涼しげな「せきれい」の部屋ですね。


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和歌山 川湯温泉 富士屋 熊野モダンルーム ほたる その1

2013-02-10 15:00:00 | 近畿・宿
廊下を進み、大浴場と食事場所を聞き、エレベーターで3階へ。

西館の3階は4室で、突き当たりの1番大きな角部屋が特別室のほととぎす。

 そして今回指定した熊野モダンルームの3室となります。



内装は全て違い、部屋の広さは反対側の角部屋になる土(壁)の「かじか」が少し広め。

中央の2室は同じ広さで、素材が木(杉板)の「ほたる」と竹の「せきれい」です。

案内して下さった方によると、予約はこの3室から埋まるそうです。

 私達の部屋は「ほたる」。

 外側の扉の写真は撮り忘れたので、扉の内側の写真。

  入ってすぐ正面、杉の光壁素材の間仕切り。

宿の客室に使われたのは、こちらが初めてだそうです。

     



なぜここに洗面台があるかと言えば、すぐ横に冷蔵庫とティーコーナーがあるから。

  茶器は各地の宿でよく見る波佐見焼・白山陶器。

   下の扉→  

 トイレ。   ←自動洗浄についての説明  

 

 黄色い袋は、予備のトイレットペーパー入れ。 

  におい袋。 

   吊戸は床面フラットで、開閉もスムーズ。

上を見ると、 下にはストッパー。 

隣は作り付けのクローゼット。上部には目隠しされたエアコンが設置されています。
   バスローブもありました。 



   

色に統一感があります。

金庫は昔からのものでしょう。

巾着でなく、手提げ式の袋は使いやすいので私の愛用品。

使っている宿は少なく、佐賀「風の森」さんのオープン時に見たのが初めてでした。

そう言えば、確かあそこも茶器は白山陶器。まぁ、ただの偶然かな。

   この靴下も本当によく見るし。

 時計回りで洗面コーナーへ。リビングとの位置関係がわかりやすい1枚。 



    
       反対側 

↑靴下と同シリーズ「癒しの丁子染」タオル。

これは初めて見ました。しかも袋に宿名が入っています。

 木目が顔みたいなストール。よく見るとシュール。

続いてシャワールームへ。
   

 木製タイプだけど、プラスチックの桶と椅子が残念。

リニューアル前に水周りのあった場所に、ゆったりした洗面とシャワールーム。

そしてベランダ部分には露天風呂という構成。

露天風呂付の部屋は、この組み合わせが1番多い気がします。

露天風呂+内風呂もついているのは、だいたい離れ、新築、3万円以上の部屋かな。

これは露天風呂付の部屋に100室以上泊まった、私の感想・目安です。

それではお楽しみの露天風呂ゾーンへ。

まずは部屋のリビングから見える全景を。



それでは洗面・シャワールームから露天風呂へ周ります。

     

   

部屋露天は源泉かけ流し

ベランダの露天風呂は温泉でなく、お湯の場合も多いのでこれはうれしい。

構造的にも部屋の真下、1階部分が大浴場だからお湯も比較的新鮮なはず。

眺めは川と山の緑・・・そして水の少ない秋~冬にかけては、仙人風呂が♪

   

横長の露天風呂はとても使いやすい構造で、足湯もできるようになっています。

小さなコーヒーテーブルもちょうどいい大きさ。

湯船の一部が浅くなっていた岐阜 下呂温泉「離れの宿 月のあかり」の部屋露天や、

大きなちゃぶ台がついていた熊本 平山温泉「ほたるの長屋」の部屋露天の長所を

取り入れ、上品に仕上げた感じ。

槙の露天風呂は、2人並んで座れます。 

朝夕はここで足湯をしながら、雑誌や新聞を読んだり、おやつを食べていました。

  ←手すり&タオルかけ。



 リビングの入口にもちゃんとバスマットが用意されています。

できたばかりの宿なんか、意外とないところも多いのです。

最近だとこの春利用した大阪「松葉温泉 滝の湯」もそうでした。

まだオープン2ヶ月だったので、これから用意されるでしょう。

長くなったのでリビング・寝室編を別にします。

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和歌山 川湯温泉 富士屋 到着・ロビー編

2013-02-09 15:00:00 | 近畿・宿
祝 富士山世界遺産登録記念!? ってふじ違い。

実はこれを書いているのは2013年6月なのでした。



こじんまりした川湯温泉。

ほとんどの宿が道路1本を挟んで、川に面しています。

その中でもこちらはかなり大きく、横長に3つの建物が続いています。



 バス停も「ふじや」前。

宿の玄関はあっさりしていて、秘湯の提灯もありません。




階段だけでスロープはないようです。

ロビーは広いけれど、中途半端なイメージ。



お雛様が出迎えてくれました。


↓これは営業時間外の写真ですが、玄関横に喫茶コーナーがあります。


 宿のインテリアとしては、海辺でしか見たことなかった。

 まぁ、水辺ではあるし、魚釣りの竿もレンタルしてくれるようです。



 地サイダー、夕食でも飲めるとなお良いのですが。



果物や花、塩・・・いろいろ飾られています。


  喫茶代、ととろみたいにどんぐりで支払えたら(笑)。 

落ち着いた女性スタッフに案内されて、部屋へ。

 ふじやさんらしく藤色の制服(ポーズとってくださいました)


 廊下も藤色です。

結構長い道のり、平日だったのでいろいろお話を伺いながら部屋へ。

部屋は熊野モダンルーム

西館の3階(最上階)にあります。外観写真で見るとクーラーが2つある部屋の上あたり。

3室あるのですが、リニューアル前、スケッチパースの頃から泊まってみたかったのでうれしいな。




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佐用スターリゾート ゴルフ&スパ 天然温泉 佐用の湯 五月夜の湯編

2012-05-15 15:00:00 | 近畿・宿
翌朝、チェックアウト前に再び佐用の湯へ。

今度は自分の車で行きました。

明るいと印象もずいぶん違います。







  人は少なく、鳥はのんびりお散歩中。

 葉ボタンがおで迎え  


 玄関マットと照明の色が合っていて綺麗。 



奥にはゴルフ場が見えます。



 今朝は露天風呂が小さいほうの五月姫の湯 さよのゆ









   紅葉が近い!

 さて「五月夜」とは

伊和大神と妻の玉津日女命は、争って土地を占めようとしていた。
玉津日女命は、生きた鹿を捕らえて臥せ、その腹を割いて稲の種をその血に蒔いた。
すると、一晩のうちに苗が生えた。
そこでその苗を取って田植えをした。
これを見た伊和大神は「おまえは、五月夜(さつきよ)に植えたんだなあ」と言った。
伊和大神は呪術の奇跡に驚き、妻に敗れたと感じてすごすごと去っていった。
だから、五月夜の郡と名づけ、妻の神を賛用都比売命(さよつひめのみこと)と名づけた。
また、その鹿を放してやった山を鹿庭山と名づけた。
鹿庭山の四面には十二の谷があり、そのどこからでも鉄を産した。
※ 「大神」を伊和大神とすることには、異論もある。

アルカリ性単純温泉
濃度が薄いため単純温泉と呼ばれているが、一般的に無色透明、無味無臭、お湯がやわらかく、刺激が少ないため、肌の弱い人や高齢者など万人に適した温泉。
湯布院、道後、下呂、鬼怒川、磐梯熱海、箱根などと似た泉質です。

効能
神経痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

 できれば温泉併設のステーキレストランか、

佐用名物のホルモンうどんなど食べてからにしたかったのだが、

 時間もなく、高速道路で大阪に戻る。

 途中、豚ちゃんと遭遇。


いつもですが、旅行を計画する時はそんなに忙しくない。

だからつい行けるかな~と思って予約するのだが、実際旅行する時になると多忙

という事態に陥りがちな我が家。

特に12月なんて、忙しいのはわかっているはずなのですが、計画段階では半年

以上前の夏なので、なんとかなるか~と。

そして半年後、毎回自分が学習していない事をおもい知る。

今回もそのパターンで、しかもいつもより複雑でした。

夏のひまわり、冬の朝霧、星の街100選にも選ばれた自然豊かな佐用町。

佐用スターリゾートはバブルの時期に計画・開発され、



その後、リゾート所有する会社が手放したと聞く。

たぶんそのおかげで、今回とてもお得なプランが出たのだと思いますが、その分

不便も多かったので、又利用したいかと聞かれれば、正直すぐには難しい。

ゴルフやテニスをする人には良さそうだと思いました。

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佐用スターリゾート ゴルフ&スパ 安藤忠雄設計のコンドミニアム編

2012-05-14 15:00:00 | 近畿・宿
朝食後、部屋に戻り簡単に荷物整理をしてから、コンドミニアムの館内と庭部分

を散策しました。

敷地内で1番高い丘にそびえ立つ、中世の古城を思わせる外観。

パティオ、渡り廊下、テラス、コンクリート打ちっぱなし。

以下、ホムペから一部引用すると、

「自然と一体となった心に残るような空間体験」そんな設計コンセプト。

自然を受けとる器として屋外スペースを重視し、コミュニティプラザを中心に

4つの棟を配置。

光や風を呼び込むとともに、四方に開けた各棟から山々が望めるように工夫しました。

スロープや通路といった路地空間を作ることで、お互いの独立性を高めながら、

ふれあいの場を演出しています。

緑が広がる高台にひときわ映える清々しいたたずまい。

コンクリートなどのありふれた素材を使って創り出される豊かな空間。

外観が語るイメージにふさわしく、内部の間取りもダイナミックでおおらか。

開放感を生み出すため、できるだけスペースを細かく区切らず、ゆとりあるフレキシブ

ルなプランを採用。

贅沢な空間使いと高い天井に、のびのぴとくつろいだ雰囲気があふれています。


内壁は断熱材をふんだんに使用し、床はフローリング仕上げ。

インテリアの素材、色合いからデザインまで洗練されたセンスを生かして、心地よい室内

環境を創り出しています。

設計/建築家:安藤忠雄氏

1941年大阪生まれ。
独学で建築を学び、66年の日本建築協会の「大阪城公園と休憩施設」 設計のコンペに入選したのを機にこの道へ。
69年に安藤忠雄建築研究所を設立。
1979年日本建築学会賞を受けた「住吉の長屋」で一躍注目を集め、「六甲の急斜面集合住宅と過去の業績」により83年日本文化デザイン賞を受賞。
さらに、85年には日本人で初めてフィンランド建築家協会から、 国際的な建築賞であるアルヴァ・アアルト賞を受賞、 89年フランス建築アカデミー大賞(ゴールドメダル)受賞。海外でも高い評価を得て、アメリカ・イエール大学、 コロンビア大学、ハーバード大学の客員教授を歴任する。
沖縄「フェスティバル」、京都「TIME'S」、神戸「六甲の協会」、 北海道「水の協会」、姫路「兵庫県立こどもの館」をはじめ、場所の特性を生かした建築で本領を発揮。92年セビリア万国博覧会政府館の設計も手がけるなど、活躍の場は広い。
ふれあいの路地空間や自然を取り入れたみずみずしい設計思想。
得意のコンクリート打ち放しから創り出される豊かな空間。
経歴と同じく、すべての建築は独創的である。


北海道のホテルに併設されている「水の教会」なんかは、宿泊時に館内ツアー

で見学した事がありますが、

代表作で「協会」はないと思う。



それではあまり説明もありませんが、散策の時にぱしゃぱしゃ撮った写真、

順不同ですが、どうぞご覧下さい。





 線路の枕木利用?高さが違うのがいいですね。











 建物に入るとシルエットがきれい。



 ここの庭園は名前がついているらしいのですが、立入禁止。

 人間?それとも鹿防止柵?どちらでも飛び越えられると思う。



 左に進みます。

この蝸牛というか、羊の角のような渦巻模様の柱頭はイオニア式を模していますね。



 高台にあるのでちょっと空中庭園風

 眼下に広がるのはこんな景色です。



    別棟の客室や通路。 



ずんずん進むと、見晴台のような場所に出ます。高台にあるのがよくわかりますね。



  テーブルの模様がリゾートしています。

そして振り返ると中央に巨大なスロープ








 高所恐怖症には辛いかも。











  上層階は部屋も少なく、広そうですが、

  実は寂しい感じで、手入れも微妙。







 いずれ自然に帰りそうなカエルちゃん。

 再びスロープで下に戻り、



芝が広がる気持ちのよい空間へ。







ここでお茶やビールを飲んだり、バーベキューできたら爽やかでしょうね。

実は私達の部屋はこの芝の下にあるのです。




 ここにも象がいます。



それでは下の階へ。

古代ローマの円形劇場みたいな造り。

コンサートをしたら、音響良さそうです。



巨大植木鉢は、暗い夜や酔っ払いのための、転落防止対策ではないかと密かに思った。

 













外に出て、外観もじっくり見学。









なんだかどこかのテーマパークの建物に見える・・・・









ロココです。





ほとんど同じ写真なのですが、この窓でも十字架できそう。













 見えている階段を上がると、最初の分岐点に戻ります。

ぐるぐるぐるぐる、上がったり、下がったり、ラビリンス探検を堪能しました。


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佐用スターリゾート ゴルフ&スパ 朝食編 さよ姫 イタリアンバイキング

2012-05-13 15:00:00 | 近畿・宿
 夜暗い分、朝は眺めが素晴らしかった。

  盆地ならではの朝霧、由布院とかも有名。





テラスに出てみると、


 夜はこの状態でわからなかった
 経年変化にただ驚く。

 別料金ですが、朝一番からはりきって朝食へ。

 場所はどうやら昨夜と同じ場所。

中2階にはこんなバーコーナーもありました。




それにしてもすごいぞ、朝・昼・晩でレストラン名が変わっても、
 店の場所は同じとは。

時間にあわせて数組が待っていたけれど、用意できないまま、席に案内される。



 外はテニスコート。

 鹿が花を食べちゃうらしい  

 ネットの青がテーブルクロスと同じ色でおしゃれ・・・

じゃないし~。

しばらくして、ネットははずされていた。

 お預けで、手持ち無沙汰なので朝の光を撮影。





どこがイタリアンかと言えば、国旗?



ドレッシングがたくさんあるのはうれしいな。

   

朝からがっつり食べました。


和風のなすびの煮物やきんぴらごぼう、中華の名残のシューマイもあったりする。

 

平日の朝。がっつりな分、ゆっくり食べ、最後のコーヒーまでのんびり過ごしました。

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佐用スターリゾート ゴルフ&スパ コンドミニアム 部屋編

2012-05-12 15:00:00 | 近畿・宿
今回の宿泊プランでは部屋は選べません。

2人だし、時間的にも泊まるだけだからどんなタイプでもいいと考えていました。

 204号室になんとかたどりつく。 

 玄関ののぞき穴。

 マンションか一戸建てのような玄関。

   傘立ては内蔵。

 築20年、建築当時は最先端だったんだろうな。

廊下を進むとクローゼット


妙に広い独立型トイレ

  旧式だから、便座が冷たい!

これは冬に来て失敗か。

コンクリ打ちっぱなしだし、冷えそう。

それまでは設備は古くても改装されているしと、なんとなく安心していました。

しかしまさかのインテリアに、寒さ急上昇

ここは・・・まるで・・・ラブホ(死語)?

 壁紙が黒で、

  ソファーが白ですか。動かしてみた。





 朝の光でみるとまだ許せる。





 床と  テレビの下の巨大サイドボードと

  巨大なダイニングテーブルは濃い茶色。

 ガラスのテーブルは部屋が広く見えていいですね。

とは思えず、使いづらし。

 絵はバブルの頃、流行した「ヒロ・ヤマガタ」。

職場で学生時代の後輩がローンで買っていた。

この明るい青空がパリか、イタリアの空を連想させます・・・なんて書けない。

   この雰囲気で浴衣。



 別室の窓のない狭い寝室は、和室に無理矢理ダブルベッドを設置。

 白のシーツは壁紙とおそろい?

 怖いもの見たさで枕元の押入れを開ける

 忘れ物しそうで使わなかった和室クローゼット。

 立派なキッチン。



コンドミニアムだけど、調理器具や食器類はありません。

 お茶はありました。  

でもこの部屋の雰囲気だったらコーヒーも欲しいところ。

  空の冷蔵庫。

この建物ができたのと同じ頃、初めてマイキッチンを持った私。

当時はシステムキッチンというだけでうれしかったものだが・・・

家庭用の食洗機は珍しく、別売りを購入したけれど、電気屋さんも使い方

がよくわからない状況でした。

  でもここでは標準装備だったようです。



今はなき、明るいナショナルブランド 90年製造。

 当時、電磁調理器は最先端だったはず。

扉等も立派なのですが、1度動かすと元に戻らない状態。

この20年前の最先端家電達は、今使うととんでもない事になりそうでした。

やはり水周りは定期的な手入れが必要だと思いながら、冷えた気持ちを

温めるためにお風呂へ。

 洗面コーナーの奥、

 扉を開けると 

 機能的な棚。  

この木の色や、白い普通のタオルにほっとします。



   

 ここで書くべきはやはりこちらでなく

 これか・・・

スイッチを入れたら、ものすごく大きな音がして、でも動かず。

ヒッチコック映画のバスシーンのように、ドキドキしながら待つも、怖さに負けて

スイッチを切る私でした。 

 今夜は満月。疲れたからもう寝ます。

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佐用スターリゾート ゴルフ&スパ 夕食編 王福菜館中華フルコース 

2012-05-11 15:00:00 | 近畿・宿


 クラブハウスの手前にはテニスコートと

 駐車場。ゴルフカートがカラフル。

 奥には8室の円形ホテル フュージョン倶楽部。

ホテルは形から言っても安藤作品でしょう。



岡山に、今はもうないチボリ公園ができた年のやはり12月。

安藤作品のベネッセハウスに泊まりました。

当時、美術館併設のホテルというコンセプトが珍しくて選択。

丘の上の円形の建物で、部屋にはやはり当時まだ生存していたキース・ヘリング

の絵が飾られていました。


    



   

このリゾートの中心の建物の中にレストランがあります。

宿泊プランにセットの食事は中華料理のフルコース。

  どうやら満席のようです。

  階段を下りていくと大勢の人が食事中。

夕食時間は90分のフリードリンク付。

最終バスは午後9時に出るので、逆算すると午後7時半にはレストランに入る

必要があります。

 窓側の席に案内されました。

9時のバスに乗りたいし、あまりお酒は飲まないので、どんどんお料理を持ってきて

とお願いする。

 テーブルセット済、お箸が縦置きなのが中華ですね。

献立


料理長は 莫 汝剛 もく じょこうさん。

確かにフリ仮名がないと読めない。

 実は到着してから知ったフリードリンク。

 せっかくだから、1杯だけ生ビールを注文。

忙しいのか、食事途中からフリードリンクコーナーは品切れが続いていた。

このプラン、たぶん半年近くほぼ同じ献立。

さぞかし原材料費に無駄がなく、大量仕入れできるだろうな。

などと考えず、同じ献立なら腕も上がるだろうと考えましょう。

特選鮑花飾前菜盛合わせ 




他に栗甘露煮、プチトマト、きゅうりの薄切りの上にはピータン、鶏冷製、くらげ。

北京ダック
 




 薄いの1枚。せめてアップで撮っておこう。

フカヒレ姿のスープ



ここまでで、豪華食材=少ない、薄い、小さい

のはよくわかりました。



伊勢海老のチリソース

 美味しいからもっと食べたーい!

広東熱々点心飲茶三品

 撮影失敗・・・暗くてすいません。

醤油漬け干し豚バラ旬菜炒め



カニ肉入りレタスチャーハン



デザート又はコーヒー
杏仁豆腐、マンゴープリン、ココナツミルク、ごま団子から選択。


食べ終える人が増えて、後半もスピードダウンすることなくスムーズでした。

そうか、チリソースとか出ていましたが、広東料理のお店なんですね。

味は期待していなかった分、美味しかったけれど、食べた事のないものはなく、新鮮味

には欠けました。

 明朝は、別料金のイタリアンの朝食を食べる予定。

トイレはやはり設備が古いのは否めず。

 物置スペースも配慮されていないので、

 妙に家庭的。

 クリスマスな館内でした 

このあとシャトルバスに乗り、イタリアンな部屋に戻りました。

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佐用スターリゾート ゴルフ&スパ 天然温泉 佐用の湯 七曜の湯編

2012-05-10 15:00:00 | 近畿・宿
 ルート的にシャトルバスは夕食会場に直行するのですが、



お風呂行きの荷物(バスタオルは有料200円なので部屋から持参)を携えた私達を

見て、運転手さんが気を利かせてくれたらしく、

 先に「佐用の湯」前で下車できました。

  寒かったので嬉しい。

佐用の湯は大小12の露天風呂を持つ天然温泉。

リゾート全体の中心施設、フュージョン倶楽部のすぐ近くにあります。

2007年築で、設計はコンドミニアムのインテリアデザイナー森井氏らしい。

私達は宿泊クーポンに1人2回分のチケット付。

奇数日と偶数日で男女入替なので、翌朝も利用しました。

奇数日は女性が「五月夜の湯」、男性が「七曜の湯」です。

31日まである月末なんかに泊まると連続しちゃうから注意が必要。

露天風呂からは昼はゴルフ場、夜は星空を楽しめます。

予想通り、平日の夜のお風呂は空いていて貸切状態。

無人なので写真撮影させてもらいました。

玄関~お風呂へ。
    

 館内はバリ風?
 というか無国籍。

   絵に統一感なし。

 基本、しゃれているのですが、



デザインや照明の完成度が高くても、備品や絵の選択とアンバランスで、

チープ感が見え隠れして、哀愁漂う雰囲気に。

   ガムテープ2連発。

 七曜の湯 ななよのゆ
    

   



最初はじみ~と思っていたのですが、









 利用しなかったサウナ

新聞雑誌等持込禁止、禁煙と書かれています。

 洗い場も湯気でぼわ~ん。

 
温泉の説明もゆらゆら~。

 この履物を履いて外に出ると、

この時間は女性用が広い露天風呂の時間。

全く期待していなかっただけに、露天風呂の紅葉ライトアップには歓声をあげて

しまいました。













 

明るい時間にも利用できたら、又違った開放感を味わえたと思いますが、それは

翌日男女交代した時に、夫のパブロフが経験できたので、よしとしましょう。

ゆっくりしたかったのですが、

 夕食の時間が迫っていたので歩いて会場へ。

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佐用スターリゾート ゴルフ&スパ 到着編

2012-05-09 15:00:00 | 近畿・宿
昨夏、流行の共同購入なるものに興味を持った私は、ネットで名前を知らない

リゾートを発見しました。

佐用スターリゾート ゴルフ&スパ。

しかも安藤建築にインテリアデザイン森井良幸。

近いのになぜ知らなかったのか・・・これは行かなくては!

宿泊プランの内容はとても充実していたし、期限もずいぶん先だったので軽い

気持ちで購入。

GROUPONグルーポンの
【19,800円】安藤忠雄氏が設計したリゾートホテル1室2名様分
≪ペア宿泊+中華フルコース+天然スパ2回分チケット付き≫


でも、予約が取れません。

最初、佐用は星とひまわりが名物だから、夏休みの追加料金を払ってもと思い、

あるいは秋に追加料金を払って週末にと問い合わせても、ずーっと満室。

ちなみに追加料金は2000円。

結局、夏と秋に2度程連絡して決められず、いよいよ使用期限も近づいたので、

もう希望日での予約はあきらめて、空いている日を聞き、12月の平日で予約。

しかし仕事多忙・・・。

有休は捨てるほどあるけれど、早退と半休で対応する。

 職場からそのまま出発。高速に乗った頃にはもう日没。

佐用は兵庫県の端、岡山との県境。

ここからしばらく、明るい帰路に撮った写真も使用します。





 大阪から1時間ほどで着きましたが、もう真っ暗です。





途中、大きな門を2つもくぐります。



 広大な敷地。

その中にゴルフ場、別荘、温泉施設が点在しています。

森の中のまっすぐな道は、北海道のよう。



 看板は少なめ。              

 昼間は晩秋の明るい風景ですが、夜は寂しい感じ。

やっとたどりついた宿泊場所、コンドミニアムの入口では、懐中電灯を持った

年配の男性に迎えてもらいました。

しかし「宿泊受付は別の場所なので、先に済ませてきて下さい」と言われ、

そう言えばずいぶん前の予約時にそんな話を聞いたような記憶が蘇る。

又、夜道を移動します。

やはりここは車がないと大変。

もちろんリゾート内の移動バスはあります。


受付場所、管理等のフロントは無人でした・・・



 何とか手続きを済ませ、コンドミニアムに戻ると 

ロビーはクリスマスしていました。













  まずは部屋に荷物だけ置き、すぐ出発。

 食事の最終スタートが午後7時半。

先にお風呂へ行くことにしました。

 バスには韓国の方達も数名いました。

運転手さんによると、ゴルフをしにきたリピーターだそうです。

関西、伊丹、神戸、岡山、鳥取の空港から送迎バス 

が出ているそうで、その

アジアを視野に入れた営業方針に驚きました。

そして夜の闇に浮かび上がる鹿の姿にもびっくり!

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野草一味 美山荘 出発・滞在のヒント編

2012-03-20 15:00:00 | 近畿・宿
野草一味 美山荘 滞在時のヒント

 花もごちそう


  大女将が「足でいける」お花。

見応えがあります。

花器以外にも活けたり、あえて一部が欠けている花材を使用する等、美山荘

ならではのスタイル。

 母屋・玄関のお花。 

雰囲気が近いのは九州、唐津の「洋々閣」さんのお花でしょうか。 

 鞍馬石
やっぱり「洋々閣」さんを思い出した、落ち着いた玄関。

鞍馬石が使われているそうなのですが、あまりじっくり観察できませんでした。

鉄さび色で石灯篭や水鉢、庭石と茶道に欠かせない高価な石ですが、こちらは

黒っぽく見えたから、鞍馬寺山門の石段にも使われている「本鞍馬石」の方かな。

 動物達
 柴犬のクロちゃんに会えなくて残念でした。

   

 ここは監獄ではありません。







 今回読んだ本

 全て宿のものを借りて読みました。

   「美味しんぼ」

出たばかりの107巻。

同じ月に由布院の「亀の井別荘」さんに行く事になっていたので、ご主人の

中谷さんの記事も興味深く読んだが、この時はまさか、お隣の席で食事する

とは思ってもいませんでした。

他の本から、いいなと思った文章。





(2012年12月 猪の解禁日の頃宿泊)

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野草一味 美山荘 朝食・本館 四季の襖絵編

2012-03-19 15:00:00 | 近畿・宿
朝食は8時半から本館で。

やはり3組同時のスタートですが、違う部屋にしてくれたようです。

お世話してくれたのは昨日と同じ、若くて所作の美しい女性達。

「自宅が近いの?」と聞いたら、近くに寮があるそうです。

そう言えば朝、庭をはいていた板前さんも若そうでした。

それで思い出したのが、大女将が40年間、調理場の続きにある納戸のような

畳2畳の部屋で寝起きしていた逸話。

自分達家族だけで食事をする事もなく、いつも従業員とともに、調理場の片隅

で食事を取ってきたこと。

嫁いだ二人の娘さんやお孫さん達が来ても、一緒に食事したり、泊まれる部屋

がなかったらしい。

何年もかけて客室を全面改装、従業員の寮を作り直し、息子夫婦の家を建て、

 最後に自分の部屋。

この大女将がいたからこそ、今の美山荘があるのだと思いました。

<ahref="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/de/c743796ef3c5f3edbcbf38217a5c8fad.jpg"> 朝食は箸置きあり。 

季節の草花の描かれたお盆は、襖やのれんと同じ徳力富吉郎さん作。

献立はご飯のすすむ、濃い目のもの中心。


朝食の献立表はなく、何かで読みましたが、4代目のご主人はあまり料理に

名前をつけるのがお好きでないらしいので、こちらで適当につけました。

 梅湯 
 梅漬を崩してはちみつと白湯で溶いたもの。

 へしこ(サバを粕着けにしたもの)たっぷりの大根おろし添え


 くみたて豆腐のあんかけ


 ブロッコリーとほうれん草のごまあえ
  味はしっかり、写真がぼけちゃいました。

 筑前煮風だけど、鶏肉は入っていなかったような。


 おあげさんとしゃくし菜の炊いたん


 かぶのお味噌汁


 お漬物

 
 切り口も美し。

 ごはん よそってもらったけど、縁のごはん粒が惜しい(笑)


 1組ずつ炊かれます   

もともと奈良の春日大社の社家であった初代が、大悲山峰定寺の再興に共鳴、

1895年(明治28年)に峰定寺参りの信者のために、宿坊として建てたのが宿の

始まりです。

3代目当主中東吉次が、1937年(昭和12年)に宿坊を料理旅館に増改築。

屋号を「美山荘」として現在の形になりました。

早逝された3代目ですが、世間の「売り家と唐様で書く三代目」とは逆に、

料理にお茶に書画骨董と精進され、今の宿の基礎を造られたようです。

 創業当時の宿坊の面影を残す本館。



庭にはしゃくなげがたくさんたくさん植えられているようでした。
   


昨日は、秋の部屋でしたが今朝は春・・・あれ?朝顔=夏です。



 



東大寺名誉管長、清水公照さん作 奈良つながり?
     


    

白洲正子さん、立原正秋さんなど作家や文化人の利用も多い美山荘さん。


これは私でもよめるぞ。

部屋は残念ながら「冬来たりなば、春遠からじ」ではないような。

 でも、ある意味その通りの

冬の部屋の縁側の壁に、取り外された春の襖が立てかけられていました。



さて、床の間があり部屋らしいのは両端にある2室。

襖の絵で言うと春と冬です。

前夜、先に夕食を終えられたお隣の部屋を見せてもらいました。

客室としても使われる一番奥の部屋です。

   秋の襖をあけると





振り返ると・・・私達の食事をしていた場所でなく、手前の白い襖(雪)を見て

下さいね。

そう、冬の部屋の襖は「雪」柄なので白なんです。




   



 部屋で1番見たかった、松の床柱

1年くらい松ヤニが出て、拭くのが大変だったそうです。

お茶の世界では、松の床柱や敷居が重宝されるのですが・・・

 母屋玄関と離れにお土産コーナーがあり 

食品だけに賞味期限などもじっくり見たいと思ったものの、包むのに時間が

と言われ、とりあえず日持ちしそうで

2010年9月25付の日本経済新聞土曜版、NIKKEI プラス1で

「お代わりしたくなるご飯のお供」第2位の 「花山椒ちりめん」

を2つ購入。

 現金にて購入との事。

 天日干しした甘みの強い対馬産のチリメンジャコと京都産のサンショウを、天然もろみを搾ったしょうゆで炊き上げた。サンショウは実ではなく、香りの優しい花を使うことで刺激を抑え、チリメンのうまみを引き出した。
 「口にした瞬間の香りが素晴らしく、ジャコの食感も硬すぎず、軟らかすぎずで絶妙。丁寧な作りと繊細な味付けでご飯が止まらず、食べ飽きない、「薄めの味付けに仕上がっている。サンショウの辛さを感じさせない分、幅広い層の人が楽しめる」
120グラム入り2500円。製造から冷蔵で約30日

こういうお土産物は、食事の際に試食みたいな形で供される事も多いけれど、

こちらではなかった。

食後というわけではなく、チェックアウトの1時間くらい前に出されるコーヒー

と黒砂糖のお菓子。

 指先がふけるミニサイズの布製お手拭。

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