A&Pの☆お宿千夜一夜

美味と心地よい宿を求め、各地をむしゃむしゃ修行中!

2014年パータパータなスリランカへの旅 ダイジェスト版13

2014-01-31 15:00:00 | スリランカ
日本の「生活の木」が経営する「ツゥリー・オブ・ライフ」に到着したのは午後8時過ぎ。

山奥と聞いていましたが、確かにそうでした。


 ロゴを模した鉄製のゲートを通りフロントへ。

 水周りが古いという噂も、バブルの頃できたのなら納得。


平常時なら何のことはない石段なのですが、さすがに今日は弱っていて辛い。(翌朝撮影)

     
古い館を改装したホテルは、全体的にクリスマスを引きずっていました。そして妙に寂しい。

そのままフロントで鍵をもらい、又乗ってきた車で数分の宿泊ゾーンへ。

広いとは聞いていましたが、結構敷地内で高低差があるようです。







 施設が点在。


幸い部屋はレストランに近い角部屋でした。

いつものように部屋をチェック後、ガイドさんが帰るとすぐに食事に行く事に。

そうしないと寝てしまいそうだったので・・・

プールに面したレストランはいい雰囲気で、なぜかマリアッチみたいな生演奏中。

カップル客を中心にテーブルを陽気に回っています。

そんな中、1日着続けた白い服を着替える元気もなく、どよ~んとレストランに登場した私達。

 ドリンクを注文しながら、「今、来ないで」オーラを発動。

 葉っぱ使いがリゾート感を醸し出しています。

ディナービュッフェは、前夜がゴージャスだった事、人が少ないのもありシンプルな印象。



味も全体的にあっさり、お皿の形がしゃれていました。






  スリランカの夜はネオンカラーが多い 

今回の旅行ではビュッフェで満腹になる程食べたいと思えない自分がいて新発見。

それでも小腹は空くので、いつも日本から持参するお菓子類は不足しがちでした。

          プールサイドのイルミネーションを鑑賞し、部屋に戻りました。

昼に撮影したプールの写真。


 プールの掟
どこのホテルでもこんな風に使用案内が書かれていてわかりやすし。

ハーバル・マッサージ後の使用禁止、アーユルヴェーダのできる施設らしいきまりです。








  レストランのすぐ横の建物で、階段を上がったゾーン。

 中庭部分。





  エレベーターもなさそうだったし、

景色を楽しむ時間もなかったので、さらに上階でなくて良かった。部屋は401号室

     


    到着日は気づきませんでしたが、階下に部屋が。

部屋の位置はここ。


それでは部屋の様子です。

必要なものは揃っていて、一晩快適に過ごせそう。

 入ってすぐ右手にバスルーム。

真っ赤なバラや緑のバスタオル等鮮やかな色使いの備品。

エコに対するこだわりも感じられました。

ただ、せっかくの大きなバスタブも、水温が上がらなくて入る気になれず。

こうなると大きなバスタオルが恨めしかったです。









 スリランカの芳香剤はこんな箱入りが多いのかな。車にもありました。 

 バスルームを出て、そのまま進むとテレビ。

 

 お水は2人分。  鏡にはエコマーク。  

ティーセット。


冷蔵庫は今回の宿で唯一、冷凍庫のあるタイプで、持参のアイスパックが復活。
   

ただ翌日から標高の高いヌワラエリヤでしたので、無駄に終わりました。

 ポットの水がサービスか、前の人の飲み残しなのかわからず、迷った末に使用。

今朝、ガイドさんになかば強引にお持ち帰りとして手渡されたお菓子。

ヘリタンス・カンダラマホテルの朝食ビュッフェで出ていたお正月の縁起物の伝統菓子です。


少しずつ試しましたが、油で揚げた沖縄のサーターアンダギーみたいなお菓子は完食できず。

沖縄とは、気候が似ているだけでなくこういうお料理や、あ母さんの事を「アンマー」と呼ぶところが

共通点。

スリランカでは重いものを動かす時のかけ声で「アンマー」を使うと聞きました。


 クローゼットの奥には、大きな傘。  











 スツールは上品なピーコック柄。  年季の入った皮製ホテル案内。

 テラス
ガイドさんに、絶対開けっ放しにしないように注意を受けました。朝、鳥の声が聞こえますよとも。













   


確かに朝早くからずーっと鳴いていました。ぴーぴちょ鳥と命名。


翌朝、朝食前に私1人だけ敷地内の散策に。

    レストラン、プール横の下り道を選択。

日本と同じ植物も、スリランカならではの植物も多く見かけました。

 庭の維持・管理に力を入れている様子。

  南国のリゾートらしく、華やかなピンクや赤い色の花多し。

      葉っぱ1枚とっても変わった形のものが植えられており、

私は密かに「チームねじねじ」と呼んでいました。

            
 プチトマト! 巨大ポインセチア。


 

 世界最大級。 
ジャックフルーツの若い実は「ポロス」と言い、カレーの材料になります。鶏肉のような食感で美味らしい。

 実の大きさで呼び方が変わるとは、出世果実ですね。 




 
アーユルヴェーダで有名。新京極入口の「阪本の漢方」みたいと思うのは京都人だけ。


敷地の中間地点に新しい受付棟のような建物を建築中でした。

建物のある方に進む。






 振り返って。

 コテージ。

コテージのテラス。



 フロントから外へ。



 

芝の上の夜の間に落ちたやしの実を、お掃除のおばさんが躊躇なく谷間に投げ捨てていました。




国民的スポーツ ポロの道具。

このあたりで同じように朝の散歩を楽しむゲストとご挨拶。

 お猿が食べ散らかした果物かな。

 立入禁止を鉢植えで。



  どうやらホテルの裏側ゾーンに入ってしまったようです。

 植物養生園。

昨晩、車で通った道で部屋へ戻ることに。

裏門 周辺には茶畑が広がっています。


根っこがすごい大木。






 子供の遊び場も完備。

朝、妙齢のたぶん日本人女性が1人でブランコに乗っていました。

   エコへの配慮。

 
実は橋です。

 名前も付いています。 お約束の鍵。

部屋に戻る前にレストランをのぞくと、聞いていたより早くオープンしています。

あわてて部屋にパブロフを呼びに戻りましたが、プールサイドは既に満席で無念。



ここでちょっとショックな事がありました。

今回利用したホテルの朝食は、最終日以外、希望した玉子料理を作ってくれるコーナーがありました。

私は毎回ミックスオムレツの辛さ控え目をオーダーしていたのですが、この日はぽけてていたのか、

ついジャガイモはなかったのにスパニッシュオムレツとオーダーしてしまいました。

まあ訂正するまでもないか、イモ抜きなだけだし、それ位わかるよねと思い、他に待つ人もいなかった

のでその場を離れました。

ところが2人いた料理人さんがあきらかにバカにした様子で「日本人が」と笑っている気配。

私の事?と思いながら料理を取りに戻ると、彼らが作っていたのは「スクランブルエッグ」。

「ス」しかあってません。

なぜ「ス」を採用するかな?「オムレツ」を採用して欲しかった。 

きっと「あの日本人ばか~、スクランブルとスパニッシュと間違えてる」みたいに話してたのでしょう。

しょうがないから「えーっと、これはスクランブルエッグで、私の希望は材料にジャガイモはないけど、

ここにある材料を全部入れたミックスオムレツ」と再注文。

で、席に戻ってパブロフに時間がかかった理由を話していたら、私からは見えませんでしたが、ちょうど

料理人さんが私のオムレツにむちゃくちゃ辛い材料を大量にドバーッと放り投げるように入れたらしい。

パブロフが思わずそばにいた上司に「あの作り方はひどい」と抗議。

そうなんです、こちらのオムレツに入るピーマンみたいなのは、たぶん青唐辛子。

オムレツは最初からしっかり味がついているので、ケチャップ類は1度も見ませんでした。

しばらくして、彼らは店の奥に引っ込んじゃいました

確かにあいまいなオーダーをした私も反省点はあると思いますが、オーダーがわからなかったら確認すれ

ばいいことで、全ての日本人が不満があっても、笑顔で妥協するわけではないから。

残念ですが、この日は後味の悪い朝食になってしまいました。

基本、海外ではいつも一緒の行動ですが、旅行中盤でお疲れ気味のパブロフだけ先に部屋に戻り、私は

再び散策へ。

今回は部屋の周辺をうろうろ。










 ↓こちらもコテージ。








 さりげなくおかれたホウキ。



 見に行きたかったけど、帰りが坂道なので断念した小屋。

 巨大アンテナ。

 宿泊した棟の真横に展望台のようなものがあり、登ってみました。

 手すりはあるものの、密でないのでよろけたり、小さい子供だとそのまま落ちそうな造りです。



 シーギリアでも感じましたが、自己責任での上り下りです。

 テラス丸見え

















 怖かった!


その後、今回の旅行ではとうとう、海外1人早朝町歩きデビューもしてしまいました。

それだけ治安が良かったって事ですね。


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2014年パータパータなスリランカへの旅 ダイジェスト版12

2014-01-30 15:00:00 | スリランカ
標高300m、300年以上続いたシンハラ王朝の都、と3重丸な町。

キャンディは「スリランカで最もスリランカらしい町」と呼ばれています。



シンハラ王朝の最後の都があった場所で、旅行2日目に訪れたアヌラーダプラから数えると8番目

の都です。

スリランカの場合、都の場所=仏様の犬歯を祀る仏歯寺がある場所になります。

ちなみにこんなものも町にはあります。

KFC マックより多く見かけた。


AOKI キャンディ支店? お隣で靴も揃います。





そのキャンディで最初に向かったのが、何とホロスコープの先生の家。


最初、なんでこんな住宅街の細い道を行くのと思っていたら、人家の玄関横の部屋に招き入れられ、

テーブルに座って初めて、あ、ここはホロスコープの先生のご自宅なんだと理解。

今回のツアー、いつも次にどこに行くかはっきりしなくて。

特に今回は何の心構えもなくて戸惑いました。

実は前夜(大晦日)がしめきりで、名前と生年月日とうまれた時間を申告すると、多くのスリランカ

人が結婚や、子供の名付けまで頼っているホロスコープを作成してくれるというオプションがあっ

たのです。

こういうのは宝石店とセットの事が多いのですが、今回は違うようでした。

ちなみにお礼は1人3000ルピー×2人分。

日本だとたぶんこの倍はすると考え、軽い気持ちで興味半分に申し込んだのです。

でも物価10倍としたら60000円相当?

6年前に現地人価格で受けた人が1000ルピーだったから、3倍程度?

私達はてっきり、紙だけもらって後はガイドさんが日本語に翻訳してくれる程度だと思っていたので、

びっくり。

申し込んでいない先輩をお待たせして申し訳なかったです。


で、結果はと言うと、まあ日本で今まで生命保険のおばちゃんが無料で作成してくれた内容あたりと

似ていました。

私の分析結果 ( )の中は心の声です。

・けち・なまけもの (ご名答、だって25年物の服を着て、25年物のトランクも使っているし)

・でも旅行にはお金を使う (だから年末年始にスリランカに来てるんだよね)

・長生き (日本人として?スリランカ人として?パブロフも長生きだけど、私のほうがさらにとの事)

・髪が少ない (見たままですね。スパイスガーデンでヘアケア用品買いました)

ちなみにスリランカの女性は、髪が長くて当たり前で、短い髪=汚いらしい。

パブロフの内容は秘密として、

・カラスにエサをやるように

と言われて、現地で早くも実行していましたが、日本に帰ってきてから、

・どうしたら餌付けをご近所にわからないようにするか、

・どこで確実にカラスに遭遇できるのか

がわからずに途方に暮れていました。

それぞれのラッキーカラーや宝石も聞きましたよ。

たまたま既に該当するものを身につけていたので、後日、宝石店に行っても勧誘されるような事はあり

ませんでした。

先生、新年早々から不謹慎な私達のホロスコープ作成、ありがとうざいました。

 → 私達のお礼で窓ガラス交換してね。 

しかしこの模様、奥飛騨で同じ建築家さんが手がけた、2軒の旅館にあったのとそっくりで驚きました。


続いて「仏歯寺」へ。

どこのお寺の近くでもこんな風にお供えのお花を売っています。

値段は決まっていないそう。











スリランカ人無料、外国人1000ルピー・・・

 内戦当時、自爆テロがあったので、とても厳重な警備がされています。

 お参りする人は皆ここを通らなければなりません。


白い帽子の赤ちゃん。



現地の暦とは違いますが、本日は新年。

大勢の人がお参りに来ていて、なかなか前にも進めません。

たぶん、ガイドさんについて、一方通行を逆行し、少し先に出たもののまだ続く長い列を見てあきらめ、


先に博物館を見学みたいな流れでした。







↓スリランカの古い建物はよくこういう支えがしてあるのですが、こちらにも。










ここまで来て、パブロフがいきなりトイレに行きたくなる。

が、それを私に訴えられても・・・つまり私が行きたいことにせよと・・・

でも近場に適当なトイレがなく、警備をしている陸軍の方の詰所のトイレを使わせてもらう。

しかし、私達お参りなので裸足。

陸軍の人、警備なので靴使用。

 トイレ=汚い。

結局、緊急度の高いパブロフは覚悟を決めて、裸足のままトイレに。

私は引き返し、現地の方のサンダルを借りて使用。

サンダルは戻って先輩に譲りました。

なので私には今回ワースト2位、パブロフは生涯ワースト1位のトイレ(笑)

 すぐ隣で工事中。





 この後、1度仏歯寺を出て、湖畔の道をキャンディアンダンスの劇場まで歩きました。




会場に入ると、なんと最前列中央の席!

ドライバーさんが席取りをしてくれていたのです。

この劇も観光客の間では人気があります。

プログラムはコンパクトにまとめられ、ショー性もあって、楽しめました。



なんとなくベトナムの水上人形劇に近い雰囲気。

ここでは大勢の日本人観光客を見ました。

既にブログで旅行記を書かれている人がいて、旅行の前半4日はほぼ同じルートでの観光。

この日もこの劇場でご一緒だったようで、写真には最前列に座る私達3人の後ろ頭も登場しておりました。

とりあえずプログラム毎に1枚ずつ写真を。




























さて、なぜにこの衣装?







これを見るのはパリ、そしてロマンチック街道の起点の町、ビュルツブルグの橋の上以来。





















ショーが終わると、また仏歯寺に戻ります。

1日3回行われるプージャー(礼拝)に合わせて、仏歯の入れられた容器の公開があるのです。

 木にとまっているのはコウモリ?  この向こうはさっき行ったトイレだわ~。

 いい感じの日暮れ   



お寺なんですが、今回で1番南国の海辺っぽい景色でした。


このツアーは、普通は入れないその部屋に入れるのが売りで、その為にも白い服着用・お布施が1人最低

1000ルピーが条件でした。

 先ほどに続いて再び裏口入場。

いつのまにか知らない現地ガイドさんが1人増えていました。

彼は地元のガイドさんなのでしょうか?

私達は部屋のオープン少し前に着きましたが、手前の木で仕切られた狭い空間では既に大勢の地元の方

が正座して待たれていました。

それより短時間とは言え、後から来て、仏歯により近いゆったりした空間で立って待つのは気まずかった

です。

仏歯を入れた容器のある部屋を見られたのも幸いでしたが、宗教心が篤い人達に会えたのも貴重な経験

でした。


八角形のお堂 昔は留置場でした。


パブロフ、本格的なご挨拶をするも、お坊さんはケータイを見たそう。


今は図書館でヤシの葉の写本が置かれています。




その後あちこち見学して、最後に外国人専用の靴を預けている場所に向かう途中、彼はじゃあここでと

両手で握手して去って行きました。

私は右手にパブロフと2人分の靴の預り料100ルピーを握りしめていたのですが、その手をこじあけられ

お札を持っていかれる。

次はオールインクルーシブのリゾートに行きたくなりました。


先輩のホテルはキャンディ市内にあり、とても羨ましかったです。


 
今日もまたジュースをもらう。


夕食がビュッフェじゃないのも良いな~。

私達の今日のホテルは市内から車で30分離れた郊外。



キャンディ湖越しの夜景。

その国で2番目の大きさの古都。

この湖と、何だかキャンディってハノイと似た雰囲気かも。

 
修行が足りないので、お腹すきました。

次回は森の中のホテル「トゥリー・オブ・ライフ」へ。

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2014年パータパータなスリランカへの旅 ダイジェスト版11

2014-01-29 15:00:00 | スリランカ
南下する形で、交通の要所マータレーへ。

  車窓にはあいかわらずピンクハウス  巨大な仏像も
 全国展開していた変なトレードマークのガソリンスタンド。

ここでおやつタイム。

水牛の乳で作ったヨーグルトのカードを買ってもらいました。

すっぱめなので、やしの蜜のキトゥル・バニとかハニーと言われているものをかけて食べます。
 黒糖みたいな味

基本この素焼きの鉢に入っていて、鉢は使い捨て。

新鮮なものは、ひっくり返しても落ちないそうです。

鉢は小物入れにどうかと考えましたが重すぎ。


まるで日本のような田園風景が続きます。


このあたりから大木に貼られたポスターをよく見かけるようになる。

全国で見かけた大統領看板。


空港からスタートして一般の店舗、お札、街の中心部には地方政治家と一緒の巨大看板があちこちに。

写真は数ポーズの組み合わせで、すっかり顔なじみというか、愛嬌のある微笑はまるでコメディアン。

いろんな噂を聞きましたが、内戦終結後の経済成長著しいスリランカでは、三期目も確実そう。


マータレーはスパイスの産地で、スパイスガーデンの立ち寄りは定番観光。

キャンディ⇔文化三角地帯、どちらからでも通るし、寺院の観光が続いているので観光客にはいい息抜き。

意外と楽しかったという感想をよく聞いていたので、密かに期待していました。

 こちらに立ち寄り。

 ケータイ片手に忙しい日本語ガイドさんに案内され、各種スパイスの効能を聞きます。

    やがて、こんなコーナーに案内され、

髪にいい、日焼けにいい、脱毛できる、肩こりにいい、春にいい、歯磨きに、虫除けに等の

 健康関連のおすすめ製品をマッサージ付きで実演販売。

 ほとんどの男性は上半身裸でマッサージしてもらっています。

まぁ、最後には又チップが必要になるのですが・・・

 毛深い方を選んで足のスネ毛も一部脱毛。

スリランカではお坊さんが使っているそうです。

日本語に翻訳された立派な商品リスト(フィレンツェの世界最古の薬局にもあったっけ)をもらい、最後は

入口の売店へ。

スパイスもですが、その他の製品も植物由来の安心感からか、どんどん売れていました。

クレジットカードも使えます。

我が家もリストにはないサラシアという木の根っこのカップと、髪にいいという効能のボトルを購入。

しかし、購入当日には早くもボトルから中身が漏れ出し、カップも使用開始10日を待たず、水漏れ・・・

ちなみにボトルは冬の日本に帰国した時点で白く固まっていました。

こういうのは中身以前の問題なので、お持ち帰りの品は慎重に選びましょう。


売店にはアジア特有の縦型のカレンダーがありました。


銀行からもらったようで、儲かっていますね。

前年度のカレンダーですが、クリスマスと16日が赤なのは、月1度ある満月の日の休みポヤ・デーかな。

ポヤ・デーがあるので、スリランカは休みの多い国だと思います。

今回は当たりませんでしたが、この日はお酒が購入できません。



長く内戦が続いたので、以前は詳細な地図が少なく、それゆえ地図が読めない人も多いらしい。


今日のランチはこちらのレストランでビュッフェ。

一番乗りでしたが、まだ準備中でした。





 待機中。
 オープンエアな席なので、こういうナプキンの扱いは衛生面でいいかも。

 ライムソーダを注文。



         デザート   食べたのは 

 コースで確約されていたアーユルヴェーダ料理という事で、別注文の二皿。

にんじんの葉っぱとバトーラのサンボル(野菜サラダや和え物の事)

スリランカではポピュラーなパトーラ=ヘビウリ。

この国では紫色が基本のたまねぎも入っています、



私達が帰ったら、バイキングに出るのかな。

 お皿は地元に工場のあるノリタケ製。

 ガイドさんが、自分で作るタバココーナーで作ってくれたタバコ。

 このハサミが独特らしい。

旅行2日目位から、何度かガイドさんに「行きたいところに行くから」と言われていました。

それは今から考えると「だからこちらも観光や食事の内容を適宜カットするよ」という深い意味があった

のではと思います。

先輩の希望が「コーラが飲みたい」「トイレに行きたい」とかわいいものなのに対し、1月1日の朝一番

にガイドさん、ドライバーさんにお年玉として日本から持参した特製立体ポチ袋をお渡しした直後に私達

がリクエストしたのが、

・「マータレ―を通るならノリタケの工場へ寄って」

・「ヌワラエリヤで、日本のJICAが指導して作っている苺を買いたい」でした。

「ノリタケはコロンボにもあります」と言われたが「アウトレットは工場しかない」と主張。

というわけで朝のリクエストがいきなり通り、やって来ました「ノリタケショップ」





時間もないので正規店舗は素通りし、一直線に奥のアウトレットコーナーへ。

そこでは大量の商品が埃をかぶり、山積み状態。

そして商品に直接マジックで$表示が。











これって結婚前年に嫁入道具を買いに行った、夏のバーゲン時期のハロッズの食器売場と同じ(笑)。

今回は手荷物分しか買えないので、厳選しました。

自分の一番好きな柄でなく、家で日常使いできる何にでも使えそうなサイズのボウルとカップを2組購入。



 ボウルの裏の名前に切り込みが入ってました。

 スタッフさんがきれいに埃をはらい、厳重に包装してくれました。

結局、日本の半額程度で買えたような気がします。

しかしその日の夜、ノリタケの袋を見ると、一緒に入れていたスパイスガーデンの製品から液体がもれて

いて、袋や一緒に買った木製カップがべとべとでした。

しょうがなくこれらの品は翌日から車内手荷物として平行を保つように努めました。

1番心配したのは日本への持ち帰り時で、液体なので最悪トランク一面ドロドロを予想して日本から持参

のプチプチで何重にもパッキングしました。

いつも人にあげたり、最終的に処分するプチプチや果物の保護カバーが、久しぶりに役立ちました。

  このペットボトル、日本に持ち帰ると寒さで白く固まっていました。

実はちょうど10年前、予想外の事態でトランクがドロドロになった事があります。

それは夏のトルコから帰国した時。

帰宅してトランクをあけると、お土産として買った複数のせっけんが箱から飛び出て、トランク内を這い

回っていました。

どうやら飛行機を待っている時に降った大雨にトランクが濡れたのが原因のよう。

誰を怒るわけにもいかず、笑っちゃいました。

トルコは先輩が昨年お正月に旅していたので、スリランカと似て親日的、スリランカと違ってパンが美味

しいと話がはずみました。

これから世界遺産の町、古都キャンディへ向かいます。

しばらく車窓からの景色をお楽しみ下さい。













 宝くじ売り





 目に線が。



 荷台に人。









次回、予想外でしたが、キャンディではいきなり民家ご訪問。

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2014年パータパータなスリランカへの旅 ダイジェスト版10

2014-01-28 15:00:00 | スリランカ
本日の服は25年もののアンティックと言うか古着で、白いレースのひらひらワンピース。

なんと私が結婚前に着ていた服で、当時はサイズがゆるゆるだったので、旅行前に試しに着てみたら

何とか入るので採用。ウェストがゴムで良かったわ~。

しかし、1日中観光するのは恥ずかしいものがあります。

これは上着やスカーフ、アクセサリーでごまかすしかありませんな。

というわけで、昔パブロフの祖母から譲り受けた100年物のルビー(と私だけ信じている)の指輪と

やはり独身時代に買った紫色のネックレスとイヤリングを身に着ける。

どちらも重いので、肩こりや頭痛を招く恐ろしいアクセサリーだ。

ただ、家の外壁でさえ紫・ピンクが当たり前のこの国では受けるかもねと持参。

新年にふさわしい清清しく爽やかな水色のお堂


 カンダラマ湖方面へ続く細道には大きなホテルの看板が何枚も並びます。

今日も左に曲がると目的地の寺院まで数分なのに、右に曲がってダンブッラの郊外の先輩のホテルへ。

ここ3日ですっかりおなじみなった町並み。

 業者用の市場、 バスターミナル、ひげそりの巨大看板。

HONDAの店の右手にある謎の飾りは1日に数回見たけれど、何か意味があるのかな。


白いひらひらはだいたい、○○式のお知らせなんですが、今回はよく見かけました。

 果物満載のトラック。   バスを利用した建物 
 ピンクハウス。

どの街も中心地には時計塔が建っていて、時計はだいたい電光掲示板。

大きな交差点でも信号でなくイギリス式のラウンドアバウトです。


先輩をピックアップし、元来た道を戻って石窟寺院へ。

寺院は標高180m位の山上にあり、徒歩だと15分~20分かかります。

麓の台湾から寄付されたという金色の巨大仏像だけ見ると、テーマパークみたいです。


今日も学生さん達を見かけました。

引率の先生の後を女子、続いて男子が1列で進みます。




ガイドさんがわかりにくい場所にあるチケット売り場から戻ってきたので、車に乗り込んで参道ショートカット

と思っていたら、本日は地元民で大賑わいで、狭い車道でなく参道を登る事に。

え?!私、ペラペラのホテルスリッパで階段は非常に歩きにくいんですが・・・ぜぇぜぇ。

 先輩もすごい汗です。

どこの寺院でも地元民は適当に履物を置いてお参りしているが、外国人は有料で預けるという雰囲気。

「ホテルスリッパなんか、自分のカバンに入れておきます」と訴えたが、ガイドさんから預けるように指示が。

別に費用の25ルピーが惜しいわけでなく、いちいち小銭を用意するのが面倒くさい。

 やっぱり靴下を履いているのは外国人観光客とお子様だけですね。



そういうわけで寺院は初詣?の方で非常に混んでおりました。

家族連れも多く、後で自分たちでいただく持参のお供えもそれは豪華。

 衣装が素敵。 お猿が上から狙う。  山にへばりついている感じ。

石窟は1~5まであり、最初の涅槃仏のある空間は身動きとれないほどで、ガイドさんについて無理やり

入り、一瞬見ただけで戻りました。








これは第2窟にあるダンブッラ=「水の湧き出る岩」という地名の由来にもなっている、不思議な水を

集めている壺。

なぜかガイドさんはこちらの説明をスルー。

あわてて自分達だけ鑑賞と写真撮影を。

どうもこのガイドさん、初日の寺院でも有名な「恋人達の像」や「王族の像」をすっ飛ばしていたし、伝説系の

話はお好みでないのか。

かわりに仏像の時代変遷による衣装の違いについて熱心な説明を。

すいません、私にはここってあいかわらずエジプトっぽいとしか思えなくて。

その後も何度も「観光客ならお約束」の場所の説明がきちんとなくて、そういう意味で中途半端でした。

とりあえず撮影した写真並べておこう。









 これは王様。

体型的に非常に親近感あり。

写真館や結婚式の衣装店の看板を見ていると、結婚式ではこういう横幅のある衣装を着るようでした。

 左側の人は、何を運んでいるのかな。



 これはポストでもゴミ箱でもなくて、寄付金入れ。


国花のブルーロータス。この色がカラフルな家の秘密? 

帰り道、へび使いさんがいて、一瞬だけコブラを見ました。

車道から戻りましたが、坂道で路上駐車している車が多く、確かにバスや大型車は入れない状態でした。



まだまだ観光は続きます。

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2014年パータパータなスリランカへの旅 ダイジェスト版9

2014-01-27 15:00:00 | スリランカ
シーギリヤからポロンナルワまで車で約1時間半。

実は朝から密かにシーギリヤ周辺にだけあるという車の標識「オオトカゲ注意」のイラストを探しています。

結局往復で1枚だけ見つけたが、写真を撮り損ねて残念。


途中、ガイドさんが車道沿いの店で黄色いキングココナッツを買ってくれた。



ここはトウモロコシも売っていますね。

ココナツは味も効果もポカリスエット風で、現地では疲れた時に飲んだりするようです。

ただし、体を冷やすから夕方からは飲まないそうだ。

日本のイベントなんかで飲むと1000円近くしますが、現地では田舎で10~20ルピー、都会に近い露店で

30ルピー位だった。

日本円換算だとそのまま10円~30円より安いと考えて下さい。

飲み終わったら、ナタみたいなもので、中のココナッツも食べられるように切ってくれます。



 持参の割り箸でガシガシ削って、食べてみました。

現地の露店販売は、台湾やベトナムあたりと似ていて、同じ売店が何店も続く。

飾り方もだいたい同じ。

午前の観光が無事に終わったので、楽しく車窓風景を眺める。

ベネトンカラーのカラフルな家


どうしたらここまでと思えるトラックの車輪パンク。


間違ったイメージの気がする日本の看板。


しばし迷ってランチの店へ。一応、ホテルかなぁ?

スリランカでは道路沿いに「R00M」と書かれた民宿がたくさんありました。



ランチビュッフェ 安いです。

やっぱり物価は日本の10分の1位かな。で、観光客価格はだいたい10倍。

誰もいない店内、サロン姿の男性が迎えてくれました。





 テーブルの花が造花。

ちなみに宿泊ホテルは全て本物でした。そのあたりで利用した店舗のクラスを判断していました。

↓右 ドライバーさんは若くて、かっこよくて、気が利いて、親切でしたが、さすがに疲れ気味。



 今日もジュースを注文。なんかグラスが微妙。

1度にこれだけ並びます。


で、食べたのがこれだけ。


 パイナップルを食べました。  

 ココナツ、これでカレーの味がマイルドに。

以前、ココナッツが心臓に悪いという説がありましたが、そういう事はありません。

 デザートの盛り付けは、なかなかインパクトがありました。


以前、カプリ島のレストランで、このスイカバージョンが出た事がありました。

給仕をしてくれたおじさんが、注文していない水を持ってきた。

欲しかったら買えという意味らしい。

一応、2本購入。

今回の旅行のワースト3位のトイレを使わせてもらう。

同じ部屋にシャワーがあったので、ここに泊まるのは無理だと思った。

食事を終え、車に戻ろうと思ったら、さっき買ってもらったココナッツが捨ててあった。



この捨てられたココナッツの殻に水がたまり、ボウフラが蚊になって問題になっていると聞いていたが・・・

後で、スリランカは赤土なのもあり、結構埃っぽくて「みんな朝から自分の家を中心にせっせと掃除してる

けど、外に出るとポイポイものを捨ててるね」とガイドさんに話したら、苦笑いしていた。

食後気づいたのですが、今日のランチは旅程表ではエッグホッパー指定のはず?

エッグホッパーはスリランカ独特の食物で、生地を発酵させる必要があるので、前の晩に生地を作って翌朝

食べる事が多い、朝食の定番。

私達はホテルのできたてコーナーで見かけていたので、明日の朝も食べるチャンスがありますが先輩は?

そこでこっそり先輩にその事を告げる。

結局、彼が車中でガイドさんに「ホッパーって美味しいの?」と聞き、後日食べさせてもらう事になった。

このあたりから少しずつ少しずつ、ガイドさんへの不信感が募り始める。


午後の観光は10~12世紀の首都があった場所。

都に必要なのは水。

スリランカは慢性的に水不足なので、王様の仕事は巨大な人工貯水池を造る事でした。

ある王様は「スリランカに降った水は一滴残らず、すぐ海に流さない」と語っていますし、午前中に見学した

シーギリヤを造ったカーシャパ王も、父王に「隠し財産を出せ」と迫り、父王が自分が建設した貯水池に

連れて行くとそれに怒り、部下に命じて殺してしまった。

だからスリランカの地図を見ると、人工の貯水池がたくさんあります。

先輩とシーギリヤの石段が大変という話をしていて、以前彼が四国の金比羅山に登った話になりました。

実は金比羅山のある香川県にたくさんあるため池は、弘法大師がスリランカをお手本に造ったとか。

街の観光は貯水池「パラークラマ・サムドラ」からスタート。

 本日から遺跡観光ではホテルから持参した使い捨てスリッパ利用。

・石立象


以前のお札にも使われていた有名な像ですが、まだ誰か特定されていません。持っているのは本。

 あいかわらず寝ているワンコ

洗濯物はこんな感じでワイルドに干されています。

だから着る前に虫等ついていないかチェックが必要。


車で移動。

この街は見所が点在しているので、サイクリングがおすすめと聞きますが、暑さでフラフラしそう。

 遺跡の多くは、クワドラングルという城壁の中にあります。



・ワタダーゲ
1番大きな仏塔。ムーンストーンとガードストーンで有名。


ここのムーンストーンには牛がいません。

この時代、既にヒンズー教がインドから伝来し、ヒンズーの神の1つである牛が死を象徴するから

はずされた事がわかります。

  この窓の奥行きの感じ。バワ作品に活かされていますね。 

・サトゥマハル・プラサーダ


女子高生さんたちかな。12月は冬休みなので遠足?


ここでしばし雨になり、カッパ着用。

遺跡だけれど、仏教施設なので傘はさせないのです。

・ニッサンカ・マーラー王子の沐浴場



この名前の王様のおかげで、日産はどれだけスリランカで仕事がしやすいかなどど思う不謹慎な私。

ここで先輩が急遽トイレに。

 待ち時間に撮影した売店のやかん。使い込まれてます。

この国の人はあまり冷たいものは飲まない。

体調を考えてらしいが、それで歯が白いという話も聞いた。

続いて街の北にある
・ガル・ヴィハーラ

3体の大きな仏像が並んでいます

すでに寺院はなくなってしまい、仏像だけが残っています。長年土に埋もれていたので保存状態も良好。

なんとなくエジプトの立像を思い出す。














あいかわらず最高の場所で寝ているワンコ。

ここでは日本人のグループに会った。

みんな靴下、履いてる!

私達のガイドさんは信心深いのか靴下不可で、大量に持参した使い捨て用のたびソックスが全て無駄

になりそう。

ここまでで午後の観光終了。

午後4時から2時間コースで予約しているハバラナという街のアーユルヴェーダ施設に急ぎます。

車窓からの景色。

 トウモロコシ屋台

 ペルーの海岸線沿いに多かったデザインと似ています。

もちろん遅刻して到着。

診察は脈と最近した病気を申告するだけなので1人、数分。

支払い(カード使用 1人1万円ちょっと)を先に済ませ、ロッカーに貴重品を入れる。

担当の女性に連れられ、個室へ。

男女別で1室で2人使用。

どこも満室なのが幸いし、私達は夫婦2人でマッサージとシロダーラを受けられました。

暗く静かな部屋に入り、服を脱いで壁にかけます。

よく紙製品の使い捨ての下着を渡されますが、ここは自前をそのまま着用。

考えてみれば、朝からずっと観光していて、足は裸足だったし汗だらけなのになぁ。

マッサージがすすみ、下着はなんとTバック状態にされました。

シロダーラは1週間位連続してすれば直接目にしたりもできるそうですが、もちろん今回はおでこに。

目には白いシートをかぶせられましたので、詳細はわかりません。

オイルも3タイプある体質で変えるそうですが、結局自分の体質よくわからず。

このあと、バスタオルを巻いて、ハープサウナへ。

しかし、サウナコーナーもあいかわらず満室。

めがねもなくバスタオルいっちょで、敷地内の庭引き回しの刑に。

結局、先輩が先に入っていた場所に放り込まれる。

考えてみればなかなかすごい状況ですよね~。

そのあとやっぱり2人セットでシャワーコーナーに。

シロダーラの油はしばらくそのままにしておいた方がいいと聞いていたが、やっぱりベトベトのまま

数時間は辛いですもんね。

それ以前に午後3時以降はしないほうがいいとされているシロダーラしているし。

ちなみにいかにもと思う海辺でも、アーユルヴェーダをしてはいけなそうです。

受付に戻ると、既に終了していた先輩から、あそこのお茶を飲むと良いと聞き、自分で入れて飲む。

何か金額の割に優雅じゃないんですけど・・・

その後、先輩のホテルに寄り「良いお年を」と挨拶して、ホテルに戻ると、もう午後7時半。

ま「今年の汚れ、今年のうちに」落とせて良かったです。

次回は地元の方に混じって、こみこみの寺院に初詣へ。

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2014年パータパータなスリランカへの旅 ダイジェスト版8

2014-01-26 15:00:00 | スリランカ
大晦日も大忙し。

午前7時にホテルを出て、目的地に逆行する形になるけれど、7時半に先輩のホテル到着。

ほとんど信号のないスリランカで、珍しくUターンの為に道路に停車していた時、ふと、近くの家を見ると

男性が庭で水浴び中!?えーっとあれは何も着ていないのでは・・・よくてサロンいっちょですな。

驚いて凝視していたら、手を振ってくれた。

早朝から目の保養が続く?こんな景色を見ながら進むと、


遠くにシーギリアが見える場所に到着。


昨年、アサヒビールがソフトドリンクCMと偽って、シーギリアでビールパーティーのCGを放映し、

顰蹙を買ったのは有名な話。

同じビール会社でも、キリンビールの方はスリランカ産の茶葉を使った「午後の紅茶」で有名なのに。

ちなみに今回訪問して「午後の紅茶」のネーミングに感心しましたが、それは少し先のヌワラエリヤ編で。

 シーギリアを目前にしても、私の目は真後ろの大木の上に作られた小屋にくぎづけ。

これが噂に聞く「象の見張り小屋」でしょうか。


 半自動みたいなゲートを進み、

 シーギリアの入口へ。

蓮の水路 この堀には昔ワニが飼われていたと言う。


犬とサルがお出迎え。後は雉とキビ団子があれば桃太郎だ。

しかしここの助っ人はもっと高い費用が必要。

公認ガイドだが、約200mの山上まで登るのに手を引いたり、荷物を持ってくれる人達の売込みが激しい。

 ←こんな感じ。

水の庭園。


一面の緑と茶色の遺跡は、なんとなくアンコールワットを思い出します。

 水の高低差を利用した噴水。


アリの巣もたくさん。


振り返れば、登るのに苦労しそうな同士達。

石窟寺院
体力のない日本人3人の為か、早くもわずかに壁画の残る場所で休憩兼シーギリアの歴史説明。


5世紀後半、側室の子だった長男カーシャパは、父を殺し、正室の子の弟を追放して王座を奪う。

弟の復讐を恐れたのと、父殺しを後悔し、かって父が試みて挫折したこの岩山に7年かけて宮殿を築く。

その4年後、インド亡命から戻った弟の軍を見てカーシャパは自害。

新王は都を元のアヌラダープラ(前日観光)に戻し、この地を仏教僧の修行場とする。

有名な壁画のシーギリヤレディは、修行の妨げとなると削り取られ、その後の風雨で消滅した。

と思われていたが、19世紀にイギリス人が遺跡と共に発見。

 シーギリヤは何ヶ所か蜂の巣があり、危険らしい。

確かにこのあたりからも巣が見えます。


もっと上のライオンの広場には避難小屋まで。




 階段が続きます。



 昔の道?

最初の目標地点はここ。


 一方通行のらせん階段を登ります。すきまから下を見てはいけない。

 壁画の保存の為にフラッシュ禁止。






裸の女性が上流階級、服を着ているのが侍女って不思議。

 胸が描き損じ。

かっては500人近く描かれていた美女も今では18人。

王の愛人説、天女説いろいろありますが、黒人系の人もいるらしい。

  しかし世界中から今も観光で集まる美女達の鑑賞にも忙しい私でした。



美女のフレスコ画の下に位置するのがミラー・ウォール。

立ち入り禁止のロープの向こうに、霊のようにたたずむ女性が写ってますね。

ここは過去の見学者の落書きが今では貴重な資料に。









 投石器

やったー、やっと第2目標地点 宮殿入口=ライオンの入口です。


かってはライオンの顔までありましたが、今は爪しか残っていません。

ライオンのノドから入っていく構造だったようです。

シーギリヤの名前は、シンハラ語で「ライオンののど」という意味。

 ここから60度の細い階段でラストスパートです。


なんとかたどりついた山上の王宮跡。

 規模は小さいけれど、なんかマチュピチュと似ています。



 王座の下にはワンコ。

360度の緑のジャングル。




今、歩いてきた道。


トカゲ


アリ塚もあります。


もう少しゆっくりしたいのですが、日差しも強くなってきたので下山。







人が増えてきました。

シーギリヤ観光は、写真的には午後がいいそうですが、体調を考えるとやはり朝がおすすめです。



ガイドブックや他の人の旅行記を見ていると象岩とかコブラ岩とか他にも見所はあったようですが、

体力的なものか、時間の関係か省略された模様。



 おかえり~。

  

  続いて日本の支援でオープンした博物館(無料)へ。

近くにはこんな川が流れています。

他の川でも何度か夕方水浴びする人を見かけました。






どこにでもいるワンコに見送られ、午後の観光地ポロンナルワへ向かいます。

この日は曇りで比較的観光も楽でしたが、車に乗ると同時に雨が降り出しました。 

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2014年パータパータなスリランカへの旅 ダイジェスト版7

2014-01-25 15:00:00 | スリランカ
私達のスリランカ訪問時、朝は5時頃から鳥のさえずりや時には複数の宗教的

な音が流れ始め、6時半頃にはほぼ明るくなりました。

日没はたぶん6時~6時半頃。

ヘリタンス・カンダラマホテルの朝食は6時半~で、初日は7時に観光出発。

翌日も7時半出発とほとんど明るい時間にいない残念な滞在でした。

最終日の朝食前後で、チェックアウト前にあわてて明るい館内探検に出ました。

まず朝6時過ぎに部屋を出て、滞在しているシーギリアウィングを探検。

5階からスタートして階段で下の階へ。


 ここで5階にあった廊下のスタンド照明が他の階にない事に気づく。

聞いてはいましたが、階下に降りるにつれ、外の眺めは湖側はどんどん緑1色に、

崖側は木の根っこが見え始め、低層階はまるで地下世界のよう。


これは・・・ちょっと夜は怖く、昼は陰気かも・・・

 下の階にはジムもあり、廊下には卓球台や、スリランカでは一般的なボードゲーム

 「カロム」もありました。ちなみに日本だと彦根で普及。

 廊下の天井には鳥の巣もしっかり残されていました。

6時半~朝食へ。

  本日は寺院観光が2ヶ所入っている為、服装は朝から白ずくめ指定。

どう考えても朝食で汚しそうだったので、食後1度部屋に着替えに戻りました。

荷物も早めに出して、今度はすぐ上の階のシックスセンススパへ。

 名前にちなんだのか、6階にあるのがしゃれてます。


オープンエアな感じがいいですね。

 今回本物は見られなかったハリネズミ。

スリランカの料理本の食材にあったヤマアラシとは別物でしょうか?





スパの庭に出ると、空には鳥が群をなして飛んでいました。


続いてダンブッラウィングへ。

ここの廊下の床には素敵な模様が描かれています。

何だか昨年見たナスカの地上絵か、オーストラリアのアボリジニの作品とも似ています。

クジャク、蛇つかいとコブラ、象、トカゲ。




トカゲと言えばこちらの廊下で赤ちゃんゲッコーを見ました。




 バワが周辺の遺跡や寺院からヒントを得たデザインが生かされています。



結局こちらのゾーンは時間切れに。

だからここから後の写真は、私が到着日に斥候に行った時のものです。






このホテルではもっとあれもこれもしたかったし、逆に何もしなくてもきっと素晴らしい

思い出ができたと思うのですが、ほんの少しの心残りはあるものの、新しい土地、ホテル

が私達を待っているので出発だ~。


おっとその前にこちらのホテルの支払いや両替はさすがにフロント奥で部屋形式になって

おりました。

ヌワラエリヤのホテルではできなかった日本円も両替できますよ。

ビバ!日本人観光客。


次回はホテル滞在2日目午前の観光をご紹介します。

いろんな意味でこの旅行の最大の山場シーギリアへトライします。

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2014年パータパータなスリランカへの旅 ダイジェスト版6

2014-01-24 15:00:00 | スリランカ
 今回2泊滞在した部屋は、狭くも広くもなくちょうどいい大きさ。

 ドアノブ用の修理依頼カード等 わかりやすくて便利です。

トランクを広げるスペースもあり、全体的にゆったり造られていました。




部屋の位置は、隣が階段スペースだったおかげで、最上階角部屋に。

ベッドの頭側壁向こうが廊下でしたが、先の部屋は数室なので静かでした。

隣室との間にはバスルームがあったので、音の心配は皆無。

広さや音は問題なしとしても、使い勝手は微妙でした。

部屋の扉もベッドの枕側でしたし、照明が集中パネルなのはいいとして、場所が枕側で

使い辛いのです。だからこんな変な空間が・・・


 大晦日、部屋に戻るとベッドサイドにはホテルからのプレゼントが置かれ、

 ベッドはこんな素敵な感じに。



白鳥かな、コブラにも応用できそうですね。
 →  →  →   →  →  一羽解体し元に戻せず。 

夕食後はきっとベッドにダイビングだろうから、写真を撮って慎重に移動しました。

 ホテルにはこんな備品も用意されていました。

スリランカでは蚊に注意と聞いていましたが、1度も蚊は見ませんでした。

狭いのが惜しいクローゼットは、入口扉側からもバスルーム側からも扉1枚で開閉

できて便利なのですが、全扉が開いていれば、廊下から丸見えの可能性も。


 今回使い捨てのスリッパがあったのはこのホテルだけ。

他にも歯ブラシは基本どのホテルにもないので、要持参です。

バスルームは眺めや設備はいいのですが、水回りには20年の歳月を感じました。


 レインシャワー♪

ジャグジーバスのガラスの仕切りは、90年代初めにシドニーのリージェントホテル

で見て感心したのを覚えていますから、かなり古いデザインだし、楽屋タイプの照明

も目新しさは感じません。

 トイレ。

たまたまなのか、どのホテルでも足元に必ず白のマットが敷かれていました。

又、バスタオルは十分ありましたが、小さなタイプのスポーツタオル、ハンカチサイズ

のハンドタオルは今回利用した5軒のホテルでは見かけませんでした。

「おおっ」と思ったのは、部屋だけでなくテラスにもシーリングファンがついていた事。
  

こちらのホテルは、館内はもちろん、客室にまで猿が侵入するので有名。

日本だと愛媛県 滑床渓谷の森の国ホテルがそうでした。

被害にあった人の話もネットでよく見かけます。

  その対策なのか、ごみ箱は重い蓋付きでした。

部屋の扉や窓は鍵までかけていないとだめで、注意書きも貼られています。



三猿は、日本人には「見ざる 言わざる 聞かざる」でお馴染みですね。

実は世界中で「Three wise monkeys」の話はあり、解釈もさまざまだそう。

 旅行最終日、西海岸の仮面博物館で木像を見つけ、ふーんと思ってみていたら

背後からすかさず日本語で「数万円」と言われました・・・

それには答えず、プライスレスな笑顔(不気味?)で立ち去りましたけど。

テレビの下にはティーセットと冷蔵庫があり、今回の旅行中唯一でしたがロングライフの

ミルクが置かれていました。


ホテルオリジナルのノリタケ製、シンハラ文字の書かれたカップ。

これで初日はお茶を飲み、翌日分は大事に持ち帰りました。

数日後に泊まったヌワラエリヤのホテルに備え付けられていた茶葉で入れた濃いめの紅茶。

すぐ飲めなかったのですが、後でこのミルクを入れて即席のアイスティーにしました。

実はこの自家製アイスミルクティーが、今回の旅行中で1番美味しい紅茶でした。

次回はホテルのパブリックスペースを探検します。

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2014年パータパータなスリランカへの旅 ダイジェスト版5

2014-01-23 15:00:00 | スリランカ
今回はヘリタンス・カンダラマの食事をまとめてご紹介します。


昨年の旅先ペルーも観光的にかなりハードで、滞在したほとんどのホテルは簡単な

朝食は早いところは午前3時から、そして午前7時頃からフルサービスという感じ

でしたが、その点スリランカはのんびりでした。

 ←美味しいパイナップル。スリランカでは芯も食べます。

 左手前がウッドアップル 右奥にはココナツウォーター。

 火を使う数種類の料理は外のテラスにコーナーがあります。



   朝からおサル出動。

 ガラスには動物よけのふくろうの絵 

この巨大ホテルの食事時間は、朝は午前6時半~、夜は午後7時半~。

他のゲストは昼間の遺跡や寺院観光でまだぐったりしているのでしょうか?

初日の夜、私達が8時前に行くと、ラッキーにも最後の窓側の席でした。

夜景は関係ないのですが、地味な日本人、やっぱり端っこが落ち着きます。

レストランでは大勢の日本人を見かけました。

でも不思議と数人単位(中には1人とか!)で、団体客は見かけませんでした。




大晦日のガラディナーは、準備の為か午後8時半~になりました。

最近だと、ソフィテル・ルクソール、アンコール・パレスリゾート&スパ等

で大晦日のガラディナーに参加しましたが、お料理も雰囲気も今回が1番○。

初日の夕食ビュッフェでも十分満足でしたが、大晦日は150$のこの食事

付でしか泊まれませんしね。

この日は写真撮影する人も多く、たくさん写真が撮れました。





料理コーナーは充実していたし、がんばったなって感じ。

食材は特別豪華といわけではなかったような。

パンコーナー



ガラディナーのテーマは海




この氷のいるか、パーティー開始1時間後位に、音を立てて崩れていました。



今回は旅行後半まで海辺に行かないコースだったので、シーフードに期待

していたのですが、テリーヌまでこっていない練り物っぽいものも多くて。



これは美味しかった♪

魚介類なのかもしれないけれど、「寿司」「刺身」と言った日本食も多数。

 刺身コーナー

 寿司コーナー

海から遠いこの地で、新鮮な刺身の提供は、すごく贅沢な事なのかもしれません。

 あいかわらずクリスマスとニューイヤーが同居。

このあたりまでは、オードブルのコーナーにありました。

 顔怖い。

 蟹も海老も飾り

 海老の華

各国料理コーナーでの日本代表がお好み焼で、笑




この国は結構、麺、小麦好きのようで、普段のビュッフェでもパスタ料理は定番でした。

その場で作るバスタコーナー、天ぷらコーナーも魅力的だったのですが、量とカロリー

を考えてがまん。

 飾りがきれい

 かぼちゃ詰め物

スリランカでは、かぼちゃは宗教的にあまり食べないと何かで聞いていたのですが、

ここでは出ていますね。

外の焼き物コーナーでは豚の丸焼きやいろいろ焼いていました。




私はローストビーフを一切れもらい、その固さに失望。

それぞれ1世紀以上、オランダ、ポルトガル、イギリスの植民地だったから、食への

影響に興味を持っていましたが、ほとんど感じず。

とりあえず、この国では牛肉料理に期待できないとわかりました。

デザートにはスリランカではちょっと高価な位置づけのチョコレートも。





こういうカットするのって、壊さないようにドキドキするでしょうね~。

伝統菓子コーナー


ガラディナー→1月1日の朝食コーナーにそのまま移動してきた?




 客席には、ここにいていいのか?なキャラクターが登場。





街の看板やプレスクールの車によく、このネズミーランドのキャラが描かれていました。

スタッフのアトラクション、歌謡ショー、席番号での抽選と続き、ダンスタイムに突入。


この頃にはもう満腹。

食後酒のワゴンも回ってきました(有料)

それにしてもなぜスリランカのビュッフェでは、コーヒーや紅茶が別料金なの?

(宿泊費とセットの朝食ビュッフェでは、どちらもスタッフが持って来てくれました)

部屋へはいろいろ変な写真を撮りながら戻る。
 



部屋に戻ったら疲れていたのかそのまま寝てしまいました。

次に気付いたのは真夜中近くに停電した時。

電気不足のスリランカでは電気料金が高いと聞いていましたが、滞在中、瞬間的なもの

も含めて何回か停電していました。

帰国後知りましたが、この大晦日の夜の停電は全国規模だったようです。

 あわててローソクをつけ、プレーカーを調べても復帰せず、

廊下に出ると明るい?

しばらくすると部屋の電気もついて、湖の対岸で花火が上がったので新年を知りました。

 それで目が覚めたので、夜食におそばを。

寿の箸袋は翌朝のチップに再利用しました。



長くなったので部屋の紹介は次回に。

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2014年パータパータなスリランカへの旅 ダイジェスト版4

2014-01-22 15:00:00 | スリランカ
本日から連泊するホテルは、スリランカを代表する建築家ジェフリー・バワの作品。

裕福な白人系(人口比率1%のバーガー)の家に生まれた彼は、イギリスの大学を

卒業後、各地を旅し、イタリアに住んだりもしましたが、戦争等もありスリランカ

に帰国。

母国で自分の理想郷を作ろうとして、30代後半から建築家になりました。

ホテル以外にも国会議事堂、大学、寺院まで作った人ですが、オオバコが得意?

海辺の宿の多い彼の唯一の内陸部のホテルがここ、ヘリタンス・カンダラマです。



水辺という点では共通していますね。

スリランカのホテルはまだ外資系が少なく、国内チェーンががんばっています。

ここヘリタンスや、ジェットウィングなんかがそうです。

ただコロンボは外資系高級ホテルの進出ラッシュが続いていて、フォーシーズンズ

やシャングリラが建築中でした。

今回はヘリタンス・カンダラマが連泊、海辺の名作ホテルと言われるライトハウス

も泊まるチャンスのあるツアーを選択。

年末年始をこのホテルで迎えるべく、8月から3ヵ月待ちで臨みました。

環境問題で頓挫しかけたり、当初予定されていた土地ではなく、バワがヘリコプター

から見て、この地を選んだ為に手続きに2年かかった等、逸話も多いホテルは、国内

外で人気が高く、時期的に当然満室でしたが、泊まれて良かったです。

ただ昼間の観光スケジュールがタイトで、横幅約1kに及ぶ巨大ホテルを探検する時間

がなさそうに思えたので、スリランカ到着時にガイドさんに宿泊2日目の午後の観光

放棄を申し出ました。

「午後は自力でホテルに戻るから、昼間しかしていない評判のいいホテルのエステか、

予約が取れなければ、有名な元祖インフィニティプールでのんびり過ごしたい」と。

でも体調の不良等でないからか、彼の推する(ストレートに言えばキックバックがある)

土産物店や地元のアーユルヴェーダ施設に行かないと困ると思われたのでしょう、私達

の申し出は拒否されました。

そして「ホテルの土産物はトラブルが多いから買うな」「エステも高いだけだ」発言に、

到着早々からガイドさんに対する不信感が募りました。

まぁ最終的には全て当初の予定通り、観光しましたけどね。

しかし予想通り、ホテルの滞在時間は短くなり、2泊3日で明るい時間にホテルにいた

のは最終日の出発前の1時間程度。

だって毎日出発が朝7時代、戻るのは日没後だったからです。

というわけで、写真も暗いものが多く、滞在中に撮ったものがランダムに出てきます。

本当はもっとゆっくりこのホテルを鑑賞したかったのですが、まぁ短いなりに滞在は

楽しめました。

環境保護のためと聞きましたが、幹線道路からホテルに続くのは赤土のままの細い道。

フロントはオープンエアで、自然の岩がむきだし、でもなじんでますね。 



もう暗くなってからの到着でしたが、玄関には象がいて、結婚時のようでした。

ちなみに写真は狙ったわけでも加工したわけでもなく、私の腕でピンボケです。



私が「結婚式!」とうれしそうに言うと、ガイドさんが「日本人ですよ」と掃き捨てる

ように言いました。

新郎さんはスリランカの方のようでしたが・・・思わず気持ちが出ちゃったのかなぁ。

やっぱり自分の国で1番の人気ホテルで、しかも繁忙期に日本人が結婚式するのは嫌?

あちらでは持参金の制度もあるようだし、結婚式と披露宴の費用は女性持ちですから。

時間はいろいろ占いで決めるようなので、その関係でしょうか。

その日の夕食時にサリーっぽい白のウェディングドレスを着て、1人で歩いている彼女

を見かけたので、言葉はかけませんでしたが、思わず幸せを祈りました。

スリランカの事は、多くの旅人が隣国のインドよりずっと人がいいと評価していますが、

実は小さな島国だから「本音と建前」があるとそんな説も聞いていて、帰国後に考える

と、ああと思うこともありました。



さて、ガイドさんや花嫁さんの気持ちを慮ってばかりもいられないので、私達も滞在を

楽しみましょう。



フロントがあるのは5階。

向かって右手はダンブッラウィング。

こちらはシャワールームのみの部屋です。

ちなみにダンブッラ、カンダラマ、シーギリアは全部地名です。

そしてロビー、バーやレストラン、有名なプール、エステ施設なんかは全て眺めの良い

左手のシーギリアウィングにあります。

到着すると女性には蓮の花が手渡され、左手のラウンジに通されます。



ウェルカムドリンクは4種類位あり、珍しいのはこの国にしかないという「ウッドアップル」

でしょうか。

こちらは朝食にも出ていました。

岩側の内装、建築当時からか不明ですが、よーく見ると悪趣味と言うか笑えます。



 柱にコブラが巻きついてます。 

そして外の岩山の上には、噂に聞いていたカンダラマの笛吹き男さんが!




 ラウンジの先には、カンダラマ湖と一体になったプールがあります。







朝撮ったからなんだか、水の色が地味。



プールは昼間しか使えないと聞いていましたが、日没後も使えました。

それで到着日の夕食前に少しだけ、結果的にカエルと一緒に泳ぎました。

 寒かったけれど、満点の星がきれいでした。

 ちなみにプールの端は水深が深くて、歩いていけません。

一応部屋から持参しましたが、バスタオル類はスタッフが持って来てくれますよ。

  振り返るとこんな景色。 

通路に面したオープンなバー。 ここではピアノの生演奏も。

ラウンジの上はレストランになっています。



 レストランには2ヵ所の階段が通じています。写真は外側の階段。



今の時期は全館クリスマスバージョンで華やかです。


このフクロウ、バワ作品でよく使われるラキ・セナナヤキさんの作品。

お名前だけでは男女もわからず調べる・・・男性でまだご存命でした。

ちなみにこのフクロウ、写真だと木造に見えますが、金属製で表も裏も顔があります。

表も裏も同デザインで思いだすのは、リスボンの地下鉄の人物像。

こちらはどちらから見ても後姿でした。





滞在中見る度に「ミネルヴァのフクロウは夜飛び立つ」って言葉を思い出していました。

 そして有名なコーナーがここ。


いつか緑に戻るように設計されていて、築20年でこうなりました。


建物を造ってから設計図にする独特のやり方。


バワさんは身長180cm以上ある大きな人だったそうで、こちらの館内もものすごく

スケール感のある、広々とした建て方。





その分、ゲストはせっせと歩く事になるのですが、すれ違うスタッフはいつも気持ちの良い

挨拶をしてくれました。

そして数少ない女性スタッフは履いていましたが、基本裸足の男性スタッフはいつも清掃を。

繁忙期なのに廊下で会う人は少なく、特に早朝はサルの方が多かったりして。

 私達の部屋は5階の端に近い角部屋でした。

どうやら1番端がスイートのようでしたが、パブリックスペースからの距離という点では

マイナス評価する人もいるし、ワイファイなんかも届きにくいらしいです。

 やっと部屋に到着。

最終日に館内探検をしていて、この華やかな照明、5階だけだとわかりました。

そう、実は客室としてシーギリアウィングの5階は眺めも良く、グレードも高い部屋だと

帰る直前になって気づいた私達でした。

部屋に着き、荷物整理もそこそこに水着に着替えます。

もしかしたら、この旅行で1番高い買物の成田空港購入のパブロフの水着。

一昨年、気づけばいつのまにか五大陸制覇していたのですが、これからも世界を股にかけ

られますようにと願って選びました。



しかし目的地のプールが、比較的移動の少ない5階で良かった~。

ダンブッラウィングだったら、たぶんフロント越えで挫折してたと思います。

パブロフはこの水着上下にサンダル。

私は水着の上に部屋着にしているワンピースに裸足(してみたかった)で出発。

夜目・遠目を狙いプールに行くと、先客の日本人カップルがいました。

同胞よ、お互いハードスケジュールだけど、がんばろうね。

しかし夜のプールは寒く(ちなみに昼は暑いらしい)、湖は当然見えません。

ただ人も少なく、幻想的で、そしてカエルと共に泳げたり(泣)、見上げれば降るような星空

が広がっていたので、行かなくて後悔するより良かったです。

ま、15分もいなかったと思いますが、部屋に戻りシャワーを浴びて夕食へ。



ダイジェストと書きながら長くなってしまいました。

次回はお楽しみの食事をご紹介します。

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2014年パータパータなスリランカへの旅 ダイジェスト版3

2014-01-21 15:00:00 | スリランカ
スリランカ中央部の世界遺産でもある3つの街。

アヌラーダブラ、ポロンナルワ、キャンディを結んだ地域を文化三角地帯と呼びます。

ちょうどその順で都が置かれていて、本日から3泊4日でこの地域を観光します。

本日は聖地アヌラーダブラの見学。

・イスルムニヤ精舎(通称ロックテンプル)。

     
スリランカで最初に仏教が伝わった聖地 ミヒンタレーが見えます。

 菫ほど小さき人になりたかった漱石も訪れたスリランカと↓巨大な大仏


  続いてホテルでのランチ。 


 別注文の飲物は、だいたい毎回違う種類のフルーツジュース(基本100%)を。

     この辺までカレー。

スリランカカレーの特徴はいろいろありますが、食材が単品である事。

種類は、豆とチキンは必ず出ていましたが、後は魚や野菜でキャベツ、野生のなす等々。

私達日本人にはポピュラーなチキンカレーですが、スリランカでは高価なようで、チキン

が出たらそのレストランで1番高いものと考えていいようです。

 食べても謎のフライ・・・

 ビールのおつまみにもぴったりのパパダン。

定番なのか全てのランチについていました。

 ご飯、バイキングの場合、赤米もありました。

ご飯の周りにカレー他を盛って、混ぜ合わせて食べます。

だいたいここまで1度に出てきます。

盛り付けは毎回3人分。1度も完食できず。

スリランカでは残すくらい出すのがおもてなし・・・って帰国後に知りました。

 最後はフルーツかアイスが多かったです。

食後は午後の観光へ。

 街には軍隊の方の姿も多く、警察も交通警察他いくつか種類があり、

あちこちでスピード違反の取締りをしていました。

・スリー・マハー菩提樹


今や本場インド・ブッタガヤの菩提樹はもうないので、今はこの樹齢2000年の分け木

が里帰りして大事に守られています。

こちらも以前、巡礼者の水のかけすぎで枯れかけたらしい。

 強風等で落ちた葉は貴重なお守りとされ、私達の車の前面にも置かれていました。

無償ですが、この木を代々、主に動物から守っている家系もあると聞きました。

その後もですが、聖地なので入場時に男女別(ボディーチェックがあるので)の検査あり。

木陰でくつろぐ人々も多く、気持ち良さそうに微動だにせず眠る犬猫も多数。






そんな中、あわただしく観光する私達と

 食べたり、遊んだり、忙しいおサル達。





 
目があうとちょっと怖いです。

 
おら、寄付しろよ!って感じ。

 子犬はこの仏像が食べられるか興味津々。



徒歩で向かったのが巨大な
・ルワンウェリ・サーヤ大塔


炎天下の中、靴を預けてお参りします。

 この象さんの前はココナツ油を燃やすコーナー。

 塔に近づくと布をぐるぐる巻いている人達がいます。 

ガイドさんに聞くも毎日しているとしかわからず。



何か乙女なポーズのお坊さん。


 
衣装の色の違いをガイドさんに聞く。

右の方は森に住むお坊さんで、動物に目立たないような色だそうだ。


暑いのに座ってお祈りする人も。

車で移動して
・アバヤギリ大塔


 誰が住んでいるのかな。


木の上には鶏。

 
のんびりした空気が漂う。

・クイーンズ・パビリオン(ムーンストーン)


他にも
・クッタム・ポクナ(ツイン・ポンズ)

を見学後、宿泊ホテルへ向かいます。

前を走る「法定速度を守ります」と書かれた日本の中古車について爆走。

 道中、働く象を見たり、 忍者が住んでいるという山を見た。

ちなみにスリランカでは蚊取り線香の商品名に「忍者」というのがあり、1度だけ西海岸で

看板を見かけました。

車内でガイドさんから追加オプションとして、アーユルヴェーダとホロスコープの説明あり。

まずはどんなところか見せましょうといきなりハバラナという街の国営アーユルヴェーダ施設に立ち寄り。

連れて行かれたものの、当日はもう予約でいっぱいでした。

「明日受けたいか考えておいて」と言われ、それからやっとダンブッラ郊外にある先輩の宿泊ホテルへ。



ここは玄関横に小さなラウンジがあって、毎回先輩と一緒にウェルカムドリンクを

いただき、ガイドさんから今後の予定等聞いていました。

今回訪れたスリランカのホテルは、毎回ゲストでもないガイドさんや私達にも到着時

にドリンクやおしぼりをくれて歓迎してくれました。

スリランカの人件費は安い、でもインドと比べてホテル代が高いと聞くのは、この辺に秘密が?

実はガイドさんやドライバーさんの宿泊施設や、食事もホテル側で用意すると帰国後に知った。

今回のようなハイシーズンの場合はできない事もあるようだが、それで夕食時にガイドさんを見かけたり

したのか。

ちなみに観光中に立ち寄るレストランや土産物店もそうらしい。

私達外国人観光者は、観光施設の入場料も地元の人の20倍近く。

食事も最低でも数倍計算。

そんな観光客を連れてきてくれる人達の費用が無料なのも、悲しいけれど納得だ。

   
もう日も沈み始めたが、まぁ今日から連泊だから少々遅くなってもと考える。

しかし旅行中ずっとハードスケジュールで、ホテル到着はいつも日没後なのでした。

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2014年パータパータなスリランカへの旅 ダイジェスト版2

2014-01-20 15:00:00 | スリランカ
 朝起きて、テレビをつけたらお坊さんがお話されていた。

 ちなみに天気予報は広範囲。

前にも書いたが、この国はとても敬虔な仏教徒が多く、テレビも専門チャンネルがある。

私達日本人も多くが仏教徒という事でとても親日的。

これはこの国の人の優しさかもしれないが、滞在中、子供達を中心に何度も「ハロー」

と挨拶され、大人からは「日本人か?」「ブッディストか?」と聞かれた。

とにかく外国人というだけで、微笑み、手を振ってくれる状況。

日本の援助はODAの公共施設建築、例えば高速道路や空港、橋や灌漑施設と言った

「地図に残る仕事」から、JICAのいちごやコーヒー栽培、稲作の指導まで、広範囲

に渡っています。

日本はこの国に大恩があるのですが、残念ながら日本人でその事を知る人は少ない。

逆にこの国の人達はそういう事も含めて、日本の事を小さい頃から学んでくれています。

それは又別の機会に書くとして、そういう意味でも旅しやすい国でした。


さてホテルに戻リ、比較的評判のいいホテルはインド系。

 部屋にはお祈り用かこんなマットも置かれていました。

 部屋に置かれていた水。ラベルの角度がちょっと変わっています。


   出発時間の関係で、朝一番から朝食に。



滞在中の食事は朝晩は宿泊ホテルでビュッフェ。

ランチはカレー中心で、もちろん朝晩もカレーは毎回登場。

旅行客・外国人向けの味付けなのか、どこも比較的食べやすいものでした。

  朝食後はそのまま庭を散策。

 プルメリアの花。カンボジアのホテルにも咲いていたなぁ。

 ホテルのロビー 朝は何だか平凡に見えます。

日本車(たぶん中古車)に乗って出発。

やはり海辺のホテルでもうお1人、北海道から参加した私達より少し年上の男性を

ピックアップ。

旅行中、京都出身の私達は、京都の大学を卒業した彼の事を、先輩と呼んでいました。

海辺を左手に見ながら北上します。

 このあたりはカタマランヨットで漁をしています。

さて、スリランカは元イギリス連邦ですから、車も日本と同じ左側通行です。

営業用のバスや三輪のタクシーのスリーウィラーはインドのTATA製が多く、

一般の乗用車は日本製中心でした。

性能が良い証に日本語のロゴそのままで使用されています。

道路に速度制限があるのかどうかは不明ですが、とにかくどの車も飛ばしています。

反対車線からの追い越しも当たり前。

でもよく似た条件で旅したベトナムと違って事故はほとんど見ませんでした。

街角の交差点には交通安全のために仏像を中心に、あらゆる宗教の像があります。


そして夜には電飾でピカピカ。

ちなみに遅かったのはこの車の後ろの時くらい。


なんとパトカーでさえも追い越しまくりで、やがて離されてしまいました。

この時期はクリスマスの延長で、多くの手作りクリブ(馬小屋)が見られました。





  お寺もたくさんあります。

途中で、若いドライバーさんだけ車から下りて、ささっとお祈りと寄付をする事も

たびたびありました。

どの国でも宗教施設の見学は、帽子等を脱いだり服装制限がありますが、中でも

スリランカの仏教施設は厳格です。

 ・遺跡も含めて、できれば服装は肌を出さない白い服。

 ・ムーンストーンを目印に、一定のゾーンからは帽子は脱ぎます。

 ・靴もだめで、土の上でも裸足になります。

・仏像に背を向けての写真撮影も不可。

練習なのか、途中で小さな寺院に寄り、旅の安全も兼ねてお参りしました。


 お布施もお渡しします。

 スリランカのお札はカラフルで、デザインも縦に使ったりしておしゃれ。

途中、国営のホテルで休憩。

機内食でも頼みましたが、私達はジンジャービアという名の清涼飲料水を注文。

しょうが風味の強い、日本のウィルキンソンみたいな味です。

 1本って言ったのに2本持ってきた・・・多い。

パンなんかと同じで必要なだけ取れば良かったのかも。

他の店でも1度頼んでいない水を持って来たし、以前マレーシアでもデザートのフルーツ

を勝手に持ってきて、食べたら支払いというルールがあったからその延長?

 エレファント社の製品です。

ここからは内陸部に入り、国立公園内を通ります。

家の前に薪を並べているのは売っているのだろうか?



 野良牛とか野生の孔雀とか見かける。

やけに迂回する車が多いと思ったら、オオトカゲまでおりました。


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2014年パータパータなスリランカへの旅 ダイジェスト版1

2014-01-19 15:00:00 | スリランカ
昨年のペルーもイタリアも、旅行記はおろかまだ写真さえ整理しておりませんが・・・

この年末年始に旅したスリランカは、せめて写真だけでもと自分の分だけは整理。

日本からスリランカへの唯一の直行便は成田から。

今回は自分で成田まで行かなくてはならず、どうせならと2日前から出発。

 まだ紅葉が残る湯河原の温泉オーベルジュで1泊。

和食+イタリアンに舌鼓を打ち、


ゆっくり読書して、


貸切の露天風呂等の温泉でほっこり。


翌日は成田に鉄道で移動。

 駅前のホテルからの眺めは、  電車と成田山ビュー。

 そしてこちらのホテルにも大浴場が♪

 成田山の門前町には、干支の置物が並んでいます。

 まずは4日早い初詣。







 名物のウナギも誘惑ですが、

今回、成田駅前に泊まったのは、関西出身のシェフのお店へ行きたかったから。

 野菜フレンチコースを予約。



 このスノーマンのスープは私のリクエスト。

シェフのお父様とデザート担当の娘さんが、おもてなしして下さいました。

 珍しいバームクーヘンのラスクは軽いのでお持ち帰り。

 昨年末は土曜発で第1ターミナル、今年は日曜発の第2ターミナル。

この日、数時間違いで旅友達がインドに旅立っていたと帰国後に判明。

  機内のランチはかなり遅くなりそうなので、軽食。

 スリランカ航空の利用は初めて。ピーコックグリーンのサリーが鮮やかです。

 機内食でさっそくカレー登場。

約9時間のフライト。

敬虔な仏教徒の多いスリランカ。

 空港の到着ロビーから仏像がお出迎えです。

いつでも使えるご挨拶「アーユーボワン」のポーズですね。

空港から約10分のエアポート・ガーデンホテルに到着したのが午後8時半頃。

新しく作ったらしいロビーは独特の照明がおしゃれ。






   こんな風に色が変わります。

私達の部屋は旧館?というか本館?レストランやプールがあり、便利でした。




 ここもまだクリスマス。

一晩だけの宿ですが、部屋の設備に問題はありません。

3時間半の時差を考えるとそろそろ日本は真夜中。

お風呂に入って、持参の夜食を食べて、部屋に置かれていた紅茶も飲んで(食べすぎ?)

本日はここまで。

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今年のお正月はセレンディピティーの国へ行ってきました

2014-01-09 21:26:36 | スリランカ
最終日に泊まったブティックホテル。


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