goo blog サービス終了のお知らせ 

鎌倉八百ヶ谷戸

鎌倉の街はそのものが環境遺跡

善財 一 写真集

山ノ内を歩いている

2020-10-20 22:40:26 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集

八雲神社の辺りから眺めている。

木々が邪魔で見えにくいのだが、横須賀線を挟んで対面が台地区である。手の届きそうな距離にも感じられる。下は鎌倉への街道。

神社の周囲には樹木が植えられ、神が宿っているかのように大きく成長していることが多い。

何度も述べるが、鎌倉の地質は脆弱である。そのため、巨木が強い風雨を受けると地盤そのものが剥がされて崩れ落ちる。

この辺りは特に木々の周囲が露出している。


山ノ内辺りの山の上から見下ろしている

2020-10-18 17:15:59 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集

山ノ内辺りの山襞上を歩いている。

谷戸を見守るように神社が佇んでいる。八幡神社は樹々に包まれるようにして佇んでいたが、山ノ内八雲神社は切り立つ崖の上にある、といった風情。そのすぐ近くに2メートルほど高く仕立てられた台地があり、今は仮の社であろう、山ノ内稲荷神社がある。近隣の人々の信仰を得ているのであろう、社の建立が計画されているようだ。これら神社の前は急な崖で、下を横須賀線が走っている。即ち街道筋はここから見下ろす位置になる。

山ノ内稲荷神社の前からの眺め。


山ノ内の高台辺り

2020-10-15 22:19:56 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集

切岸の上は、台地域と同様、平坦に仕立てられて人家が続き、高台にまた切岸によって囲まれた空地がある。生垣で囲まれて竹林があり、雑木に蔓草が巻き付き、藪化していて見通しが悪い。草木を掻き分けて進むのは容易ではない。いずれ宅地化されるのであろうと撮影しておいたが、数年経ても手が付けられていない。入口辺りの路幅が狭く、大型の工事車両が入り難いという理由があるのかもしれない。街道を見下ろす高台で、しかも背後は山裾。切岸に囲まれた最高の立地である。

 


山ノ内 八幡神社

2020-10-13 22:21:13 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

 

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集

少し高い位置から見下ろすように、山ノ内辺りを歩いている。

円覚寺の北、横須賀線の東側は六国見山の山裾で、線路に沿って切岸が続いている。あたかも線路を通すために掘削したかのように感じられるが、古い地図を見ると、それ以前から垂直に構造された切岸の崖面があったようだ。この辺りは鎌倉に入るための主要路である。現在、切岸は家の背後に隠れて見え難いが、写真の八幡神社の階段の脇では垂直に掘削されているのがよく判る。それが北鎌倉駅近くまでずっと続いている。

八幡神社の石段の上から見下ろす

茂った木々で神社のあることが分からないのがいい

 

支谷戸の急斜面にも家が建てられている

支谷戸の奥から台と台峰の辺りを眺める