私には、かなり素を出し合える旧友がいる。
彼女らに会うと、大人のいや~な会話は一切なく、学生時代に戻って笑いあえるのだ。
そして彼女らについて特筆すべきことがあるとすれば、それぞれが個性や考えをしっかり持っており、
努力家であることかなーと思う。
さて、今回は、そのうちの一人、R子の努力具合を記してみたい。
R子は、テレビで人の揚げ足をとって笑いをとるような最近の芸人よりも、本物の芸人と言えるくらい、芸に勝っている。
中学の頃から、王道松田聖子から、体育の先生の細かいクセまで、モノマネのレパートリーが多種多様だった。
レパートリーが多いだけでなく、彼女はいわゆる”場の空気”というのを即座に察知し、
周囲からのムチャブリにもきちんと応じ、皆の期待通りの笑いをとってきた。
大人になった今もその鋭い洞察力の下生まれるモノマネと、場を裏切らない確かさから、
職場の余興や結婚式の余興に引っ張りだこのようだ。
久しぶりに会った先日も、R子は余興の練習に追われていた
沖縄の結婚披露宴は余興が豊富と言われて久しいが、最近は、DVD余興が多くなり、
な~んか物足りないのが現状・・・
しかし、そんな沖縄の結婚式余興の現状を嘆いてるのは私だけではなかったようで、
R子も生の余興を重視する派であった。
今回彼女が挑戦していたのは、R&B界のトップスター”ティナターナー”の「プラウドメアリー」。 ご存じない方はこちらを
曲の前半にあるティナのセリフ(もちろん全部英語!)を見事に覚え、一字一句漏らさず、口パクで語りかける。
そして曲後半のあの激しいダンス
ぜ~~んぶyou tubeで練習したらしい
バックダンサーに選ばれてしまったもう一人の旧友K代も、日頃は使わない筋肉を駆使し、練習に勤しんでいた。
はい、前に~
今度は、後ろに~
飛んで~
もーー乱れて、デジカメじゃおさまらない・・・
後日、K代に余興の結果報告を聞いた。
胸とお尻にタオルを入れ、ピッチピッチのスパンコール、せっかくセットした髪をも振り乱し、全力で踊りきったそうな。
そして想像以上に、会場のボルテージは上がりまくり、アンコールが2回もあったとか。。。
そこらへんのアーティストでも、アンコール2回はないよな~。
R子はタオルで膨らませた胸とお尻を振りまくり、会場狭しと踊りまくったらしい。
酒に酔った前列(会場の下座にあたる)のメンズ達を興奮させ、
チップを胸の中にたっくさん入れてもらったそうな。
R子あんた、そのチップも確定申告しなさいよーー!
それにしても、芸も努力の積み重ねだ。
R子は、沖縄の結婚式余興が忘れかけている何かを身を以て訴えているのかもしれない。
彼女は今日も、次の余興に向けスタンバイしている・・・。
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