私には比較的年の離れた弟が2人いる。
彼らは、同じ両親から同じ家庭で育ったとは思えないほど、好みも考え方もまるで違う。
一番目の弟は、安定志向でビジュアルにはこだわらない。
二番目の弟は、現実主義で車やファッションなど見た目をよく気にする。
沖縄は車社会なので、20代前後の青臭い男でも、車1台所有しているのはフツー。
我が弟どもも、それぞれの車を所有している。
一番目の弟は、母のお下がりの軽自動車。CDとテープしか聞けないオーディオだが
特に不便していない様子。車を擦っても修理屋さんへ持ち込むことはせず、
メイクマン(沖縄で有名なホームセンター)で購入した簡単な塗装インクで応急処置して終わり。
二番目の弟は、”新車以外は車と言わない”と豪語し、新車を購入。さらに内装にもこだわり、
スピーカーもボンボン響くようなうるさい車。室内にはシックな色のカーテン(?)など付けて、
見るからに”オレ、車好き”って感じ。
そんな弟どもも、学生生活は今年で最後となった。
大学生の弟は、公務員志望。
専門学生の弟は、本土には行きたくないのに、県内で給与の高い仕事を志望という
なんとも現実知らずな希望を持っている。
その専門学校生の弟が最近、企業をいくつか訪問したらしい。
フツーの学生は、企業理念や職場の雰囲気、給与・福利などを含めて社員から聞いたお話
などが、志望の判断基準になるだろう。
しかし、我が弟が企業訪問時にチェックするところは、
社員の駐車場らしい。
軽自動車が大部分だったら、そこの社員はそれだけの収入であり、
3ナンバーが多い会社なら、それくらいの給与を貰えている会社であると判断するらしい。
「浅はかな・・・」と鼻で笑い飛ばそうとしたが、ん、待てよ。
案外、理にかなっているかも・・・と頭で思ってしまった私。
だって、公務員系の人たち(ここでは県、国レベル)の駐車場って比較的いいお車とまっているよなー。
病院のような医療関係の駐車場でもいいお車とまっているよなー。
そーいや、この前通った歯医者さんの前にもいいお車停っていたぜ。きっと開業医の車だよ。
ほら、やっぱり、我が弟のチェック方法はあながち間違っていないかも!
かくして、彼は志望の会社を探して、就職活動を真面目に頑張っているらしい。
だが気がかりなのは、彼が入社面接時に、
「御社の駐車場には3ナンバーが多く並んでいます。僕もあれくらい稼ぎたいですっ!」などと
言わないか・・・だ。
怖るべし、この平成っ子の合理主義!!
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