息子がまだいない頃、夫と地元の安いツアーで、上海旅行に行ったときのこと。
3泊4日で1人3万ちょいだったから、毎日、不味い中華レストランや押し売りのすごい土産物屋を廻った記憶しかない。
中国の土産物屋の売り子たちは、本当、みなさん必死で日本語を操り、
日本人観光客のサイフを強引にでも開けさせてやるって勢いで、見ていて、漢民族のたくましさを再認識させられた。
特に、私ら若者よりも、中年の、特にオッサンが狙われやすい。
一緒のツアーに参加していたオッサンの4名グループも、店に入るなり、若い女性売り子に捕まっていた。
「いらっしゃいませ、お客さま、ここでしか買えない。安いですよ、見て」
中国人売り子が、敬語かタメ口か分からない日本語で巧みに迫ってきた。
それに対して、沖縄のオッサングループは
「いーいいー、ぬーん買ーらん。銭無ぇーん (いやいや、何も買わない。お金ないよ)」と抵抗。
中国人に沖縄方言で答えてるーーー(#^.^#)
ウケる~。オッサン頑張れーー。私は、オッサングループを心の中で応援した。
もちろん、聞いたことない日本語に一瞬固まった中国人。
でも、こんな事で、ひるまないのが中国人。
またまた日本語で応対する。
「お客さま、これ見て。安くするよー」と。
うちなーオッサンも負けていない。
「買ーらんってばよ!(買わないんだって!)」
すると、中国人の売り子が言ってきた。
「みなさんが話す日本語、分からない。。。ソレハ、日本語デスカ?」と。
すると、うちなーオッサングループが優しく答えた。
「うちなーぐちは日本語ジャナイヨー」と。
うちなーオッサンもやればできるじゃないかっ!!!
その調子で、中国人売り子のゴリ押しを阻止せよーーー!!!
私は、心の中で、そう願いながら、聞き耳をたてながら、私自身も店内をウロウロしていた。
しかし、暫くして、私がそのオッサングループの所に戻ってくると、
一人のオッサンが、指輪を買わされていたーーー。
結局、中国売り子の思惑通りか・・・。
しかもそのオッサン、三万円の指輪を一万円にまけてもらったと大喜び。
私はオッサンに聞いてみた。奥さん喜ぶでしょうねと。
するとオッサンは答えた。
「オジサンは結婚していないよー。飲み屋のネーネーにあげるんだよー」と。
オッサーーーーン!!!
さっきまで、うちなー代表のヒーローに見えていたオッサンが、ただのオッサンに戻った瞬間だった。。。
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