ターボ・モーターの"そんなボクです..."

ギターを弾いて歌う...そしてボクはロックンロールを今日も転がす。
ターボ・モーターの気まぐれダイアリー

彼らは、ビートの王様さ。

2006年01月23日 | Weblog
数日前から聴いてる...ザ・ストライクス。
89年にリリースされたメジャー第2弾!っていうかメジャー最後のアルバム...
みんな決まってこう言うョ。「いや~10年早かったネ。」ってさ。まぁ、ほぼ同感やけど。

当時は世はまさに空前のバンドブーム。「ビートパンク」なんつって、タテノリでレスポールにマーシャルのドンシャリサウンド、わかりやす~いポップなメロディに、世の中に対するチョットした不満を叫び、矛盾を叫び、その世の中を生き抜いていく覚悟を歌う。ラバーソウルにツンツンに立てた髪...いや、具体的に「どのバンド」って言うワケとちゃうけど、まさにそういうのがあの当時のスタンダードって感じやったな~(バブルも絶頂やったんやで!ホンマに。)

そんな中にあってこのストライクスときたら、初期のビートルズみたいな、ロックン・ロールやらマージービートやらをガンガン、プレイするんだから!おまけにオリジナルまで!しかも歌詞の内容はほとんどがホンマにシンプルなラブ・ソング!メッセージ性も感じナイ!当時の雑誌のインタビューでこう言ってたで。「メッセージ性のない所がメッセージなんです。」って。こういう事をサラっと言ってのけるクールさを持ったバンドってホンマにいてなかったんとちゃうかな~

CDの横帯に書かれたキャッチコピーが何ともヨカッタね~
1st「VOX&BEAT」”反・ビートパンク宣言!”(コレがクールかって言われたら、まぁビミョーやけど...)
2nd 「THE KING OF THE BEAT」”俺達、ビートの王様さ。”(1stと同様...)

当時、ガレージなんて言葉はごく一部の間でしか使ってなかった。ミッシェル・ガン・エレファントなんかまだまだ出てこなかったし...(でもミッシェルのメンバーってストライクスの事、かなり好きらしいッスよ)ってやや知ったかぶり気味な僕だってCD聴いて喜んでるのが関の山やったんやけどなっ。

メジャーデビュー前にミントサウンドからリリースされた2作のアルバム。
メジャー契約終了後にUKPから発表された事実上最後のアルバム。
この3枚の方がいろんな意味でストライクスらしいサウンドで好きやけどナ。

このアルバムの最後の曲「エヴリデイ」。ジーンとくるョ...
「No no no no...うれしくもないのに 空は晴れているよ」