ターボ・モーターの"そんなボクです..."

ギターを弾いて歌う...そしてボクはロックンロールを今日も転がす。
ターボ・モーターの気まぐれダイアリー

バナナフィッシュをもう一度。

2008年04月18日 | Weblog
雨よく降るネ。
ソレとは無関係なんやけど、「竜馬がゆく」の続きを買いに行けず...
で、家に昔読んで置いてあったJ.Dサリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」を読むことに。

短編集やからネ。読みやすいことは読みやすいんやけど。
この表現力...しかもモチロン本編は英語やからネ。
日本語で読むには当然、訳した人の印象やら解釈が入ってるからサ。
もうそれは、英語が分からんかぎり仕方おまへんか?

冒頭の「バナナフィッシュにうってつけの日」とか「エズミに捧ぐ」が好きやな。
一番好きなのは「笑い男」やけどなっ。

昔、この本を買ってバイト先で読んでたら、そこの会社の社長の息子さんがたまたま来てて、「おっ、ナインストーリーズ読んでんの?」って聞かれてネ。
「はい。」言うたら、息子さん「この本、思い出の本やねん~」って言いながら遠い目になってました。

何でも中学か高校時代に好きな女のコから薦められたらしいョ。
「バナナフィッシュ、よう読んだんや~」って懐かしそうに言われるんで、貸してあげました。
息子さん、すごくいい人でね。優しい感じの。今のボクくらいの年やったんかな?
レッド・ツェッペリンとかマイルス・デイビスなんかも好きやねん~って気さくに話してくれました。

もちろん、後日「やっぱよかったわ~」って言いながら返してくれて、今でもこの本はボクの部屋の本棚にあるんやけど。

今でも、この本を読む度に、その社長の息子さんを思い出します...
当時、息子さんは、その時好きやった女のコを思い出して、本を読んだそうです。
そうでなのです。みんなの心の中でしっかりとバナナフィッシュは泳いでいるのです。

お元気でしょうか?
ボクは元気です!

20歳の時以来、「ライ麦畑でつかまえて」も読んでみたいけど...
やっぱ、どこにいってしまったのか、サッパリ分かりません。

コイツもまた買いに行かなアカンのか!