ぼけぼけ

いつかこの景色を思い出して、君は泣いてしまうかもしれない

富士登山記 その3

2012年08月01日 | 日記

山小屋の夜は早い。

夕食を6時に食べて、荷物の整理をしてしまえば、、もう何~もすることはありません。

そもそも、平屋を3層に分けた棚上に一人分スペースはシェラフ1枚分のみ。

電気も無いし、体もクタクタにつかれているので、あっという間に夢の中へ・・・ 

 ところが、こんな時間に寝てしまっても、体は「この眠りはうたた寝」と認識し

2時間きっかりでぱっちり目が覚めてしまいました

その後、浅い眠りを繰り返し翌朝(?)1時起床。

 

身支度を整え外に出るとそこは

人・ひと・ヒト・・・

吉田口登山道との合流地点となるここは、

富士山頂で御来光を見たい人の8割が集まる場所。

その人たちが2列縦隊で、7合目あたりから頂上まで大渋滞を作っているのでした。

大方の人がヘッドランプを着けているので

その風景たるや、地獄へ向かう亡者の群れ、はたまた怪しい宗教団体の集会か。

ま、自分もその中に加わるわけですが、とにかく人混みがすごくて、

頂上までずっと数歩づつ歩いては止まるの繰り返しでした。

 

ばあちゃんは8合目でリタイア宣言をしていたので、

1時半に本8合目を出発して、頂上に着いたのは4時。

御来光は4時45分ごろ拝むことが出来ました。

当然ですが、頂上、そして下山道も大混雑!

とはいえ、下りるのは超ハイスピード。あっという間に宿へ到着しました。

そして山小屋のお弁当をお腹に入れ、7時に本8合目を後にしました。

「お昼はふもとで食べよう」

などと余裕をかましていたのは、今考えると笑っちゃうほど無謀な発言でした。

登り以上に苦しい状況になるとは、この時全く考えていないうーたん一行でした。

 


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