山小屋の夜は早い。
夕食を6時に食べて、荷物の整理をしてしまえば、、もう何~もすることはありません。
そもそも、平屋を3層に分けた棚上に一人分スペースはシェラフ1枚分のみ。
電気も無いし、体もクタクタにつかれているので、あっという間に夢の中へ・・・
ところが、こんな時間に寝てしまっても、体は「この眠りはうたた寝」と認識し
2時間きっかりでぱっちり目が覚めてしまいました
その後、浅い眠りを繰り返し翌朝(?)1時起床。
身支度を整え外に出るとそこは
人・ひと・ヒト・・・
吉田口登山道との合流地点となるここは、
富士山頂で御来光を見たい人の8割が集まる場所。
その人たちが2列縦隊で、7合目あたりから頂上まで大渋滞を作っているのでした。
大方の人がヘッドランプを着けているので
その風景たるや、地獄へ向かう亡者の群れ、はたまた怪しい宗教団体の集会か。
ま、自分もその中に加わるわけですが、とにかく人混みがすごくて、
頂上までずっと数歩づつ歩いては止まるの繰り返しでした。
ばあちゃんは8合目でリタイア宣言をしていたので、
1時半に本8合目を出発して、頂上に着いたのは4時。
御来光は4時45分ごろ拝むことが出来ました。
当然ですが、頂上、そして下山道も大混雑!
とはいえ、下りるのは超ハイスピード。あっという間に宿へ到着しました。
そして山小屋のお弁当をお腹に入れ、7時に本8合目を後にしました。
「お昼はふもとで食べよう」
などと余裕をかましていたのは、今考えると笑っちゃうほど無謀な発言でした。
登り以上に苦しい状況になるとは、この時全く考えていないうーたん一行でした。
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